ちょっとしたお話
「口臭が気になる…」
「歯石は気になるけど、麻酔が怖くて歯石除去はしたくない…」
「歯磨きしたくても、嫌がってしまうのでしっかりできない…」
そんなワンちゃん、ネコちゃんに…
LIBAⅢ(リーバスリー)
LIBAⅢは、スプレーすることによって歯石を徐々に溶かしていく効果があります。
歯にスプレーするのも難しい…という子でも、お口の中にたらすだけでOKです。
スプレー後にブラッシングする必要はありません。 1日1~2回のスプレー(苦手な子は付属のスポイトで6滴)を目安にすると
1本で約4か月も使用することが出来ます☆
(体重22kg未満の子の場合)
!使用上の注意!
・リーバⅢの効果を最大限に出すために、使用前後30分はなるべく飲食をさせないようにしましょう。
・リーバⅢを使っている間は他の歯磨き用品との併用は避けるようにしましょう。
普段からのケアはもちろん、歯石除去後の維持にもオススメです♪
*****
今回も味見をしてみました!苦味や辛味などもなく、スッキリして後味もさわやかです。
成分の一部にハーブ由来のものがあるためかのか、口当たりが少しスッとします。
ブラッシングや歯磨きガムなどとはまた違った歯磨き習慣をはじめてみませんか^^
担当 看護士 山下
前回、歯磨きの仕方をご紹介いたしましたが、みなさんのワンちゃんネコちゃんはお口を触らせてくれるようになりましたか?
時々飼い主様に『ガムを食べさせてるだけじゃダメ?』など、ご質問を受けることがあります。
まず歯磨きを行うと、口腔内の疾患にも早く気づくことができ早期治療・予防をすることができます。
最近は歯垢の付きづらいフードや、ガムなどのおやつもたくさん売りだされていますが、結局のところ汚れが付いている歯で噛まなければ意味がありません。
歯磨きは歯垢除去にもっとも効果の高い方法と言えるのです。
では、歯磨きができるようになったら、磨き方も工夫してみましょう(・∀・)
☆基本の磨き方
歯に対して歯ブラシの角度を45度に。
歯と歯肉の間の溝(歯肉溝)も綺麗にするようなつもりでブラッシング。
☆バス法
歯と歯肉との境目あたりを矢印のように、歯ブラシで軽くマッサージする。
歯肉溝の汚れを落とすのに効果的。
☆フォーンズ(ローリング)法
歯の表面の汚れを落とし、歯肉のマッサージ効果が期待できる。
ただし、歯肉溝の汚れを落とす効果はあまりない。
高齢になって、歯がなくなってしまうことのないように、頑張ってケアをしてあげましょう(*^^*)
看護士 鳥居
今回は、6月4日から行っている『歯科検診キャンペーン』にちなんで、正しい歯磨きの仕方をご紹介します。
までキャンペーンの期間は6月4日 ~ 7月31日です☆
今回のキャンペーンでは…
★ お口の中の細菌を実際に顕微鏡で見てみます。
★ お口のケアについてアドバイスさせて頂きます。
★ 今の状態が分かる ”お口のカルテ” をお渡しします。
料金は診察代(¥525)込みで¥1,050です。
ご興味のある方は、お気軽にご予約、お問い合わせください(*^^*)
歯磨きの手順
※必ず動物がリラックスした状態で行います。
歯磨きをするにあたって大切なことは、決して無理はしない事です。
少しでも嫌だと思わせないように、手順を踏んでおこなっていきましょう♪
歯磨きをしたら散歩をする、おやつを与えるなど“歯磨きは楽しいこと”と思わせるのが大切です。
頻度としては、2日に1回行うと良いでしょう。
手順 行うこと
1 口の周りをなんとなく撫でるところから始め、触られることに慣れたら指を口の中に入れてみます。
␣␣ク最初のうちは指を入れたらすぐに出す、というふうに短い時間から始めます。
2 指にガーゼを巻いて歯の表面を軽くこすってみる。ガーゼはぬるま湯や水で湿らせます。
␣␣ク肉汁や犬用の歯磨きペーストの味をつけてもOKです。
␣␣ク最初は前歯(切歯)から、少しずつ奥歯のほうへ指を移動させます。
3 ガーゼに慣れたところで歯ブラシへ。歯ブラシは動物用のものか子供用を使います。
