ちょっとしたお話
高齢期になるとさまざまな疾患をかかえ、お薬も飲まなくてはなりません。
最近、「ご飯に混ぜてもお薬を飲んでくれない・・・(>_<)」なんて困った経験はありませんか?
ワンちゃん、ネコちゃんに好まれる食べ物と一緒にあげてみてはいかがですか?
しかし「何をあげたらいいんだろう?」「うちの子療法食食べているんだけど・・・」
「人間の食べ物あげていいの?」と思われる方もいるのではないでしょうか?
そこで、先日心疾患のセミナーにて教わった投薬にオススメな食べ物を何点かご紹介したいと思います。
(腎疾患の子にもOKです(^^))
★━━━━★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★━━━━★
ジャガイモ・マカロニ(塩茹でしていないもの)
米・無塩バター・加工されていない肉(茹でてあるもの)
野菜・トマト・豆・トウモロコシ
(ただし茹でたもので缶詰にされていないもの)
※果物:全般OK!!缶詰でも大丈夫です。
※ネコちゃんは果糖を分解できないため与えないでください。
★━━━━★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★━━━━★
ぜひ一度試してみてはいかがですか?
逆にできるだけ控えた方がいい食べ物もあります。
どれもワンちゃん・ネコちゃんが好むものばかりですが
実は、塩分高めで要注意なんです!!
例えば・・・
*:–☆–:*:–☆–:*:–☆–:*:–☆–:*:–☆–:*:–☆–:*:–☆–:*:–☆–:*
パン・ポテトチップ・ミルク・チーズ・バター・卵
ハム・ソーセージ・ツナ缶・アイスクリーム・プリン
クッキー・かつお節・煮干し
また動物用のおやつでもナトリウム含有量が書かれていないものは
できれば避けた方がよいでしょう。
*:–☆–:*:–☆–:*:–☆–:*:–☆–:*:–☆–:*:–☆–:*:–☆–:*:–☆–:*
担当 看護士横田
*子宮蓄膿症とは?
5歳以上の中高齢のワンちゃんになりやすく、まれにネコちゃんにもなることがあります。
もともと無菌状態の子宮の中に大腸菌、ブドウ球菌、サルモネラなどの細菌が侵入し
内部に膿がたまってしまう病気です。
この病気は、避妊手術(子宮卵巣摘出術)で100%予防ができます。
*なぜ子宮蓄膿症になるの?
発情後の免疫力低下、卵巣の分泌ホルモンバランスがとれていない時に
子宮内に細菌が侵入し増殖します。
5歳以上の中高齢期になると免疫力・体力・活力が低下します。
本来なら内部に入る精子をとどめ、受精卵の着床を助ける為に子宮頸管が
閉じられているため、細菌と膿を体外に排出できず、子宮内での
炎症・化膿をひどくしていきます。
*なりやすい時期
発情から2~3ヶ月後に発症することが多いです。
交配させた場合・・・陰部を気にして舐めていたり、お腹が膨らんでくるため
妊娠と間違えてしまうことがあるので注意してください。
*どんな症状?
はじめは無症状です。
その後、元気食欲がなくなり、嘔吐、多飲多尿といった症状が見られます。
陰部より膿が排出する場合もあります。
そのまま放置をしてしまったり、子宮が破れて腹腔に細菌が漏れてしまった場合は
症状が悪化し大腸菌などの細菌が出すたくさんの毒素が体内にまわって
腹膜炎や腎炎、肺水腫、さらに腎不全などの多臓器不全で命を落としかねません。
*診断方法は?
血液検査、エコー、レントゲンです。
*治療方法は?
