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院長コラム

こんにちは!

東洋医学で言うと、“春は肝木の季節”であり、気が(木の様に)上に上がり易く、それゆえ頭や顔の症状・・・頭痛や鼻炎・眼の痒み等の花粉症、耳鳴りなどになり易い時期でアリマス。
PM2.5の影響もあるのか、昨日友達がいきなり花粉症になったり、息子もかわいそうなくらい花粉症の症状が酷いです・・・。(針打たせて~!!と息子をおっかけてますが・・・(笑)。)
花粉症に関しては、後日「よもやま話」に書かせて頂く予定です。

ところで、2月24から、昨日(3月9・10日)まで、3週連続で日曜日毎に鍼灸のセミナーがあり、結構タイトな日々を送っておりました。
2月24日と3月3日は学院(日本獣医中医薬学院)の勉強会でしたが、3月9日と10日は2日連続で「師温会」と言う鍼灸師・医師・獣医師合同の勉強会でした。

「師温会」では主に当学院の会長でいらっしゃる鍼灸師の国分龍彦先生(大阪府堺市開業)と校長の山内健志先生、そして西依三樹先生の3人の方が教鞭をふっておられます。
そこでは講義の後、症例検討会があります。患者さんを前にして講師陣が診断した後、治療させて頂きます。 もし、患者さんがおられない時は、受講生の中の希望者が患者モデルになります。
今回も私はご多分に漏れず、患者モデルに立候補しました。

自分でも仕事の後で針を打つこともあるのですが、「身体がだるい。手足が冷たい。お腹が空かない云々・・・。」と言った症状がずっと続いていましたので、この機会にと思いまして・・・。
ただ、このコラムでも何度か書きましたが、患者モデルは教室の前方に設置してある台上に寝かせられて、「腹出せ。」だの「背中出せ。」だの「舌を見せろ。」だのと言われながら、講師や受講生の皆さんに脈をとられて恥ずかしいのなんのってありません。

でも、「足が太いから」とか、「お腹の脂肪が・・・。」なんて言ってられないのです。
いつも元気で仕事をする為には、“背に腹は代えられない!”のですから(笑)。
治療するのは私達受講生ですが、一流の先生方が検証して下さるので、帰る頃には身体が変わるのを実感します。

脈を診て頂きながら、「あ~・・・。かなり腎と肝が虚してるね~!(弱ってるねぇ~)!」と、言われて、どんどん治療して頂くのですが、腎の脈がなかなか上がらず(元気になってくれず)・・・しまいには両方の足の内くるぶし近くの「太谿」と言うツボに火針をズブッ!と打たれてようやく腎の脈が上がりました。
火針とは、火針膏と言う軟膏を注射針に付けて3回火であぶってからツボに刺す方法です。私の治療でもワンちゃんや猫ちゃんに火針を刺しますし、自分にも脈を診ながら片方の足に火針をしますが、両足のツボに1本ずつ刺すという発想は全くありませんでした。それと、百会と言う頭のツボに、お灸をして頂きました。(初体験ですが、正直熱かったです・・・。でもお陰さまで頭痛がうその様に消えました!!)

っで、効果の程は~・・・???
もちろんバリバリで~~っす(^^)V。
治療直後はまだ昼食が食べられませんでしたが、昨夜は美味しい天ぷらをたんと頂き・・・そして今朝も久々にお腹が空き・・・「普通にお腹が空くってなんて心地いい事なんだろう!!」と、思いましたね・・・。
本当はこの治療、数日間隔で継続したいのですが、自分では背中のツボに治療は出来ませんので、うちの二人の先生にお願いしようと思います。

ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、2年前の春・・・山内先生と西依先生に憧れて、「動物と飼い主さま両方の治療が出来たら、何て素敵だろう~!」 との熱い思いで人の鍼灸専門学校に入学しました。ですが、結局仕事との両立が難しくて途中で挫折してしまいました。

そんな折り、立て続けに困っておられる飼い主さまお二人からお身体の事でご相談を受けました。
「それなら3人のすご腕鍼灸師を知ってますよ! 大阪と東京とどちらなら行けますか!?」とお伺いして大阪府の国分龍彦先生をご紹介したところ、お二人からとても喜んで頂けました。

そんな訳で私自身は動物の鍼灸治療は出来ても飼い主さまの治療は出来ませんが、その方々がお元気になられる橋渡しが出来たので、「師温会」で学んでいて本当に良かったと思いました。

周りの方々が心も身体も健康で笑顔になってくれたら、ホント素敵ですよね・・・・☆

ところで、今日は東北大震災があった日です。
お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りすると共に、ご遺族の方々が1日でも早く笑顔になられることを心からお祈りします。
そして、大震災から2年経った今、「自分に出来る事はないか?!」ということをもう一度考え直しながら、今こうして生かされている事に感謝して1日1日を過ごしていきたいと思います。

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2月24日、学院のセミナーの後の懇親会にて。
左のオチャメなおっさんは、何を隠そう学院の山内校長です。
9年前から東洋医学を教えて頂いていますが、その知識とご経験 は本当に半端ないです!!

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名誉会長や会長の国分龍彦先生(一番左)のご指示の元、受講生が患者モデルに治療します。
この写真は脈を診ながら針や圧診機で身体全体を整えた後、耳針の石田先生(右から2番目)が顔と耳に針を刺してお灸を施して終了するところです。

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上の花粉症の方の治療を近くで撮影したものです。
Y先生!写真の掲載をご承諾下さいまして、本当にありがとうございました。

2013年 3月 11日 掲載

こんにちは~!
「鬼の霍乱(かくらん)かっ!?」って周囲に思われるくらい、久々に胃腸風邪でダウンした工藤です。
3日間ご飯が食べられませんでしたが、その後しっかり復活しています(^^)V。

かつて・・・「巨人・大鵬・玉子焼き」という言葉が流行った時代があったそうです。
正直言ってこの言葉、中学時代までは全く知りませんでした。
私の年齢詐称の話は抜きにして・・・実際この言葉を初めて聞いたのは、「ジャマ」と言うあだ名の社会の先生が授業中の雑談でおっしゃった時でした。
かつて、一世風靡した「大鵬」という力士が先日亡くなり、それでその言葉を思い出したという訳です。

デヘッ・・・。 今回のタイトルは、その言葉をもじって付けました。
11日の朝、たまたまテレビをつけたら、あの“我らがヒーロー「イチロー」”のドキュメンタリー番組がやっていました。 
それを見て、二つの感動を覚えましたね~・・・・!

