【ちょっとしたお話】 予防・ケア
今回は前回に続き、ワンちゃん・ネコちゃんの食事管理【後編】をお話しさせていただきます(*^^*)
③オヤツのカロリーを考えよう!
ついつい「ちょっとだけだから…」と思って与えてしまうおやつ。
意外とワンちゃん・ネコちゃんにとっては高カロリーな場合もあります。
1日の必要カロリー量を把握し、おやつを与えるようにしましょう。
④本当に食べ物を欲しがっているの?
特にワンちゃんの場合、食事を与えると与えただけ食べる傾向があるため、飼い主様からすると一見食事が足りないように見えてしまうかもしれません。
しかしこれは犬の祖先であるオオカミが群れで生活していた時代の習性の名残と言われています。
オオカミの群れの社会では、群れのリーダーが先に餌を食べ、リーダー以外はそのあといっせいに食べるため、『食べられる時に食べられるだけ』食べようとするのです。
ワンちゃん・ネコちゃんを満足させる手段は食べ物だけではありません。
何か物足りなさそうと感じるときは、お散歩や遊びなどでコミュニケーションをとって満足させてあげましょう。
食事のしつけやこまめな体重チェックは、習慣化してしまえば難しい事ではありませんし、定期的に体重を量るだけでも健康管理に役立ちます。
ワンちゃん・ネコちゃんがより長く健康で楽しく過ごすためにも、できることから少しずつはじめてみましょう☆
参考文献 ロイヤルカナン ベッツプランニュース
文責 看護士 鳥居
いまや日本のワンちゃん・ネコちゃんの3頭に1頭が“肥満”または“太り気味”と言われ、年々増加傾向にあります。
“肥満”は一般的に健康にとってよくないことであると認識され、様々な病気のリスクを高めたり、病気を悪化させる要因とされています。
今回は、ワンちゃん・ネコちゃんの体重管理【前編】をお話します☆
①毎日の食事量をしっかり決め、その量を守るよう意識する
ワンちゃん・ネコちゃんにはそれぞれに適切な給与量を把握して与えることが大切です。
ごほうびやしつけとしておやつを与える際も、容器などに1日分を小分けにし与え過ぎないようにしましょう。
②“犬や猫は思ったよりも小さい”ということを意識する
ワンちゃん・ネコちゃんがより身近な存在になっている昨今、ついつい何でもヒトと同じように考えてしまいがちです。
例えば、5kgのワンちゃんが5.5kgになっても「たった0.5kg」と、特に気にならないかもしれません。
しかし体重は10%増えており、50kgのヒトが55kgになったことと同じなのです。
「○○kg増えた、減った」と考えるより、「○○%増えた、減った」と考えてみましょう。
次回、後編に続きます。お楽しみに(*^^*)
参考文献 ロイヤルカナン ベッツプランニュース
文責 看護士 鳥居
食べられないはずのものをうっかり食べてしまう ”誤食”の症例は、ときどきあります。
その様な時はレントゲン写真を撮らせて頂き、異物のサイズ、場所、危険性などを検討し、どのような治療が必要なのかを考える必要があります。
例えば針や骨のかけらなど鋭くとがったものは、たとえ胃の中にあったとしても催吐処置(吐き戻してもらうための処置)にはリスクが伴います。
また、サイズの大きな異物やひも状の異物で消化管が詰まったりねじれたりしてしまっていたら、全身の状態を見つつなるべく早く手術を検討していかなければなりません。
ところで異物の中にはレントゲン写真では確認が難しいものもあります。
そこで当院では飼い主様へのご説明の際に使う、サンプル用のレントゲン写真を撮ってみました。
ちょっと画面では見えにくいかもしれませんが、下の写真、何と何が写っていると思いますか?