・最善の治療法は、手術で膿のたまった子宮と卵巣を取りだし、腹腔内を洗浄します。
手術が早い段階で行われればほとんどの場合は回復に向かいます。
ただし、症状が進むにつれ、死亡率が高くなります。
<手術をしない場合>
・抗生物質と子宮頸管を開く注射で膿を排出させる方法もありますが、
再発してしまう確率が高まるので当院ではお勧めしていません。
<鍼灸治療>
当院では麻酔のリスクに耐えられない開放性子宮蓄膿症のワンちゃんにおいて
これらの症状が見られましたら、すぐにご連絡下さい。
担当 看護士横田
気候もすっかり秋の装いですね!
今月末10月31日はハロウィーンです。日本ではあまりなじみのない行事ですが
アメリカやイギリスなど、主にキリスト教徒の国では盛大にパーティーを行うそうです。
oO院内もハロウィーンの雰囲気満載の飾りつけになっておりますOo
そこで、今回はワンちゃんと一緒にハロウィーンを楽しめるかぼちゃのオヤツのレシピをご紹介します☆
引用元はこちら
<材料>40個分
かぼちゃ 200g
薄力粉 70g
全粒粉 70g
卵 1個
スキムミルク 大さじ2
きなこ 大さじ1
ベーキングパウダー 小さじ1/4
ショートニング 5g
打ち粉(強力粉) 適量
<作り方>
1.薄力粉、全粒粉、スキムミルク、きなこ、ベーキングパウダーはビニール袋に入れ、よく振って
混ぜ合わせておきます。
2.かぼちゃの種と皮を取り除き1cmの厚さに切り、耐熱のボールに入れ、ラップをして
電子レンジで4、5分加熱し、フォークでつぶします。
3.(2)にショートニングと溶きほぐした卵を入れて、更にフォークで混ぜます。
※ショートニングの代わりにサラダ油を使っても良いです。スプーン1杯を入れるだけでしっとりした
クッキーになります。
4.(3)に(1)の粉類を全部入れ、そのままフォークで混ぜ、ある程度まとまったら
手で全体をひとかたまりにします。
5.(4)を10gずつ40個に分け、打ち粉をつけて、丸めて平たくする。
(お好みで模様を付けると可愛いですよ)
6.160~170度のオーブンで約15~20分焼く。
☆できあがり☆
*****
体重5kgの成犬として見た場合、1日に与える量は今回のレシピ40個分のうち15個までが目安です。
ただカルシウムが少なめですので、運動量の多いワンちゃんには、全粒粉を少し減らして、
その分スキムミルクを増やしてあげるなどしてみると良いそうです。
*****
かぼちゃは一般的に言われているように、栄養が豊富で免疫力強化や老化の防止癌を抑制する作用などが
あります。
人の体に良いとされるように、ワンちゃんネコちゃんのおやつにも、大変優れた食材と言えるでしょう。
煮物で食べるととっても美味しいですよね^^あの独特の甘さが好きな子も多いようです。
ワンちゃん・ネコちゃんに与えるときは、醤油などで味付けをせず、ゆでただけの状態で食べさせてあげて
下さいね。
とっても簡単なので、是非チャレンジしてみてください^^
担当:看護士 山下
血管肉腫は極めて転移速度が速く、悪性度の高い腫瘍です。
8~10才のオスのワンちゃんに多く見られ、中でもジャーマンシェパードとゴールデンレトリバーで発生率が高いとされています。
この腫瘍のうち50%が脾臓、25%が心臓(右心房)、13%が皮下組織で発生しております。
その他にも肝臓、膀胱、骨、舌など、様々な部分での発生が報告されています。
症状:
腫瘍化したのがどこの部分かによって現れる症状は異なります。
多くの場合は腫瘍が破裂したことによるショック(急性の虚脱)、腹部の腫れ(腹腔内血液貯留)で病気が見つかります。
また、不整脈も認められることがあります。
検査:
エコーやレントゲンで腫瘍の有無を確認すると同時に、血液検査で貧血や止血異常などを確認します。
確定診断は腫瘍組織の細胞を観察する“病理検査”になります。
治療:
外科手術をおこない、腫瘍を摘出することが必要となります。
残念ながら手術が成功したとしても数か月しか生きられないとされています。
しかし、病気の発見時には腫瘍が破裂しているか、破裂のリスクが高い状態であることがほとんどですので、手術をしないでいるとすぐにでも亡くなってしまうことが予測されます。