①やっぱり彼はスゴイ!!
「普通の人では考えられないくらいの精神力とチャレンジ精神の持ち主である!」と言うことにまずは感動しました。
「マリナーズ」から「ヤンキース」に移籍した理由は、あえて厳しい条件の元へ身を置き、ゼロに戻ってチャレンジしたかったということでした。
そしてそれ以上に私は、番組最後の彼の言葉に共感しましたね・・・。(二つ目の言葉は常に私が思っている事です。イチローさんに共感しただなんて、実にオコガマシイ話かも知れませんが・・・。)

「終わりが分からないから、 “ありったけ”の力を注ぐことができる!」
「笑って死にたいですね~・・・。 楽しく生きて、最後は笑って死にたい・・・。」

②犬(一弓)の力
番組の取材中に 「一弓」と言う柴犬っぽい犬が登場します。
ブラウン管の中では、どんな状況だろうとポーカーフェイスのイチローですが、「一弓」を呼ぶ時の顔つきと声は、「別人」のようでした。
孤独の中で自分と向き合い、そして自分と闘い・・・そんな生活を長い間してきたイチローにとって、「一弓」はかけがえのない存在であり、癒しになってるのでしょうね・・・。

「動物の存在」ってスゴイですね~・・・・!!
会話がなくてしらけかけている夫婦をまとめたり・・・。
学校で嫌な事があっても、家に帰ればその子が居るからって元気になったり・・・。
家族を一つにまとめたり・・・。
「この子の為に健康でいなきゃ!」って飼い主さんに思わせたり・・・。
その子が重い病気に罹ったら、飼い主さんまで具合悪くなったり・・・。(勿論逆のパターンも結構ありますが・・。)

口も利けない。一見、ただ寄り添ってくれてるだけに見えるあんな小さな存在が、実はその家族(その人)にとって、とても大きな存在だったりするんですね~・・・。
イチローの番組を見て、改めてそのことを認識しました。

今世でご縁のある目の前の動物達を皆さんも大事にしてくださいね~☆
彼らの多くは、皆さんが幸せでいてくれることを心から望んでいるのですから・・・。

<追記>

昨日の診察中にある飼い主さまと友人から、上のコラムに2点間違いがあるとのご指摘を受けました。
「一弓」は、「一朗」の「一」とイチロー夫人の弓子さんの「弓」をくっつけて命名されたってこと。
それと、彼はピッチャーじゃないから、マウンドには立たないってこと(焦)・・・。

「もう~! 先生はホント社会オンチなんだから~・・・ははは~!」と、その飼い主さまに一笑されてしまいました。

う~・・・。 
そう! 実はその通り! 自慢じゃないですが、私は仕事と子育てしかしてない完全なる社会オンチです。
社会情勢もそうですが、特に芸能界とブランド、車・・・そういうものは一切チンプンカンプンなのです。

でも、今年はもっと視野を広くして・・・・色んなことを観たりチャレンジしたりしたいって思ってます!

むふふ~・・・。
オモロイおばはんを目指します!

待合室でパチリ!待合室でパチリ!

待合室でパチリ!
「ちょっとぉ~…。ベッピンさんに撮ってよぉ~!」

お寺にて

イチローのテレビを見た後、墓参りに行ったお寺にて

喫茶店にて

墓参りの後、母といつも寄る喫茶店
玄米のオムライスを出す店なんて珍しいのではないかと思う。
でも心と身体に優しくて超オイシイのだ!

2013年 2月 18日 掲載

こんにちは!

先日、41歳になったばかりの工藤ゆり子です。(デヘッ! 私の携帯のプロフィールは、年齢詐称してありまして・・・、ずっとその事を忘れてたんですけど、この間赤外線通信でプロフィールを交わした友人から 「ゆりちゃんの嘘つきぃ!」と言われてしまいました。ハイ!嘘ついてます。)

実は先日うちのスタッフ達がケーキとお祝いの言葉を添えたお花を贈ってくれました。(みんな~!ありがとう~~!!)
毎回、誕生日の人には名前の頭文字を取って“あいうえお作文”を作成して、お祝いの言葉にしています。
っで、今回も 「こんな言葉を頂いて良いのかしらん???・・・。」と言うくらい私にはモッタイナイ言葉を頂きました。
正直言って、「ごめんね・・。私はそんなに出来た人間じゃないのよ~・・・。」って思います。
ですが、シータヒーリングでは、「そう思うと、そういう現象を自分で引き寄せてしまう!」って言われていて、実際私自身シータヒーリングを実践すればするほど、そう感じる場面が多いので、一先ず否定せずに 「みんなが言ってくれるような人間になれたら本当にいいな~!!」って思うことにしました(笑)。

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ムサシのお散歩で出逢った蝋梅;
真夜中だったので香りに釣られて顔を近づけて行ったら、枝が眼に刺さりそうになって焦った。

前置きが長くなりました。
本題に移りますね!
今回はアニマルコミュニケーションの話ではありません。ごめんなさい。
実は最近、毎日診察をしていて、診察にお見えになる方々に共通点があることに気づきました。