␣␣ク始めは歯ブラシの匂いを嗅がせる、じゃれつくようならそのまま遊ばせてみるなど、
␣␣ク歯ブラシに慣らすことが大事です。
4 歯ブラシに慣れたようなら、少しずつ歯を磨いてみます。
␣␣ク最初は前歯の外側から。
␣␣ク前歯が磨けるようになったら、犬歯、奥歯と少しずつ奥のほうも磨けるようにしていきます。
5 外側が磨けるようになったら、口を少し開けさせて、歯の裏側なども磨けるようにしていきます。
6 必ず歯磨きをした後はほめてあげましょう。
次週は、ワンランク上の歯の磨き方についてご紹介します(∀)ノ
看護士 鳥居
こんにちは。
今年も長雨の時期がやってきましたね。
雨の日も嫌いではないのですが、乾かない洗濯物やペットちゃんたちのニオイがちょっと…
と思ってしまう時期でもあります。
今日は、そんな「ニオイ」対策に手作り消臭剤をご紹介したいと思います(^^)
【材料】
・エタノール(できれば無水エタノール) 20ml(出来上がり総量の40%)
・水(できれば精製水) 30ml
・クエン酸小さじ1/2
・スプレー容器/エタノール等の有機溶剤を入れてもよい素材の容器を使用
【作り方】
1、計量したエタノールと水にクエン酸を加えて振り混ぜる。
2、以上、出来上がり!!(笑)
*クエン酸は、もともとレモンやみかんなどの柑橘類に多く含まれる酸です。いろいろな食品に使われており、万が一、ペットちゃんが舐めてしまっても問題はないと言われています。
*エタノールの殺菌作用で臭いの元になる雑菌の増殖を抑え、
蒸発しやすいので、スプレーして湿ってもすぐに乾きます。
*アルカリ性の尿の臭いを酸性のクエン酸で中和し臭いをカットできます。
*100均容器は、エタノールで変質する危険が有るのでやめた方がよろしいかと思います。できればガラス容器がベストです。
*HPで検索すると、精油を数滴混ぜて作る消臭剤も紹介されていますが、誤った使い方をするとペットちゃんや、妊娠中の方に害を及ぼす場合もございますのでご使用の際は十分にご注意ください。
看護士 西尾
今回は6月~8月の中毒性のある植物・植物の危険な部位
どんな症状が出るかをいくつかご紹介します。
<アサガオ>
<危険部位>
*種*
<症状>
下痢*嘔吐
<アジサイ>
<危険部位>
*つぼみ*
<症状>
嘔吐*麻痺*痙攣*死亡*昏睡
<ケマンソウ>
<危険部位>
<葉・茎・根>
<症状>
嘔吐*麻痺*痙攣*呼吸困難*心臓麻痺
<デージー>
<危険部位>
全草
<症状>
皮膚炎*嘔吐*掻痒*発赤*昏睡
<スズラン>
<危険部位>
全草
<症状>
嘔吐*頭痛*麻痺*心臓麻痺*血圧低下
その他・・・トマト(茎・葉)ナス(茎・葉)ブドウ(特に皮)
★植物を活けてあった水でも中毒症状が起こることがありますので、飲ませないようにしましょう。
★お散歩で上記の植物を見かけたらワンちゃん・ネコちゃんを近づけないようにしましょう。
また、草花の近くは除草剤がまかれている事があるので、食べさせないようにしましょう。
★万が一食べさせてしまった場合、また思い当たる症状がありましたら、当院までお問い合わせ下さい。
看護士:横田
今回は飼い主様に教えていただいたアイデアグッズをご紹介させていただきます。
モデルは当院に通っている日本犬mixのハルちゃん。今年で17歳になる女の子です。
↓ちょぴり緊張気味のハルちゃん。可愛く撮れました☆
まず、用意するのは子供用のサスペンダーです。(もちろん人間用です)
これを前後逆にしてワンちゃんに着せます。
このような感じでワンちゃんのお腹側に留め金がひとつ。
背中側に留め金がふたつ来るようにします。
そして、背中の部分をクロスさせ、上下2箇所をマジックテープで固定すれば完成です。
*****
とっても簡単かつ、コストもそれほどかかりません。汚れた場合も洗濯機で丸洗いできます。
加えてデザインもかわいらしいものが多いのでちょっぴりおしゃれな印象にもなりますね^^
今回はおむつも人間用のものを使用しています。
しっぽの穴をちゃんと開けてあげれば人間用でも代用可能なんです!