治療法として外科手術だけを行った場合、術後の生存期間はおよそ20~60日(1年以上は10%以下)とされていますが、術後に抗がん剤を使用した場合、生存期間はおよそ140~202日(1年以上は30%)と延長させることができます。
どのような病気でもいえることですが、どのような形の治療を選択されたとしても最後まで迷われたり悩まれたりされることでしょう。
また、この病気のように進行が速く、命にかかわる病気ではますます心細くお感じになられることと思います。
ご不安やご質問がおありでしたら、何でもおっしゃってください。
その子にとって、また、その子の飼い主様にとって、どのような形が一番良いのか、QOL(生活・生命の質)を守るために何ができるのか、私たちスタッフも精一杯考え、努力していきたいと思います。
担当 : 獣医師 水出
古くから私たち人間にとってなじみ深い動物だった猫。
そのため、猫にまつわるウワサや言い伝えは数多く存在しますが、根拠があるものもあれば、じつは迷信というものも…。
今回は気になる猫の噂について調べてみました(∀)ノ
①猫は本当に“猫をかぶる”?
猫に関する有名な慣用句の一つが「猫をかぶる」。
先日も、当院に来てくれるネコちゃんの飼い主様が「なんで病院ではこんなに大人しいんだろう?」とおっしゃっていました(*´∀`)
本当に猫は“猫をかぶる”ほど計算高いんでしょうか?
☆答え☆
猫には人間のようなずる賢さはありませんが、“状況にあわせて大人しくする”といった行為は、生きていくための戦略として身についています。
例えば知らない場所に行ったときは、ウロウロするよりもじっとしていたほうが安全です。
そんな行動は人間からすると、まさに“猫をかぶっている”ように見えるわけです。
②猫も夢を見る?
人間同様、猫は寝ているときにピクピクと体を動かすこともあれば、寝言を言うこともあります。
そんな様子を見ていると「夢でも見ているの?」と思ってしまいますが、実際のところはどうなのでしょうか?
☆答え☆
猫にもレム睡眠とノンレム睡眠があります。
眠っている猫の目をよく見てみてください。
眼球が動いているときはレム睡眠状態(体は寝ていて脳は起きている状態)なので、人間と同じように夢を見ていると考えられます。
③猫はやっぱり魚好き?
魚のニオイに敏感な猫。
「猫=魚好き」というイメージがすっかり定着していますが、これはすべての猫に共通して言える事なのでしょうか?
☆答え☆
ほとんどの猫は魚を好みますが、一番好きな食べ物とは限りません。
例えば、アメリカの猫は魚より肉を好む傾向にあります。
つまり、猫の好物はその国の食文化に左右されやすいのです。
日本の猫は魚好きなのは、飼い主の日本人が魚好きだからです。
④猫の世界はモノクロ?
人間は光の三原色である赤、緑、青を見ることが出来るため、その世界はフルカラーです。
一方、猫はどんな世界の色を見ているでしょうか?
☆答え☆
昨今の研究によると、猫の世界はモノクロではないことが判明しています。
見えている色としては、“青と緑だけ識別できる”という説もあれば、“青、緑、黄を識別できる”という説もあり、完全には解明されていません。
いかがでしたでしょうか(・∀・?)
ぜひお家のネコちゃんをよーく観察してみて下さいね☆
看護士 鳥居
高齢のネコちゃんでかかりやすい病気の代表的なものに慢性腎不全が挙げられます。
ワンちゃんでも、もちろん慢性腎不全になることはあります。
しかし、ネコちゃんは祖先が砂漠生まれで水を少ししか飲まないことや、
肉食で多くタンパク質を取るなどの理由から、
腎臓に負担がかかり慢性腎不全になりやすいと言われています。
この為、ワンちゃんよりもさらに注意が必要となるのです。
このような特徴から、慢性腎不全は早期発見、早期治療がとても大切な病気です。
たとえどこも悪そうに感じられなくても、6歳以上になったら定期的な血液検査と尿検査をお勧め致します。
看護士 厚味
普段大切な家族の一員であるワンちゃんのお世話をしている時、「この子も歳をとったな~」と感じる瞬間はありませんか?