病気になった動物達を連れて来れらる方々の多くは女性です。
皆さんお忙しい中で、ご自分の時間を割いて大事な子達を連れて来て下さってます。
朝からお仕事がありその後には家事があるのだけど、その合間に大急ぎで通院して下さっているんですね・・・。(殆んどの子達は病院に来たくないのに、お母さんが「行くわよ!」って言うから、やむおえず来てくれているようですけど。(苦笑)。)

共通しているところと言えば、ご自分の事は一番あと回し・・・。
いつも家族が一番、その次は同居している動物(家庭によってはこの二つの順序が逆転することもあり!)、次に同居でなければ別居している親御さんの面倒、そしてやっとこさ自分の番・・・。
だけど、気が付くと自分に掛ける時間なんてない方ばかりです。

『もっと自分を大切にしましょう~! ふと目をこらして耳も澄まして、周りの自然を感じてみましょう~!』
・・・・でも、「もっと自分を大切にして!」っていう言葉は、ついこの間まで先輩の女性獣医さんから私自身が言われてきた言葉でした。
おんなじ事をしてきて、そこから脱出しつつあると、それがよ~っく分かるのですね・・・・。

誰もがいろいろな事情の中で生きていると思います。
みんながそれぞれに頑張っていることでしょう・・・。
でも、たまには頑張ってる自分を褒めてあげて下さい。(本当はお母さんにはお父さんが、そしてお父さんにはお母さんが褒めるといいんですけどね・・・!)
自分を愛せないと本当の意味で他人の事も愛せないと思うし、自分の事を大切にしないで自分を削って周りの人の為だけに生きていると、身も心も疲れ果ててしまいます。
(これは決して「人の為に生きるな!」と言っているのではありません。)

・・・今日は、いつもお疲れのご様子でお見えになる飼い主さまを見る度に感じることを書いてみました。
今日も一日、みんなが笑顔で暮らせる様に・・・・まずはご自分を大切にして下さいね(^^)!

ぽてちん、おしまい。

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鍼灸の学校に行く新幹線の中でパチリ!;
「いつも勇壮な姿を見せてくれてありがとうね~!」と、いつもお礼と共に拝みたくなる。

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瞑想の師匠の一周忌に向かう時、上野駅で寄った喫茶店に陳列してあった写真;
おそらく上野動物園のオットセイだと思う。よく撮れてるな~・・・!と感心してしまった。

2013年 1月 31日 掲載

こんにちは!
年末年始にお酒を飲み過ぎて、手の指の爪が再びペランペランになってしまった工藤です!(詳細は、2012年11月24日のよもやま話を読んで下さいね。)

さて、私のコラムを読んで下さっている飼い主さまから診察中に、「ムサシ君、その後ど~う!?大事にしてね!」 と言う温かいお言葉を頂戴することがあります。
お忙しい中、ムサシのことをお気に留めて下さって本当に有難いです。
「ムサシが長生きすることが、似たような病気を持つ動物の飼い主さまの 『希望の光・・的な感じ』になってくれたらな~・・」と、思いながら、毎日ムサシを見守っています。
そして今は出勤前に必ず 「い~い?!あんたは絶対に血管肉腫じゃないんだからね~!!」と一声掛けています。
・・・声を掛けると言うよりも、マインドコントロールしています(笑)。

ひとまずお陰さまで、先月末に最後の抗癌剤(6回目)が終わりました。
いつもの様に、投与後3日くらいは痩せてしまいましたが、徐々に持ち直し始めて今日の血液検査もすべて正常値であり、とても調子良いです。

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車から降りると、いつも柵に前足を引っ掛けて、全身全霊で?「お帰りぃ!待ってたよ~!」 っと言ってくれる。
ただ、カメラを向けるといつもの様に「はぁ、またカメラか~・・。」と、そっぽ向かれてしまった。

つい先日・・・午前の診察が終わった後、少し時間があったので帰宅して柵で囲われているムサシの運動場を覗きました。
そしていつもの如く 「ムサシィ、ただいま~(^^)!」 と柵の隙間からペロペロ私の顔を舐めさせてから家に入りました。
軽く昼食を摂り、居間からムサシを覗いたところ・・・もう~「るんる~ん~♪♪」 ってな感じで、口に何か加えて「むふふ…♪」と運動場を嬉しそうに走り回っているではないですか!?

ふっとそれが何物なのかを見た瞬間・・・・「ゲッ!!」と思わず叫んでしまいました。
それは紛れもなく彼のウ〇コだったのです・・・・。
「そっかぁ・・・。今までウ〇コを食べた後の舌で私の顔を舐めまわしてたのね~・・・!!」と思っても後の祭り・・・。
「まぁ、しゃ~ないか!!」ってところですかね・・・。
だがしかし・・・あんなに嬉しそうなムサシの顔を見たのは久し振りでした。(やっぱ本音はムサシのあんぽちん(怒)!って感じです。)

でも、動物は罪がないです。
そして、確かに計算高いところも多少はありますが、多くの子は本当にピュア@です。
そしてピュア@と同時に、いつも「家族が幸せになってくれたら~・・・☆」 と言う事を願っています。
もう少し解り易く言えば・・・「家族の笑顔が見れたらそれが私にとって最高の幸せ~☆」 と思っている子達が多いということです。

そう思っているだろうということに何の証拠もありません。
ただ、私自身が動物と暮らしてきた経験や飼い主さまからお聞きするお話、そして「アニマルコミュニケーションで動物達と会話した限り殆んどの子がそう思っているだろうという事を実感しただけの話です。

・・・と言うことで、一先ず今日のコラムはこの辺にしておきますね!
次回は、ムサシ(犬)と私達との関係で、アニマルコミュケーションも含めてもうちょっとだけ突っ込んだお話をさせて頂きます。

今日も皆さまと動物さん達が最高に幸せな1日でありますように~・・・☆

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去年秋にふらっと入った雑貨屋で一目惚れした耳あて。
「来年の冬も使えてるといいな~・・・。」と、思いながら購入。

2013年 1月 12日 掲載

Photo元旦早々、当院の有志の新年会が我が家であり・・・我が家という事もあって、一次会お開きと同時にみんなを置いて一人で勝手にグーカーグーカー寝てしまった。(すんません!)