お年を重ねて自分では排泄が難しくなった…椎間板ヘルニアなどを患ったため排泄のコントロールが難しくなった…など様々な理由でおむつを常用しているワンちゃんのために少しでもお役にたてればと思います。
そして、今回のアイディアを下さった飼い主様とハルちゃん、本当にありがとうございます☆
担当:看護士 山下
当院では、手術・薬剤などの西洋医学以外に、鍼灸・漢方薬などの東洋医学を治療に取り入れているのをご存知でしょうか?
鍼灸って?と思われた方は『ぜひ鍼灸治療の流れ』のページをご覧ください。
今回は、その東洋医学の鍼灸で使う『棒灸』を無駄なく使う方法をご提案致します。
☆当院で販売しているお灸セット(棒灸ヘルパー・棒灸・赤い布)
棒灸が短くなると、棒灸ヘルパーの金具にひっかからなくなります。
ただ、まだ約10cmぐらい残っている棒灸…このまま捨てるのはちょっともったいないですよね。
そこで…用意するのがテープ。
できれば強力なもの(ガムテープ)がお勧めです♪
新しい棒灸と古い棒灸を隙間の無いようにテープでぐるぐる止めます。
(←写真では分かりやすいようにカラーテープで巻いています。)
必ずぐらつかないか、確認をしてください。
あとは、今まで通り棒灸ヘルパーに差し込んで使うだけです(・∀・)+。*
☆テープの手前まで使ったら、テープの巻いてある部分は切って使っていってください。
(※異常燃焼の原因になります。)
たったこれだけで10cm無駄にしていた棒灸を、ぎりぎりまで使う事ができます☆
棒灸をお使いになられる際は、くれぐれも、火事・火傷にはお気を付け下さいね(*^^*)
担当:看護士 鳥居
こんにちは!!
暖かい日が続くようになってきましたね。
遠出するにはぴったりの気候となってきましたが、皆様いかがお過ごしですか?
今日はその楽しい遠出に出かける上でペットさんたちとより楽しく過ごして頂くための注意事項をいくつか挙げてみようと思います。
【車での移動】
人とワンちゃんが一緒に移動する場合、一番楽なのが車の移動ではないでしょうか。
車での移動が決まったら、まずはワンちゃんに長時間の移動に慣れてもらいましょう。
初めは御近所を一周。そこから30分、1時間と段階を踏んで慣らしていってください。
ワンちゃんが口からよだれや泡を出した時は、車酔いのサインです。一度車から降ろし、よだれが落ち着いてから、少量の水を飲ませて休ませてあげて下さい。
また、出発の当日は出かける3時間前までに食事を済ましてあげましょう。
出発時、胃の中から食べ物がほとんど通過した状態である方が、吐くことが少ないようです。
【楽しく過ごすために】
最近では、ペットを連れて泊れるホテルやペンションが増えてきました。
マナーやルールを守って、ワンちゃんとの活動の場をさらに広げていきたいものです。
守るべきルールとしては、以下の事が挙げられます。
1、 ワンちゃんが飼い主さんの指示にきちんと従う事が出来る。(特に呼び戻しや静かに待たせられるとよい。)
2、 散歩のときは、必ずリードを付ける。
3、 観光客の多いところには連れて行かない。
4、 予防接種やフィラリア、ノミ、寄生虫の駆除を定期的に必ずする。
5、 排泄物は、飼い主さんの責任で必ず持ち帰る。
マナーやルールを守ってこそ、初めて周囲に受け入れられる楽しいひとときを過ごすことが出来ます。飼い主さんがきちんと責任を持ってワンちゃんの面倒を見てあげましょう。
【旅行中に気をつけたいこと】
旅行とは楽しいものですが、ワンちゃんにとって実は不安なことも多くあります。
初めて訪れる場所や長時間の移動。飼い主さんが考えている以上に心的疲労やストレスがかかります。
そんな中、急な物音に驚いたワンちゃんがゲージから飛び出して行ってしまうことも!!