今回は日々のチェックとケアについてご紹介させて頂きます(^^)
【被毛の変化】
・毛づやが悪くなる
・白髪が出てくる。色が薄くなる。
・毛が抜ける。毛が少なくなる。
↓↓
<ブラッシングで血行促進を!!>
加齢によって被毛や皮膚に若々しさがなくなってくるのは自然のなりゆきです。
そんな時こそブラッシングで血行促進を!!免疫力をアップさせ、健康な体を保ちましょう。
ただし、病気から毛づやが悪くなったり毛が抜けることもあるので注意が必要です。
【皮膚の変化】
・皮膚の弾力がなくなる
・肉球が硬くなる。
・太っていないのに体のラインがだぼっとしてくる。
↓↓
<皮膚のしこりに注意>
ワンちゃんも年をとると皮膚が固くなったりたるんでくるため、全体的にしまりの無い体になってきます。
皮膚にしこりがある場合は腫瘍の可能性もあるので、少しでも気になることがあれば、動物病院での受診をオススメします。
【視力が低下する】
・薄暗い所で歩き回れなくなる。
・段差につまづく。
・物にぶつかる。
・恐がりになり、怒りっぽくなる。
・触ろうとした時など、昔より反応が遅れる。
↓↓
<気を付けたい白内障!!>
加齢によっても視力は低下してきますが、目の水晶体が濁る「白内障」になっている可能性もあります。
黒目が白く濁っていたら病院へ!!そうでなくても、視力低下の兆候があったら一度診察をオススメします。
【耳が遠くなる】
・音がしてもパッと反応しない。
・呼んでも応えない。
↓↓
<大声を出すのは禁止!!>
いくら聴覚が発達しているワンちゃんでも、加齢によって耳が遠くなってくるものです。とはいえ、大声を出して命令すると、ワンちゃんは叱られていると勘違いしてしまうのであくまでも優しく声をかけてあげて下さい。
【動きが鈍くなる】
・ゆっくり歩くようになる。
・足をかばうように歩く。
・ソファーなどに飛び乗れなくなる。
・ボール遊びなどをしても以前のように夢中にならない。
・体の決まったところを触ったり、抱き上げようとすると怒って咬もうとする。
↓↓
<ワンちゃんのペースを大切に>
加齢によって足腰が弱ってくると、行動も鈍くなってきます。無理をさせず、ワンちゃんのペースを大切にしましょう。ときに関節や骨の病気が原因ということもあるのでご注意下さい。
【寝てばかりいる】
・寝ている時間が長くなる。
・動こうとしない。
↓↓
<関節と骨の病気に注意!!>
加齢によって筋肉や骨、関節の機能が衰えてくると、ワンちゃんも体を動かすのが億劫になってきます。
ただ、関節や骨に異常があって動くと痛いから寝ているということもあるので普段の歩き方など注意して観察してあげて下さい(^^)
愛犬が7、8歳になったらちょっとした事でも獣医に相談し、年に1、2回の健康診断をオススメします。
加齢とともに免疫力や基礎体力が低下し、病気にかかると重症化するケースもあります。
リスクを下げる為にも獣医と相談した上で出来る限り、予防接種を毎年必ず受けるようにしましょう(^^)
看護士 西尾
暦の上では立秋を過ぎましたが、まだまだ暑さが和らぎませんね。
この時期のお散歩は暑くてワンちゃんも飼い主さんも大変…
しかし、工夫次第で快適に過ごすことができます。
*****
<夏のお散歩・持ち物チェック!>
□ウンチ袋
これは季節を問わず必ず持ちましょう!排泄物の放置は感染症の原因にもなります。
□飲み水
お散歩中もこまめな水分補給を心がけましょう。
長距離のお散歩をする子、体をたくさん動かす子には2倍くらいに薄めたスポーツドリンクを持っておくと
より効率良く水分補給が出来ます。