居間で夜中にふと目が覚めてお風呂に入いり、「そうだ!今こそコラムを書こう!」と思い立ってパソコンに向かい始めた。
すると・・・胃が重たい。お酒が抜けなくて頭も痛い・・・。
家族が寝静まった静寂な中で、自分の身体の声に耳を傾けると、胃も肝臓もそれ以外の臓器も「疲れたよ~・・・!」と言っているように感じた。
有難い事に親からもらった私の身体は頑強で壊れにくい。だけど文句を言わないことをイイコトに調子に乗って長年傷めつけて来ていた。「そうだわ・・・。今年こそは自分の心と身体の声をしっかり聴こう!ごめんね!私の身体さん。」と、しみじみ思った。

久々のコラムであり、実は去年からずっと温めていたテーマはあるのだが、それよりも“出逢い”がある度に、「コラムに掲載させて頂きたいので、お写真撮っても良いですか?!」と、お願いして写真を撮らせて頂きながら、忙しいのを理由になかなかコラムを更新出来なかったので、その方々の写真を掲載させて頂くことにした。

ここで一旦近況報告をさせて頂くと、開業してこの10月で19年になる。
約8年前から山内健志先生と校條均先生、岩西正雄先生の三人が立ち上げられた『小動物中医学研究会』と言う動物の鍼灸の勉強会で学ばせて頂いたが、とにかく毎日の一般診療と鍼灸の診察を回すことだけに追われる毎日であった為、思うように鍼灸に専念できなかった。
それゆえ一昨年からは一般診療(西洋医学での内科と外科)は他の二人の先生に任せて、私は鍼灸の治療のみ診察させて頂くことになった。

そして去年の10月より、月に二回動物の鍼灸の専門学校(上に掲げた三人の先生、特に山内先生が立ち上げられた『日本獣医中医薬学院』)に通っている。
その他・・・シータヒーリングとアニマルコミュニケーション、そして・・・ちょこっとだけ家事をやっている。かな・・・?

この年になってやっと 「今が幸せ!」だと感じる事ができるようになった。(基本的な事を言えば、いつも本当は幸せなんだろうけど・・・・。)
やりたい事をやらせて頂き、素晴らしい師や仲間達にも恵まれて、こんなに有難いことはない。
もしかしたら、若い時からずっと自分の気持ちに正直に生きることが出来なかったからこそ、今そう思えるのかも知れない。
ついこの間まで眉間にシワを寄せて生きていたような気がするが、今は一人で「ふふふ・・・~!」とほくそ笑むことがよくある。(他人が見たらさぞかし気味悪がるだろうが・・・。)

なので、「いつか世の中の人達みんなが笑顔で過ごせる日が来たらいいなぁ~!」と、心から思う。
こんな私でも残った余生が “皆さまの笑顔のお役”に少しでも立てるのであれば本望だと思っている。
さて、またいつもの如く、前置きが長くなってしまったが、本題に入ろうと思う。

※写真撮影に協力して下さった方々、本当にありがとうございましたm(_ _)m。
そして、全くご興味のない方もいらっしゃると思います。
そういう方はどうぞ遠慮なく飛ばして下さいね!
簡単なコメントと共に以下の通りに掲載させて頂きますね。

7月、テレセラピー(遠隔治療)研究会にて

京都の内科医 堀田忠弘先生

京都の内科医 堀田忠弘先生
私の尊敬する先生です

国際和合医療学会常任理事の陰山康成先生

国際和合医療学会常任理事の陰山康成先生
 

その後の懇親会にて

その後の懇親会にて
左がM.I.DJapanの新井さん、私、神宮前で開業してみえる獣医の鵜飼一郎先生

8月、アニマルコミュニケーション上級クラス

ローレンマッコール先生とツーショット

ローレンマッコール先生とツーショット

同窓生二人!!とバッタリ!!

同窓生二人!!とバッタリ!!

一昨年、アニマルコミュニケーションの初級・中級クラスを受講した時、獣医は私一人だった。
その時ローレン先生は「色んな国でセミナーをしてきたが、獣医師も何人か参加してきた。『こういうものもあるのね~!』なんて顔をして聞いていたが、結局否定して途中で来なくなった獣医師がそこそこいた。」と、仰っていたが、今回は受講生約12人の中で、私の他に女性獣医師が二人いた。
そして、なんとぉ~・・・そのうちの一人は北里大学の剣道部の後輩の奥さんであり、もう一人はその方のバトミントン部の一つ後輩ということであった。
『世の中に偶然はない。起こる事は必要必然!』 とは言うが、本当にこの再会は嬉しくて感激してしまった。

9月、鍼灸セミナー

二回シリーズで計11回、一昨年12月から去年の9月まで西依先生の「椎間板疾患セミナー」と「漢方薬のセミナー」があった。
その間月一~二回は西依先生の授業を受け、10月に入学した日本獣医中医薬学院でも私達1回生の担任(主に応用編の授業)を担当して下さることになった。
西依先生とは最近本当にご縁がある。
「西依先生! 顔晴ってついて行きますので、二年間よろしくお願い致します!!」と言う感じである。

セミナー中の西依先生

セミナー中の西依先生
 

志織先生

西依先生のセミナーのアシスタントを勤めてみえた志織先生

右の写真は「師温会」という勉強会でいつもお会いするキャワイイ志織先生。西依先生のセミナーのアシスタントを勤めてみえた。「志織先生、お疲れさまでしたぁ~!」

10月、日本獣医中医薬学院の入学式

Photo写真は左より「師温会」でご一緒する石田先生。

千葉県で耳鍼をうってらっしゃって、師温会でも何度か私も治療して頂いている。
(入学式にお祝辞を頂きました。)

そして学院最高顧問の國分先生、私、西依先生。

左より西依先生、私、学院長の山内先生

左より西依先生、私、学院長の山内先生

学院で基礎系を担当して下さる池内先生

学院で基礎系を担当して下さる池内先生

加藤先生結婚式

加藤先生結婚式 控室に押しかけて加藤先生に一言お祝いを言うつもりだけだったのだが、お兄様が気を利かせて下さって加藤先生とツーショット!

