ちょっとしたお話
もとは麹(こうじ)の一種から抽出した、生理活性物質「RU」です。
体内のホルモン活性を促すことにより、「生体が正常な生理作用を営む」ことを助ける効果があります。
多くの皮膚病に対しての有効性も報告されており、皮膚疾患や高齢化対策のサプリメントとして活躍しています。
また、RUが配合されたR&Uシャンプーもあります。
タマネギ中毒は、ワンちゃんや猫ちゃんがタマネギ・ネギ・ニラなどを食べてしまうことによって起こります。
これらの食べ物に含まれるチオ硫酸化合物という物質は、赤血球に酸化障害を与え、その内部にハインツ小体と呼ばれる物質を形成します。ハインツ小体をもつ赤血球は、血液中で比較的簡単に破壊され、その結果貧血が起きたり、ヘモグロビン尿(赤色の尿)が出ます。
貧血は、粘膜の色が白くなったり、脈や呼吸が速くなったり、ぐったりしたり、といった症状が現れます。
症状を起こすかどうかは食べたタマネギの量よりも、そのコの遺伝的な感受性が大きく左右すると言われています。
タマネギ入りの味噌汁を一口飲んだだけで重度の貧血を起こしてしまうワンちゃんもいれば、タマネギまるごと食べてしまってもなんともないワンちゃんもいるそうです。
タマネギやネギだけでなく、材料として使われているハンバーグやすき焼き、鍋などの食べ残しにも充分ご注意くださいね(^^)
従来の乳酸菌とはまったく異なるペディオコッカス菌を使った整腸剤です。
ペディオコッカス菌は、乳酸菌やビフィズス菌に比べて環境や胃酸の影響を受けにくく、ちゃんと生きたまま腸まで届くのが特徴です。
天然成分で、ほんのり甘い味でできています。
今回は、チョコレート中毒についてのお話です。
最近ワンちゃんで、チョコレートを食べてしまいました!と慌てて来院された飼い主様が、2件が続きました。
ワンちゃんやネコちゃんのチョコレート中毒は、チョコレートに含まれるテオブロミンという成分によって起こります。
主な症状は下痢や嘔吐、異常興奮、震え、発熱、不整脈、痙攣などにより、最悪死に至ることもあります。
例としては、ワンちゃんで、お土産にもらったチョコレート1箱をお留守の時に1箱全部食べてしまって、残念ながら亡くなってしまったというケースもあるそうです。
少量の摂取では症状が起きないことも多いですが、その子の感受性や体重、カカオの濃度などによっては中毒が起きてしまう危険もあります。
対策としては、ワンちゃんネコちゃん達の手の届くところにチョコレートを置かないようにしましょう。
また、もし食べてしまった場合は、早急な処置(吐かせたり、点滴や吸着剤)が必要になるので、もし症状が出ていなくても、気付いた時点での来院をお勧めします。
お口の中にスプレーするだけで簡単に歯石予防・口臭予防が効果的にできる液体歯磨きです。
酵素が歯石を軟化し、口内菌を排除し、それによってきれいで健康な歯を維持します。
一瓶で約4カ月分(240回分)もちます。
前回はワンちゃんの痴呆予防のお話でしたが、今回は実際に痴呆症状が現れてしまったときの対処法についてです。
下に、いくつかの例を挙げます。
・夜鳴きをする場合
→まず見極めたいのが、体の痛みや寒さなど、本当に鳴く理由がないのかどうかです。もし思い当たることがあったら、できるだけ解決して不安を取り除いてあげましょう。
また、昼は目覚めて夜は熟睡するという形に体内時計を修正するのもポイントです。体内時計は日光にあたると調節できるので、日中は日向ぼっこやお散歩で運動させてあげると良いです。
また、鳴いているときに抱いてあげたり、少し外で歩かせてあげるのも効果があることがあるそうです。
また、DHAやGABAなどのサプリメントで改善した例もあります。
これらの方法を試してみてもダメな場合は鎮静剤などのお薬を使う方法もあります。これは慎重に使用しなくてはいけないので、いちどご相談ください。
・おもらしをする場合
→ボケから来たおもらしは叱っても効果は無く、しつけ直すのも難しいので、おもらしに対処する方法を考えることが必要です。
これがボケではなくトイレが近くなって間に合わずにおもらししてしまった場合は、トイレを寝床の近くに設置したり、タイミングを見てトイレに連れて行ったり、体を暖かく保つことで改善することもあります。
コントロールが難しい場合は紙おむつをはかせてあげて下さい。ワンちゃんの快適のため、紙おむつやペットシーツは、汚れたらすぐに取り替えてあげてください。
・クルクル回る、後退できない
→まずクルクル回る場合ですが、ものにぶつかってしまうと怪我の原因になるので、目を離すときはバスマットをつなぎ合わせた円形サークルに入れると、ぶつかってもクッション性があるので良いです。
また、隙間にはまって後退できない場合は、はまってしまいそうな家具の隙間を作らないということと、隙間をやわらかいものなどでバリケートすると良いです。
・異常に食べる
→脳の老化に伴って、満腹中枢が衰えたり、記憶力や時間の感覚が低下してきたりするために起こってきます。
ボケ症状による異常食欲の場合は、いつもよりも少し多めに食べさせても太ったり下痢しないというのが特徴ですが、食べ過ぎるとやはりあまり体には良くないので、ごはんを少量にして回数を増やしたり、低カロリーのおやつをあげるなどして、食べたい気持ちを満たしてあげてください。
・攻撃する
→攻撃するようになるのは、体の衰えや不安感が原因となっている場合があるので、急に体に触れない、優しく声をかける、痛がる所に触れないなど、接し方を工夫してあげると改善することがあります。
また、心の癒しとして、アロマテラピーやお灸、Tタッチなどを試してみるのも良いと思います。
いかがでしょうか?
基本的には、これらの痴呆症状が現れてしまったとしても、慌てずに、明るく穏やかな気持ちでワンちゃんに接してあげることが大切といわれています。
ワンちゃんは、痴呆の状態を示していても、自分が飼い主さんにどのように扱われているかについて、とても敏感なんだそうです。
今回は、ワンちゃんの痴呆予防についてです。
人間にも痴呆があるように、ワンちゃんにも高齢になると、痴呆が現れてくることがあります。
ワンちゃんの痴呆は高齢の日本犬のコで特に多い傾向が見られます。
症状としては、クルクルまわる、隙間にはまって後退できなくなる、夜鳴きする、おもらしする、攻撃する…などです。
今回はそんなワンちゃんの痴呆を予防する生活術をご紹介します。
★痴呆予防の生活術について★
- たくさん話しかける、スキンシップをはかる。
…このため外飼いよりも、家族がそばにいられる室内飼いの方がお勧めです。
- 散歩中に刺激をプラスする。
…自然と触れ合う、友達犬に会う、ボール遊びする、コースを変える etc…
- 子犬や同居犬を迎える
…ただしワンちゃんの性格や相性を見て、充分に考えられた上で決めて下さい。
- DHAやEPAを摂取する
…いつものゴハンにDHAやEPAのサプリメントや食材を加えてあげて下さい。
- 明るく接する
…痴呆症状が、飼い主さんが明るくなることによって改善した例があるそうです。
ワンちゃんが若いころから、ぜひ実践してみてくださいね(^^)
次回は、痴呆症状が現れてしまった場合の、対処法について更新予定です。