(そのまま飲ませると糖分を摂りすぎてしまいます!必ず薄めて飲ませてあげましょう。
人間の赤ちゃん用のものを利用しても良いでしょう。
最近ではワンちゃん用のものがペットショップさん等で販売されています。)
□保冷剤
大きめのハンカチやバンダナに巻いて、ワンちゃんの首に巻いてあげることで体温の上昇を抑えます。
予備で2~3個持っておくと熱中症になった時、応急処置として体を冷やすことができます。
この他にもワンちゃん用の涼感グッズがたくさんあります。
昨年度のちょっとしたお話「暑い日にはご注意を!」にもいくつか掲載されていますので
参照してみてください^^
*****
<夏のお散歩のポイント>
★水分補給をこまめにする
★体を冷やす工夫をする
★涼しい時間帯を選んで散歩をする
早朝5:00~6:00頃の日が昇り切る前か、夜21時以降で完全に日が落ちてから時間が経った後などが
理想です。
お散歩の前にはアスファルトを手で触ってみて、熱くないか必ず確認しましょう。
★お散歩コースを変える
アスファルトの上ばかりのお散歩は、道はゆるやかですが地面からの熱が反射し、足元から暑くなってしまいます。
暑い日はコースを変えてみるのも方法です。
ペット立ち入りOKの公園や、芝生のある広場、設備の整ったドッグランなどを有効活用しても
良いでしょう。
最近ではワンちゃんも利用できる海水浴場やプールもあるそうですよ♪
*****
夏場の「お散歩」毎日大変ですよね(^ω^;)
お散歩はただ排泄をするだけの行為ではなく、ワンちゃんとのコミュニケーションになります。
飼い主様にとっても運動不足の解消になったり、近隣の方との交流を深めることが出来たりとメリットが豊富です。
しかし、暑すぎるのはワンちゃんにも人間にも同じように体に良い影響を及ぼしません。
ちょっとした工夫で、無理なく楽しく快適に残暑をお過ごしください。
担当 看護士 山下
ご自宅でお薬を飲ませるとき、うまく飲んでくれずに困ったことはありませんか?
どの動物さんでも、処方された薬をしっかり飲むことはとても重要です。
この為にはなるべくストレスをかけない投薬法がカギになってきます。
今回は「錠剤の飲ませ方」についてのワンポイントアドバイスです。
☆ お口を開けさせてくれる子向け
① やや上を向かせた状態でお口を開けてもらい、喉の奥(舌の付け根付近)に錠剤を入れてあげます。
上と下の歯の間に指で唇を押し込んでいくようにすると開けてくれることが多いですよ。
左右どちらかにずれると飲み込まずに後で吐き出すことがあるので、なるべく真ん中を狙うといいでしょう。
② そのまま口全体を抑え、しばらく優しく声をかけたり喉をさすったりしてあげます。
飲み込んだ様子(喉がゴクッと動く、舌なめずりなど)が見られたら手を放し、様子をよく見ましょう。
上手に口の中にためておいて吐き出す子もいるので、きちんと飲めたかしっかり確認してくださいね。
※ よだれでお薬表面の成分が溶け出し、苦みを感じやすくなります。
なるべく短時間・一回で済ませてあげましょう。
☆ お口を開けさせてくれない子向け
① 一口大のお団子を3つ用意します。
お団子の材料は何でもよいのですが、チーズ、パンなどがお勧めです。
長期間お薬を飲み続ける場合、塩分・糖分などの過剰摂取に注意してください。
何を使えばよいか、病院でご確認いただくとさらに良いと思います。
●お団子1・・・・・何も入っていないもの…味見用
●お団子2・・・・・薬を包んだもの=本番用 (薬の種類が多い場合は個数を増やす)