「マジに加藤先生綺麗だったな~・・・!!」

 
新郎新婦と私達

新郎新婦と私達

元スタッフの赤ちゃんと私達

元スタッフの赤ちゃんと私達当院に20歳の時から14年間勤めてくれた由起さん。
男気?があって長い間看護師長として当院で顔晴ってくれましたが、とうとうこの10月に可愛い女の子のお母さんになりました~。

シータヒーリング関連

シータヒーリングシータヒーリング

一昨年の12月から基礎・応用・アナトミー…など伏見で結構な数のシータヒーリングのセミナーを受講してきた。
「今を生き難い私ってのは、一体どこから来ているのだろう・・・。」と言うところから始めて行くうちに、どんどんはまって行った。(はまった。と言うよりは、自分にとって必要だと感じたので、どんどん進んで行った。と言った方が正しいかも知れない。)
写真はもっとたくさん撮らせて頂いたのだが、ここでは最初と最近の2枚だけ掲載させて頂くことにした。
数年後にはまた変わった展開になるかも知れないが、シータヒーリングに出逢った事は、私にとってとても大きかったと思う。

☆今年も皆様と動物さん達のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます(^^)!

2013年 1月2日 工藤ゆり子

2013年 1月 02日 掲載

「忙しいと言う文字は人の心を亡くすと書く」 とよく言われるが、この数日間やたら忙しい日が続いている。

<ムサシの二回目の抗癌剤の治療>
ムサシの二回目の抗癌治療であるが、実は10月3日に一旦チャレンジしたのだが、初回入院した時の点滴治療のせいで静脈に沢山の瘢痕(傷跡)が出来てしまい、何度か留置針を入れようとチャレンジしたのだが結局入らなかった。
それでその日は諦めて抗癌剤治療は6日に延期になった。

ところで10月6日と言えば、“半田市内の31台の山車が一斉に勢ぞろいする5年に一度の 『半田山車まつり』の一日目” である。
半田市内に住む我が家の息子達はご多分に漏れず3人とも“お祭り男”である。
前日の夜仕事を終えて私が帰宅したら、既に長男の友達1人+三男の友達3人の計4人が祭りの準備の為に我が家に泊まりに来ていた。
疲れている私に長男は情け容赦なく 「母さん、明日の集合の時間(5時半)までにこの胴巻き(祭りの衣装)のボタンを付け替えといてね!」とのたまった。
それだけならまだしも、「母さんはいっつも朝ギリギリでやるんだから、今、付けてよ!今!!」と言われてしまい・・・ビールを飲みながらボタンを付け替えた。

翌朝は案の定(毎年春の祭りはそうなので)、息子達の祭りの準備の為に4時半に起きて・・・晒しだの胴巻きだのって安全ピン片手に彼らの手伝いをした。
そして一息ついた後、病院に行き10時からムサシの二回目の抗癌治療を行った。
今回留置針が入らなければ、前回の抗癌剤治療から間隔が空きすぎてしまうので、「是が非でも留置針を入れたい!」と言う緊張の真っただ中・・・どうにかこうにか留置針が入った!!(山下さん、ありがとう!)

その後一時間ほどムサシの留置針がずれないかムサシについていたが、両親に息子達の祭りの姿を見せたくて、後の管理は加藤先生と看護師達にお願いして病院を出た。
この日、ムサシは無事に二回目の抗癌剤の治療を終え、祭りの後で病院に迎えに行ったらとても元気だった。(ほっ・・!)

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<半田山車まつり・・・感謝>
半田の山車まつりは、私にとって何度めだろうか・・・?!
思い起こせば20年前・・・半田市に移り住んで間もない頃であった。
そういうお祭りがあるって聞いて、兄嫁さんと一歳になる長男を連れて見に行ったのが始めだった。
雄大な31台の山車に感動し、長男を「高い高~い」の高い状態にして、「ほら~っ!よ~く見なさい!」と観せたのを覚えている。(だから長男は祭り男になったんだろうな~・・。)

その後毎回観にきていて、5年前は脳内出血で右半身不随になった父と母、そして兄嫁さん一家とできた。
その時、多くの人並みで車椅子に座っている父には山車が観えないと思って、「5年後は絶対に桟敷席で見ようね!」と言ってから、あっという間にその日が来た。
桟敷席から眺め観る31台の山車は、正に雄大であり・・・半田の歴史の深さ、祭りや山車を大切にする半田市民の心意気…などいろいろな思いが湧きあがってくるのを感じながら山車に魅入っていた。

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だがしかし・・・今まで何度か障害を持つ父と母(母は健常であり父の介護をしている)と行動を共にしてきたが、祭りの人のごった返しの中の車椅子はまだしも、桟敷席の階段がこんなに大変なことだったとは想像してなかった。
手作りの桟敷席は、途中から一段一段の幅が高くなっていて、健常者にとっては「ちょっときついわね~!」で済むくらいなのだが、右半身不随の父の昇り降りは相当なものであった。
ましてや階段を降りるのは後ろを向かないと降りれないなんてこと、この日に初めて知った!(さすがこの娘にして、この母親である・・・もっと早くに言っててくれてたら、息子達におんぶさせたのに~・・・(苛々)。)
だが、本当に温かい人達がいるもので・・・おそらく市の職員の方か市民のボランティアの方だと思うのだが、父の階段を登って行った時に手伝って下さった方がいらした。
そして恐縮している私達に気遣って下さり 「降りる時も声掛けて下さいね!」と、言って下さった。
本当に感謝である。
息子の嫁さんにしたいくらいである。(ちと早いか~・・・!?)