撮影したものは全てご家庭にあって間違って飲み込んでしまいやすいものです。
答え:
1 ボタン 2 安全ピン 3 針
4 ヘアピン 5 ピアス 6 塗り薬・目薬の入れ物
7 石
ピアスや針はとても細い部分でもしっかりと写っていますが、ボタンはよく見ないと分からないくらいです。
また、塗り薬のチューブは新品のままの部分に比べて指で押した後の部分は黒く見えにくくなっています。
(この写真はもちろん説明用として撮影したものですので、体の中のものではありません。
生き物の体(筋肉、内臓、骨など)も全てレントゲンに写ってきますので、体内に飲み込まれた異物は当然それらと重なって映り、見えにくいものの確認は更に難しくなります。)
体内に誤食したものが残っている可能性が確実に否定できない場合は腸管のガス像をチェックしたりバリウム撮影などをしていきます。
これは上記写真の1,6のようにレントゲンに写りにくいものの際はより大切な診断法になります。
うっかり食べてしまった異物で、時には手術や入院が必要になったり、命に関わる重篤な状態に陥ることもあります。特に成長期のいたずら盛りのペットのいるご家庭では、知らない間に異物を飲み込んでしまうことの無いように、充分にご注意くださいね。
文章担当: 獣医師 水出
☆かさ増し寒天ダイエット☆
こんにちは、西尾です(^^)
今日はうちのおデブさん(笑) 桃太郎君が頑張っている『寒天ダイエット』を紹介します♪
【材料】
1、寒天…約5g (ゼラチンはカロリーが高いので使用しないでください。)
2、トッピング用野菜(キャベツ、ニンジン、白菜など)…適量
3、風味づけ用鰹だし又は昆布だし…100cc(アミノ酸効果で美味しさUP!!)
(↑↑一晩水に漬けておいたものでOK!!取り出した鰹節や昆布は刻んでトッピングに混ぜて使うことが出来ます♪)
4、お水…400cc
【作り方】
1、野菜、水(400cc)を5分ほど煮込む。
2、だし汁(100cc)を投入する。
3、沸騰したら、寒天を投入する。
★POINT★
寒天は沸騰させないと固まらないので、一度しっかりと沸騰させてくださいね(^^)!!
4、耐熱容器に入れて少し冷ましてから冷蔵庫で冷やしてください。固まったら完成です!!
※普段のご飯を何割か削り、今回作った寒天を一口サイズに切ったものを混ぜて与えて下さい。(削る量はかかりつけの獣医師にご相談ください。寒天の過剰摂取は栄養障害をおこす恐れがあるので注意が必要です。)
※寒天には食物繊維が豊富に含まれています。
しかも、ノンカロリーで水分を含むと膨れるため、少量食べただけで満腹感を得ることが出来ます(^^)
寒天は腸の中で水分を含み、腸を刺激するので便秘の解消にも役立ちます。普段食べているおやつの代わりに与えて頂くだけでもカロリーを減らすことが出来るので効果が期待出来るそうですよ!!
【注意点】
● ご飯の量を減らし、その分不足してしまう満腹感をノンカロリーの寒天で補うのであり寒天を食べさせていれば減量できるわけではありません。適度な運動も心掛けましょう。
● ご飯の種類や減らし方はそれぞれのわんちゃんによって違います。ダイエットを実行する際は獣医師とよく相談して行ってください。
● 寒天に含まれる食物繊維は脂肪や糖質の吸収を阻害してくれます。ただし、体に必要な栄養素の吸収まで阻害してしまい、貧血等になってしまう事があるので過剰摂取には注意が必要です。
● 寒天を過剰摂取すると下痢を起こしてしまう場合があります。その際は寒天の摂取を止め、すみやかに獣医師と相談してください。
桃太郎くん、ダイエット開始から約二週間。400g減りました!(^^)!
文責 看護士 西尾
【お鍋の季節♪】
皆さん、こんにちは(^^)
今年もまた、寒い冬がやってきましたね。
この時期特に食べたくなるのが暖かいお鍋♪♪♪
家族団欒、皆で囲んで食べるお鍋は最高に美味しいごちそうです。
さて、そんなお鍋の定番食材で愛犬たちが食べてはいけない物、または少量なら食べても良いものを今回はご紹介したいと思います。
【1】しいたけ…加熱すればOK!
水分補給の目的で少量ならOK。
水分が多いので、少量を与えるのは問題ない。ただし、食物繊維が多いので与え過ぎには注意。与える際は石づきを取り除き加熱しましょう。
【2】手羽元…加熱すればOK!
与えるなら肉だけを少量。
ワンちゃんは好みますが、脂肪が多く与え過ぎは肥満のもと;;
骨はノドに刺さると危険なので、取り除いてから与えましょう。
【3】えのき…加熱すればOK!
与えるなら刻んで少量。
長細い形状なので、消化されずにそのまま便となって出てくることが多い。
【4】白菜…加熱すればOK!
葉の部分にビタミンCを含みます。
生よりもサッと湯がいた方が消化を助けます。
【5】豆腐…加熱しても生でもOK!
大豆アレルギーが無ければ与えてもOK。
ただし、豆腐にはニガリが含まれているため継続的に大量に与えると尿石症のリスクに。
【6】しらたき…加熱すればOK!