車から降ろす際はリードを付けて安全を確かめてから降ろしてあげてください。
また、宿泊先での誤食や拾い食いにも注意してください。
飼い主さんがいつも手にしている常備薬を、ワンちゃんが食べてしまう事件が非常に多く発生しています。緊急時に備え、旅先の動物病院を探しておくと良いでしょう。
他にも、旅先のご飯が合わずに下痢や嘔吐をしてしまうワンちゃんもいます。普段から食べ慣れているフードを持参し、少しでも環境の変化に対する不安を取り除いてあげてください。
そして、これからの季節。最も注意したいのが熱中症です。
真冬でさえ、好天で直射日光が当たると閉め切った車内はかなりの高温になります。これが真夏であればたった数分で車内の温度は50度を超えると言われています。特に短頭種(パグやシ−ズーなど)は、鼻が短いため、もともと呼吸が上手ではありません。また肥満気味のワンちゃんは皮下脂肪で体温が上昇しやすく、仔犬や高齢犬も体力がありませんので要注意です。
熱中症かと思われるほど呼吸が激しくなって意識がもうろうとしてきたら、まずは体温を下げるために冷たい水をかける。風を当てるなど体を冷やすことが先決です。顔は横向きにし、気道が通るようにします。口の中によだれや泡が付いていたら拭ってください。水枕や保冷剤などで体(特に太い血管のある首や内股など)を冷やしながら速やかに病院へ運びましょう。
【最後に】
旅先ではワンちゃんたちも平常心ではありません。
いつもと違う環境にはしゃいだり、様々な物音に警戒したり。気付かないところで、不安と闘っているかもしれません。旅先では、ペットを主体にどうすれば少しでもリラックス出来るかを工夫し、決して無理をさせない計画を立ててあげて下さい。人とペットが安全に快適に旅行出来るよう、十分準備をして楽しい時間をお過ごしください。
【旅行お役立ちグッズ】
・フード (1回分ずつ小さな容器に分けて持っていくと、そのまま与えられるので便利。)
・水 (移動用に必ず持参しましょう。)
・消臭スプレー (ほかのワンちゃんのそそうのあとが残っている場合、スプレーをするとニオイが消えるので役立ちます。)
・ワクチン接種の証明書 (提示が入場条件の場所もあります。)
・バスタオル
・トイレシーツ
・迷子札・アイクロチップ
・粘着テープ (宿泊部屋の掃除に)
・グルーミング用品など。
看護士 西尾
フィラリア症の予防薬(以下、フィラリア薬)は、蚊から犬の体内に入ってきた初期のフィラリア幼虫(心臓に寄生する前の段階)を駆虫することによって、フィラリアが犬の心臓に寄生してしまうことを防ぎます。そのため予防期間としては、蚊が出始める4月下旬あたりから、蚊がいなくなって1ヶ月後までの11月下旬あたりまでとなります。蚊がいなくなっても、忘れずに最後の月まで飲ませてあげて下さい。
この期間1ヶ月に1回、きっちりとフィラリア薬を飲ませて頂くことによって、蚊に刺されてもほぼ100%フィラリアの感染予防ができます。
〈フィラリア薬使用前の血液検査について〉
フィラリア薬は安全性の高いお薬ですが、すでに心臓に成長したフィラリアが寄生してしまっているワンちゃんにおいては、副作用が起こる危険があります。
それは、フィラリア薬によって多数のミクロフィラリア(心臓に寄生したフィラリアが血中に産み出した子虫達)が急激に死滅することによって起こる副作用で、食欲不振や吐き気、脱糞、ひどい場合はショック症状が起こります。
この副作用は、時に血中にいるのが少量のミクロフィラリアであっても起こることがあったという報告もあります。
そのため、その年の飲み始めの際には、必ず血液検査を行って、すでにフィラリアに感染してしまってないかどうかのチェックをした上で飲ませ始めていただいています。
前年度にきちんとフィラリア薬を投与していた方でも、人が見てないところで薬を吐いてしまっている可能性もあるので、きちんと予防できていたかどうか確かめましょう。
また、去年のフィラリア薬が残っていても、いきなり飲ませてしまうのは危険なのでやめて下さい。ワンちゃんの安全のためにとりあえず血液検査をさせて頂き、飲ませて頂いても大丈夫かどうか確認してから使用してくださいね。
担当:獣医師 加藤