こんな歳になっても、何かをすれば感じることがある。
だから行動するって大事なんだな~・・・。
この度、父を祭りに連れてって、障害を持つ人をお祭りに連れて行く事がどれ程大変かって事が身に染みて解ったし、おそらくまだまだ課題はあろうが20~30年前と比べたら、障害を持つ人やその家族に対して “ごく普通にお手伝いして下さる方”が増えつつあるのではないかって思った。
お名前をお聞きしそびれてしまったが、その時のお二人の方、本当にありがとうございましたm(_ _)m。

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<動物の鍼灸の専門学校入学式>
翌日の7日は、私も学ばせて頂いている小動物中医学研究会(鍼灸・漢方などの東洋医学の治療)の勉強会を立ち上げられた3人の先生のうちの山内健志先生が創設された動物の鍼灸の専門学校入学式が吉祥寺で行われた。

数年前から山内先生が構想を練られて行動され・・・去年10月に日本初の動物の鍼灸専門学校第1期生が入学した。
この度、無事に私も2期生になり、この日に入学式が行われた。

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山内先生の熱き想いをお聞きして、8年前から山内先生から学ばせて頂いていたが(今は学校設立の為に西依先生が後任で講師になられている。)、この学校に入学して絶対間違いはなかったと確信した1日であった。
その件に関しては、また別の時に書かせて頂くことにする。

<後記>
お話ししたいことが盛りだくさんで、いつもにも増して長いコラムになってしまいました。
毎回稚拙な文章のコラムをお読みくださいまして、誠にありがとうございます!
いつも温かい方々に囲まれて・・・こうして元氣で仕事をさせて頂いています。
本当に感謝の日々です・・・。
そして、ムサシも一応順調です。皆さまありがとうございます。
朝夕の温度に差が出て来てますので、どうぞくれぐれもお風邪など召されません様ご留意くださいね!

2012年 10月 10日 掲載

今回からしばらくは 「ムサシの闘病日記」的なコラムになりますが、悪性腫瘍の動物を持つ1人の飼い主として・・・だからと言って自分の感情に溺れすぎないように気を付けながら・・・私を含めた家族の気持ちやムサシの状態を粛々と書かせて頂こうと思います。

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ムサシの手術
私が鍼灸のみの診察になってからこの一年半はメスを全く握っていない。
なので、この日はオーパス動物病院の和田獣医師にも応援をお願いし、和田獣医師と水出獣医師により手術は行われた。

ムサシは9月4日に脾臓摘出術をして以来、完全復活とは言えなかったが、結構元気を取り戻したので、9月12日に第1回めの抗癌治療を施すことになった。
腕の血管(静脈)に留置針という細いストロー状の管を埋め込み、そこから1時間掛けて抗癌剤をゆっくり血管に点滴する方法を取るのだが、ムサシが入院犬舎で暴れてしまって留置針がずれて薬が血管外へ漏れると、その部分の組織(腕の一部)が腐ってしまって大変な事になる。
なので点滴をしている間、何度も犬舎を覗かなくてはならない。点滴が終わるまでの間気が抜けない治療法である。
ただ、それだけ殆んどの抗癌剤には強い作用があるということなのだ。
まさに“諸刃の剣”である。
治療は無事に終わったのだが、ご多分に漏れずムサシも他の癌患者さん同様抗癌剤投与の翌日からめっきり元気がなくなってしまった。

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厳正なるチェック
抗癌剤が漏れたら大変だと、留置針がずれてないか加藤先生が厳正にチェック。
「もう飽きちゃったんだよな~・・・。加藤先生、早くしてくんねえかな~・・・。」

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ムサシの爪
獣医さながら飼い主失格である。
こんなに爪が伸びてたなんて、今回ムサシが病気になってから初めて気づいた。
舌のシワと色の薄さはずっと気にはなっていたが、運動場で自由に動いているにも拘らずこれだけ爪が伸びてたってことは、結構前から身体はしんどかったのかも知れない・・・。
ムサシ、ごめん・・・。

主な副作用は、①心毒性(心臓疾患になったり、元々持っていた心臓疾患が抗癌剤をきっかけにして悪化し、それにより死に至ることもある。)、②骨髄抑制(赤血球・白血球の減少)、③胃腸障害(出血性大腸炎)、④腎毒性(主に猫と言われてはいる。)等であるが、1週間めの血液検査は散々だった。

供血犬だったはずのムサシは、ド貧血になり・・・「これ以上下がるとマジにヤバイ!! 一体ムサシは誰から血をもらえばいいのだろう・・・。」 と言うくらいまで貧血になっ てしまった。
そして腎臓、肝臓、どちらの値も急激に上昇してしまった。(勿論手術前からこれらの値は悪かったのだが、一旦回復しだしたところで抗癌剤を使った為、前以上にガタガタになってしまった。)
一先ず、抗癌剤の選択と施術は加藤先生を中心に看護師達にも協力してもらい、私は鍼灸の治療と共にテレセラピー(遠隔治療)を施し、オーリングテストで対症療法薬の選択をした。