加熱して小さく切ったものを与える分には問題ありません。
ただ、食物繊維が多いため、与え過ぎは軟便や下痢の原因に;;
【7】春菊…加熱すればOK!
β-カロテンなどの栄養素が豊富ですが、独特の香りがあるため、好まないワンちゃんも;;
少量なら与えても大丈夫ですが、加熱して刻んで与えた方が安心。
【8】かき(ほたて、カニ、エビ、イカ、タコ)…命に関わる場合も!与えないで(>_<)
普段食べなれない食材を与えると、胃や腸などの消化器が不調になり、
下痢や嘔吐などを起こすことがあります。
また、生のイカやタコ、エビなどの甲殻類に含まれているチアミナーゼという酵素は、体内のビタミンBを壊してしまう働きを持っています。
ビタミンBが不足し、欠乏症になってしまうと倦怠感や四肢に力が入らなくなり腰が抜けたような歩き方をするようになることがあります。
これらは加熱することでチアミナーゼが分解されるので与えても大丈夫ですが、大量に与えない方が良いでしょう。
また、スルメなどの干物に関しても塩分の高さ・お腹の中で水分を吸収し何倍にもなってしまい腸に詰まる可能性があるのでやはり与えない方が良いでしょう。
【注意】
ただし、今回ご紹介したお鍋の中にネギ類が入っていた場合、中毒症状を起こす可能性がありますので、たとえ与えて良い具材であってもすべて食べさせないでください。下痢や嘔吐を引き起こすほか、死に至るケースもあります。
その他、スープに味が付いている場合も中の食材は与えないでください。スープに味が付いている鍋で煮込んだ具材は、塩分濃度が高く、ワンちゃんに与えると健康を害することがあります。与えて良い具材であっても与えないでくださいね。
※加熱…焼く、蒸す、ゆでるの意
文責:看護士 西尾
暦の上では立秋を過ぎましたが、まだまだ暑さが和らぎませんね。
この時期のお散歩は暑くてワンちゃんも飼い主さんも大変…
しかし、工夫次第で快適に過ごすことができます。
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<夏のお散歩・持ち物チェック!>
□ウンチ袋
これは季節を問わず必ず持ちましょう!排泄物の放置は感染症の原因にもなります。
□飲み水
お散歩中もこまめな水分補給を心がけましょう。
長距離のお散歩をする子、体をたくさん動かす子には2倍くらいに薄めたスポーツドリンクを持っておくと
より効率良く水分補給が出来ます。
(そのまま飲ませると糖分を摂りすぎてしまいます!必ず薄めて飲ませてあげましょう。
人間の赤ちゃん用のものを利用しても良いでしょう。
最近ではワンちゃん用のものがペットショップさん等で販売されています。)
□保冷剤
大きめのハンカチやバンダナに巻いて、ワンちゃんの首に巻いてあげることで体温の上昇を抑えます。
予備で2~3個持っておくと熱中症になった時、応急処置として体を冷やすことができます。
この他にもワンちゃん用の涼感グッズがたくさんあります。
昨年度のちょっとしたお話「暑い日にはご注意を!」にもいくつか掲載されていますので
参照してみてください^^
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<夏のお散歩のポイント>
★水分補給をこまめにする
★体を冷やす工夫をする
★涼しい時間帯を選んで散歩をする
早朝5:00~6:00頃の日が昇り切る前か、夜21時以降で完全に日が落ちてから時間が経った後などが
理想です。
お散歩の前にはアスファルトを手で触ってみて、熱くないか必ず確認しましょう。
★お散歩コースを変える
アスファルトの上ばかりのお散歩は、道はゆるやかですが地面からの熱が反射し、足元から暑くなってしまいます。
暑い日はコースを変えてみるのも方法です。
ペット立ち入りOKの公園や、芝生のある広場、設備の整ったドッグランなどを有効活用しても
良いでしょう。
最近ではワンちゃんも利用できる海水浴場やプールもあるそうですよ♪
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夏場の「お散歩」毎日大変ですよね(^ω^;)
お散歩はただ排泄をするだけの行為ではなく、ワンちゃんとのコミュニケーションになります。
飼い主様にとっても運動不足の解消になったり、近隣の方との交流を深めることが出来たりとメリットが豊富です。
しかし、暑すぎるのはワンちゃんにも人間にも同じように体に良い影響を及ぼしません。
ちょっとした工夫で、無理なく楽しく快適に残暑をお過ごしください。
担当 看護士 山下
ご自宅でお薬を飲ませるとき、うまく飲んでくれずに困ったことはありませんか?
