【ちょっとしたお話】 しつけ
今回は、ワンちゃんの「室内排泄への切り替え方」についてです。
時々、「うちの子は外でしかトイレをしなくて、外に出れるまで我慢しています。室内でもできるようになるといいのですが…。」という飼い主様の声を聞きます。
特にワンちゃんが高齢になってお散歩に行けなくなったり、介護が必要になってくると、どんな悪天候の日も排泄のために外まで連れて行って、トイレを介助するのは大変です。
かといって今までずっとお外でしか排泄してこなかったワンちゃんに、「ここでしてもいいよ。」と室内のトイレを教えようとしても、なかなかうまくはいきません。
今回は、そんな時の切り替え方法についてご紹介します。
方法1.掛け声を使いながら、徐々に外から室内へ切り替える
- 外でトイレをする時に、「ワンツー、ワンツー」など決まった掛け声をかける。
↓ - 外で散歩中にトイレをしそうになったら、トイレシーツをひいて同じ掛け声をかける。
そこでトイレができたら、いっぱい褒めてあげる。
↓ - 散歩に出かける前に玄関口にシーツを広げ、同じ掛け声をかける。
そこでトイレができたら、いっぱい褒めてあげる。
…といった具合に、徐々に室内に切り替えていく方法。
方法2.トイレシーツの上に外の環境を作る
外の環境に似た状態を室内に再現し、ワンちゃんがトイレに行きたそうな様子を見せたら、そこへ連れていく。うまくできたらしっかり褒めて、室内でするといいことがあると覚えさせる。
例:トイレシーツの上に人工芝や、草を入れた植木鉢を置く。
なかなか根気がいると思いますが、あせらず、試してみてください。
大事なのは、うまくできた時にいっぱい褒めてあげることです(^^)
担当:獣医師 加藤