ここで私の恥をさらすことになるのだが、オーリングテスト(筋肉反射テスト)と言うのは、一見単純な技法だが実はとても難しい検査である。(と、私は思う。)
自我や病気に対する自分の考え(この症状にはこの薬が良いに決まってる!と言う先入観)が入ってしまうことがままあるし、いつも自分をニュートラルな状態にしておかないと、患者さんが一番求めている薬がうまく選択できないのである。
今まで長い間オーリングテストで患者さんの薬の選択をしてきたが、それが故に反省した場面もある・・・。
10年前に氏家さん(この1月に他界された瞑想の師匠)率いるインド・ネパールの旅で京都の堀田先生(内科医)とご一緒させて頂いた時なんかは、もう空港に着くや否や堀田先生を追いかけて、「どうしたら正しいオーリングテストができるでしょうか!?」としつこく質問攻めをさせて頂いた記憶がある。(心の広い堀田先生は、その時嫌なお顔一つなさらずにお答え下さったが・・・。)

ド貧血と共に白血球が下がる筈であったのだが、下がるどころか上がりっ放しだったので、「とにかく、これらと腎臓・肝臓を何とかしなきゃ!!」と言うことになり、ムサシは漢方薬を含むたくさんの薬の薬漬け生活が始まった。
そして食事は、ヒルズの癌患者用の缶詰(n/d)と共にカロリーが低くならないように注意しながら、n/d缶詰+手作り和食 に切り替えた。

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n/d(癌患者用缶詰)
癌細胞が作り出す乳酸を抑える為に、炭水化物を最低限にしてあり、高栄養(高蛋白、高脂質)になっている。そしてアルギニンとオメガ3脂肪酸を多く含むことにより免疫を維持している。

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手作りご飯
一先ず魚・豆腐・そして青物など色のついた野菜など、和食を主とした食事をn/dと共に与えている。(肉類も与えてはいる)
野菜の向こう側にあるタッパーは、この間アピタで見つけた優れものである。ざるみたいになっているタッパーの中身に野菜を詰め込んで、それをタッパーに入れて蓋してチンするだけで、野菜が茹でられるのである。 思わず感激してしまった。

そして9月26日、抗癌剤投与後2週間の血液検査は全部正常値になったのだった(^^)V。
このまま順調に行けば、10月3日に2回目の抗癌剤を使う事が出来る!
と思ったが、ちょうど血液検査をした26日はかなり活力があり、散歩中リードを健常時の様に引っ張る傾向にあったが(ムカッ・・!苦笑)、月末から引っ張る力が弱くなりだし、散歩も少し歩くと直ぐバテる様になった。
見えない所で、彼の身体の癌細胞が悪さをし出したのだろうか・・・。つづく。

「追記」
毎日出勤前に私は 「ムサシ、大好きだよ! 長生きすんだよ!行ってくるね。」と言ってから車に乗る。(勿論、同居犬のケンにも大好きって前から言っている。)
天才を育てた親は、子供にしつこく 「あなたは天才なのよ!」と言って脳を含めた子供の全細胞にそれを記憶させたって何かの本に書いてあった様な気がするから、案外その方法もいいかも知れない!って思って、毎朝ムサシに言うことにしたのである。
自分の能力のなさを親のせいにするつもりはないが、幼い頃から「あんたは不器用でいつもぼーっとしてるわね~!」って言われて育ったせいか、こんなんなので(また苦笑・・・。)、
もしかして毎日「あなたは天才よ!」言われて育ってたら、私ってスゴイ人になってたかも知れない!(・・・ホンマかいな~?!)
・・・ と言うことで、世のお母さん!(お父さんも)ご自分のお子さんをたくさんたくさん褒めて抱きしめてあげましょうね~!! それってとっても大事みたいですよ!

2012年 10月 01日 掲載

2日の日曜の朝、ムサシ(我が家の家族であり、当院の貧血の患者さんに血をあげるお役目を持つ供血犬、シェパード♂7歳)に朝ご飯をあげたら、食欲が全くなかったので少し気になったのだが、そのまま夜を迎えた。

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夜10時くらいだっただろうか・・・。
息子達とテレビを見ていたら、ムサシの散歩から帰ってきたムサシの一番の飼い主さんである次男がいきなり叫んだ。
「母さん!!ムサシの腹が張ってて触ると痛がるし息も苦しそうなんだわ!ちょっと診てやって!!」とのこと。
起きている症状と大型犬ということから、「急性胃拡張もしくはそれによって併発する胃捻転」ではないかと判断した私は、半年くらい前の西依先生のセミナーの後のお茶会で「急性胃拡張もしくは胃捻転のワンちゃんが鍼灸の治療で手術をしなくて済んだ。」と言う話が出た事を思い出したので、「一先ずこんな時間だし、ここは鍼灸治療をしてみよう!」と思い、長男に鍼灸のセットを病院まで取りに行かせて直ぐに治療に入った。

家族全員が見守る中、治療を始めて30分くらいした頃だろうか。
ものすごい悪臭がしたかと思うと、胃の中のガスが抜けて楽になったようでムサシが急に元気になり始めた。
と、同時にお腹もすっきりしていた。
だが、事態はそれだけでは済まなかった・・・。

翌日、血液検査と共にレントゲン検査等をしたところ、白血球は正常値の5倍であり肝臓の値も高く、ムサシの腹部には液体がたくさん貯留していて脾臓が恐ろしいくらい腫れていることが解った。
そしてその液体は血液であり早急に手術をしないとムサシの命に係わる状況だったので、急遽脾臓摘出手術をすることになった。
(重ねて言えば、いつから脾臓が腫大していたのか分からないが、そのせいで脾臓のお隣にある胃が圧迫されて血流障害等が起き、胃の中にガスが溜まって胃拡張になり、2日の日に苦しくなったのだと思われる。)