どの動物さんでも、処方された薬をしっかり飲むことはとても重要です。
この為にはなるべくストレスをかけない投薬法がカギになってきます。
今回は「錠剤の飲ませ方」についてのワンポイントアドバイスです。
☆ お口を開けさせてくれる子向け
① やや上を向かせた状態でお口を開けてもらい、喉の奥(舌の付け根付近)に錠剤を入れてあげます。
上と下の歯の間に指で唇を押し込んでいくようにすると開けてくれることが多いですよ。
左右どちらかにずれると飲み込まずに後で吐き出すことがあるので、なるべく真ん中を狙うといいでしょう。
② そのまま口全体を抑え、しばらく優しく声をかけたり喉をさすったりしてあげます。
飲み込んだ様子(喉がゴクッと動く、舌なめずりなど)が見られたら手を放し、様子をよく見ましょう。
上手に口の中にためておいて吐き出す子もいるので、きちんと飲めたかしっかり確認してくださいね。
※ よだれでお薬表面の成分が溶け出し、苦みを感じやすくなります。
なるべく短時間・一回で済ませてあげましょう。
☆ お口を開けさせてくれない子向け
① 一口大のお団子を3つ用意します。
お団子の材料は何でもよいのですが、チーズ、パンなどがお勧めです。
長期間お薬を飲み続ける場合、塩分・糖分などの過剰摂取に注意してください。
何を使えばよいか、病院でご確認いただくとさらに良いと思います。
●お団子1・・・・・何も入っていないもの…味見用
●お団子2・・・・・薬を包んだもの=本番用 (薬の種類が多い場合は個数を増やす)
●お団子3・・・・・何も入っていないもの
この3つのお団子を順番に与えていきます。
食欲が旺盛な子はお団子一つだけでももちろんかまいません。
② 一つ目のお団子を与えます。
珍しい食べ物に対する警戒心を解いてもらい、お団子を”よいもの”として認識してもらいます。
③ 2つ目のお団子=投薬用を3つ目のお団子を見せながら与えます。
これにより、次のお団子をもらおうとして2つ目のお団子はあまり味わわずに飲み込んでくれます。
☆ ワンポイントメモ
猫ちゃんはワンちゃんよりも味・触感に対するこだわりが強く、その分投薬が難しいかもしれません。
場合によっては、薬の袋を見ただけでもよだれを泡のように出し始める子がいます。
どうしてもうまく飲んでくれない場合にはお気軽にご相談ください。
その子にあった方法を一緒に考えていきましょう。
薬によっては剤型や薬の種類を切り替えることも可能です。
ご希望の剤型(粉薬、錠剤、シロップなど)があったらぜひスタッフにお伝えください。
獣医師 水出
だんだん暑い日が続くようになってきましたね。
夏と言えば、アウトドア、BBQ、海など楽しい事がたくさんありますが・・・
ワンちゃん・ネコちゃんにとっては病気になりやすい季節でもあります。
大々的に上げられるのが熱中症・夏バテです。
今回はワンちゃんの夏バテになりやすいチェックをご紹介させていただきます。
是非やってみてください(^^)/
●愛犬のタイプ●
□短頭種(ブルドッグ・フレンチブルドッグ・ブルテリア・キャバリア・チン・パグなど)
あまたは寒冷地原産(ハスキー・グレートピレニーズ・セントバーナード・サモエドなど)
のワンちゃん
□仔犬または高齢犬
□肥満気味
□持病があるワンちゃん
●生活環境●
□日当たりの良い場所に寝床がある●●●●●●●●あああああ
□日当たりの良い場所に飲み水がある●●●●●ああああああ
□年中閉め切った部屋でお留守番をしているああああああ
□年中エアコンがきいた室内で生活しているああああああ●
(体が暑さになれていない)ああああああああああああああ
□お水の交換は1日に1回以下ああああああああああ
あああああああああああ●お散歩・お出かけ●
あああ□夏場、お買い物や旅行にワンちゃんを
ああああ連れて行くことが多い
あああ□夏場のお散歩は日中に行くことが多い
あああ□夏場のお散歩コースは草の生えていない
ああああアスファルト・砂・土の上が多い
あああ□普段からお散歩中リードを引っ張ることが多い
チェックは以上で終わりです。
いくつあてはまりましたか??