●お団子3・・・・・何も入っていないもの
この3つのお団子を順番に与えていきます。
食欲が旺盛な子はお団子一つだけでももちろんかまいません。
② 一つ目のお団子を与えます。
珍しい食べ物に対する警戒心を解いてもらい、お団子を”よいもの”として認識してもらいます。
③ 2つ目のお団子=投薬用を3つ目のお団子を見せながら与えます。
これにより、次のお団子をもらおうとして2つ目のお団子はあまり味わわずに飲み込んでくれます。
☆ ワンポイントメモ
猫ちゃんはワンちゃんよりも味・触感に対するこだわりが強く、その分投薬が難しいかもしれません。
場合によっては、薬の袋を見ただけでもよだれを泡のように出し始める子がいます。
どうしてもうまく飲んでくれない場合にはお気軽にご相談ください。
その子にあった方法を一緒に考えていきましょう。
薬によっては剤型や薬の種類を切り替えることも可能です。
ご希望の剤型(粉薬、錠剤、シロップなど)があったらぜひスタッフにお伝えください。
獣医師 水出
だんだん暑い日が続くようになってきましたね。
夏と言えば、アウトドア、BBQ、海など楽しい事がたくさんありますが・・・
ワンちゃん・ネコちゃんにとっては病気になりやすい季節でもあります。
大々的に上げられるのが熱中症・夏バテです。
今回はワンちゃんの夏バテになりやすいチェックをご紹介させていただきます。
是非やってみてください(^^)/
●愛犬のタイプ●
□短頭種(ブルドッグ・フレンチブルドッグ・ブルテリア・キャバリア・チン・パグなど)
あまたは寒冷地原産(ハスキー・グレートピレニーズ・セントバーナード・サモエドなど)
のワンちゃん
□仔犬または高齢犬
□肥満気味
□持病があるワンちゃん
●生活環境●
□日当たりの良い場所に寝床がある●●●●●●●●あああああ
□日当たりの良い場所に飲み水がある●●●●●ああああああ
□年中閉め切った部屋でお留守番をしているああああああ
□年中エアコンがきいた室内で生活しているああああああ●
(体が暑さになれていない)ああああああああああああああ
□お水の交換は1日に1回以下ああああああああああ
あああああああああああ●お散歩・お出かけ●
あああ□夏場、お買い物や旅行にワンちゃんを
ああああ連れて行くことが多い
あああ□夏場のお散歩は日中に行くことが多い
あああ□夏場のお散歩コースは草の生えていない
ああああアスファルト・砂・土の上が多い
あああ□普段からお散歩中リードを引っ張ることが多い
チェックは以上で終わりです。
いくつあてはまりましたか??
1個でもチェックがついたら気を付けて下さいね(*´ェ`*)
☆夏バテ予防のポイント☆
●ご飯と運動を管理して適正体重をキープする
●ワンちゃんが自由に涼めるグッツをおいてみる
●寝床とお水は日陰で風通しの良いところへおく
●飲み水は1日2回以上変えてあげ、新鮮なお水を常に
阿飲めるようにしておく
●暑そうな呼吸をしていたら、氷や冷水をあげる
●エアコンの設定温度は除湿モードで24℃~27℃
●お散歩は朝日の出前夕方は気温が下がり地面の温度が
下がってから行きましょう。
●お散歩時にはお水を持って休憩をしながら、
日陰を歩いてあげましょう。
●キャリーバックでお出かけの際はバックの中に熱がこもって
しまうので、こまめに休憩をとりましょう
●ワンちゃんを無理にお出かけに連れて行かないようにしましょう。
☆いくつか熱中症関連のページもご紹介させていただきます☆
熱中症にならないために…・夏の暑さ対策・暑い日にはご注意を!
参考にしてみて下さい(*^_^*)
看護士 横田