1個でもチェックがついたら気を付けて下さいね(*´ェ`*)
☆夏バテ予防のポイント☆
●ご飯と運動を管理して適正体重をキープする
●ワンちゃんが自由に涼めるグッツをおいてみる
●寝床とお水は日陰で風通しの良いところへおく
●飲み水は1日2回以上変えてあげ、新鮮なお水を常に
阿飲めるようにしておく
●暑そうな呼吸をしていたら、氷や冷水をあげる
●エアコンの設定温度は除湿モードで24℃~27℃
●お散歩は朝日の出前夕方は気温が下がり地面の温度が
下がってから行きましょう。
●お散歩時にはお水を持って休憩をしながら、
日陰を歩いてあげましょう。
●キャリーバックでお出かけの際はバックの中に熱がこもって
しまうので、こまめに休憩をとりましょう
●ワンちゃんを無理にお出かけに連れて行かないようにしましょう。
☆いくつか熱中症関連のページもご紹介させていただきます☆
熱中症にならないために…・夏の暑さ対策・暑い日にはご注意を!
参考にしてみて下さい(*^_^*)
看護士 横田
前回、歯磨きの仕方をご紹介いたしましたが、みなさんのワンちゃんネコちゃんはお口を触らせてくれるようになりましたか?
時々飼い主様に『ガムを食べさせてるだけじゃダメ?』など、ご質問を受けることがあります。
まず歯磨きを行うと、口腔内の疾患にも早く気づくことができ早期治療・予防をすることができます。
最近は歯垢の付きづらいフードや、ガムなどのおやつもたくさん売りだされていますが、結局のところ汚れが付いている歯で噛まなければ意味がありません。
歯磨きは歯垢除去にもっとも効果の高い方法と言えるのです。
では、歯磨きができるようになったら、磨き方も工夫してみましょう(・∀・)
☆基本の磨き方
歯に対して歯ブラシの角度を45度に。
歯と歯肉の間の溝(歯肉溝)も綺麗にするようなつもりでブラッシング。
☆バス法
歯と歯肉との境目あたりを矢印のように、歯ブラシで軽くマッサージする。
歯肉溝の汚れを落とすのに効果的。
☆フォーンズ(ローリング)法
歯の表面の汚れを落とし、歯肉のマッサージ効果が期待できる。
ただし、歯肉溝の汚れを落とす効果はあまりない。
高齢になって、歯がなくなってしまうことのないように、頑張ってケアをしてあげましょう(*^^*)
看護士 鳥居
今回は、6月4日から行っている『歯科検診キャンペーン』にちなんで、正しい歯磨きの仕方をご紹介します。
までキャンペーンの期間は6月4日 ~ 7月31日です☆
今回のキャンペーンでは…
★ お口の中の細菌を実際に顕微鏡で見てみます。
★ お口のケアについてアドバイスさせて頂きます。
★ 今の状態が分かる ”お口のカルテ” をお渡しします。
料金は診察代(¥525)込みで¥1,050です。
ご興味のある方は、お気軽にご予約、お問い合わせください(*^^*)
歯磨きの手順
※必ず動物がリラックスした状態で行います。
歯磨きをするにあたって大切なことは、決して無理はしない事です。
少しでも嫌だと思わせないように、手順を踏んでおこなっていきましょう♪
歯磨きをしたら散歩をする、おやつを与えるなど“歯磨きは楽しいこと”と思わせるのが大切です。
頻度としては、2日に1回行うと良いでしょう。
手順 行うこと
1 口の周りをなんとなく撫でるところから始め、触られることに慣れたら指を口の中に入れてみます。
␣␣ク最初のうちは指を入れたらすぐに出す、というふうに短い時間から始めます。
2 指にガーゼを巻いて歯の表面を軽くこすってみる。ガーゼはぬるま湯や水で湿らせます。
␣␣ク肉汁や犬用の歯磨きペーストの味をつけてもOKです。
␣␣ク最初は前歯(切歯)から、少しずつ奥歯のほうへ指を移動させます。
3 ガーゼに慣れたところで歯ブラシへ。歯ブラシは動物用のものか子供用を使います。
␣␣ク始めは歯ブラシの匂いを嗅がせる、じゃれつくようならそのまま遊ばせてみるなど、
␣␣ク歯ブラシに慣らすことが大事です。
4 歯ブラシに慣れたようなら、少しずつ歯を磨いてみます。
␣␣ク最初は前歯の外側から。
␣␣ク前歯が磨けるようになったら、犬歯、奥歯と少しずつ奥のほうも磨けるようにしていきます。
5 外側が磨けるようになったら、口を少し開けさせて、歯の裏側なども磨けるようにしていきます。
6 必ず歯磨きをした後はほめてあげましょう。
次週は、ワンランク上の歯の磨き方についてご紹介します(∀)ノ
看護士 鳥居