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写真2

取り出した脾臓は、かなり肥大しており悪性腫瘍の部分は破裂しかけていた。(写真2)
術後東京の動物専門の検査センターに送ったところ、「血管肉腫」と、診断された。
血管肉腫は大型犬、特にシェパードに多い悪性の腫瘍である。
脾臓と共に腫瘍を摘出しても抗癌剤を使わなければ、生存中央値は19~86日であると言われている。
・・・調べる文献によって日数に多少のずれはあるが、要は「取ったらよし!」ではなく、現時点でムサシの身体の中でいろんな事が起こりつつあり、抗癌治療をしない限りもって3か月、早くて2週間くらいで死んでしまうと言うことなのだ。
そして、抗癌剤を使って延命できたとしても、その時の平均寿命日数は長くて1年と言われている。

検査センターの結果が出る前に 「血管肉腫かも知れない。」 と思った段階で家族を招集して家族会議をした。
上の事を家族に話した後、「副作用はあるけど、前に進む為に母さんはムサシに抗癌剤を使いたいと思うのね!みんなどう思う?!」 と一番の飼い主さんである次男と他の家族に尋ねた。
すると「ムサシが少しでも長生きしてくれるのなら・・・。」と言うことで、全員一致で抗癌剤を使う事に決まった。

その間、何度か血液検査等をしながらムサシの状態を診てきたが、自宅の運動場に入れても、やはり以前の様なやんちゃ振りは見受けられず、猫や外部の人に対して吠える声にも力が入らない感じであった。
そして、今日これから血液検査等をしながらムサシの状態が良ければ抗癌治療に入る。

開業してずっとこれまでの間、「少しでも飼い主さまの気持ちに寄り添う事ができたら・・・。」と言う思いで診察をしてきた。(つもりである。)
大事な家族である動物を亡くす飼い主さまのお気持ちに触れる度に心が痛くなったし、「あの飼い主さまは今、どうしておみえだろうか・・・?!お元気だろうか・・・?!」と、考える事もしばしばあった。
だが、こうして自分の大事な家族が「余命いくばくか・・・。」と言う状況を体験してみると、あの時の飼い主さま達のお気持ちがより身に染みて解る・・・。

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※病院に行く時間になりましたので、今日のコラムはここまでにします。最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
久々のコラムでしたがこんな内容になってしまいました。
でも、他の患者さん同様、全力を尽くしてムサシを見守って行こうと思っています。

2012年 9月 12日 掲載

こないだ θヒーリングセミナーの休憩時間に、近くの草履屋(ぞうりや)さんに入ってみた。
会場は御園座の直ぐ近くなので、「さすが伏見!!」と言う感じで、今も普通に草履屋があった。(失礼な表現になってごめんなさい!でもそういうお店って、知多郡には殆んどないのです。)
そこで、こんな長靴?を見つけて購入してみた。
うちのムサシの飼い主さん(二男)はこの春関東に行ってしまったので、朝晩は私がお散歩をしているのだが、こう雨の日が続くとさすがに散歩も嫌になる時がある。
だが、こんな長靴を履くとそれだけで、ルンルン♪ な気分になり散歩に行きたくなる。

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一目惚れして買った長靴(デヘッ、実は少しきついのだけど・・・。)

2000円弱でこんなに気分が良くなるなんて・・・、実に安上がりで単純な性格だと我ながら思う(苦笑)。
「よっしゃ~・・・。次は可愛いレインコートでも買おうかな~!」なんて思ったりして~・・・。

今朝は久々に晴天になり、心なしかムサシも気持ち良さげだった。
こないだもある患者さん(もちろんワンちゃんですよ。)の為に、血をたんとくれたんで大サービスしなくっちゃね~!
まっ、一応病院の供血犬になってくれてはいるのだけど、そうでなくともムサシは我が家にとって掛け替えのない家族です。

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また写真?! そんなん良いからさ~・・・。もっと遊んでくれよ~・・・・。

皆さま、愛犬の為に雨の中のお散歩、ご苦労さまで~す!
皆さまも楽しんでくださいね~(^^)/

2012年 6月 22日 掲載

最近友達の影響も受けて、結構ハードな曲も聴くようになったのだが、多くの歌の中で一番好きな歌がある。
それは、今は亡き河島英五さんの 「生きてりゃいいさ」である。

CD

さかのぼる事17年前 幼い頃よく遊びよく喧嘩もした4つ下の弟が突然亡くなってしまった。
実はその少し前に、この曲を車でずっと掛けていて・・・結構お気に入りだった。
だが、弟が死んでからはとんと嫌いになってしまった。
嫌いと言うより正直 「もう、聴きたくもないわ!!」と言う感じだった。

だが、「時間は薬」とはよく言ったもので、やっとこの頃この曲が聴けるようになった。
一年くらい前にたまたまある女性がリバイバルしているのを聴いてからである。

そんな折り・・・先週東京の鍼灸のセミナーが終わって新幹線から名古屋駅に降りた途端、あるビルの中日新聞ニュースのテロップを見て愕然とした。
「30歳未満の就職が決まっていない若者の自殺者、120名!」
なんという嘆かわしいことだろう~・・・・。

60年前は、うら若き青年達が戦争に巻き込まれ神風特攻隊と称して自ら命を絶ち・・・その後交通事故のみならず、就職出来ないという理由で命を落としてしまうなんて・・・。

「君が悲しみに心を閉ざした時、思い出して欲しい歌がある。・・・中略。
生きてりゃいいさ 生きてりゃいいさ そうさ生きてりゃいいのさ~。
喜びも悲しみも立ちどまりはしない。めぐりめぐって行くのさ。
手の掌をあわせよう ほら温もりが君の胸に届くだろう♪~」

紫陽花

14日から始まったシータヒーリングもいよいよ佳境に入ってきた。
「怒り、憤り、悲しみ、喜び等がいろいろな臓器に影響していて、その感情を溜めこむ事によってその臓器が病気になる。(或いはその逆もある。)」 これは今まで大学で習ってきた西洋医学にはない発想であり、7年前から学んでいる東洋医学(中医学)とかなり共通点があると思う。
と言うか、シータヒーリングは西洋医学は決して否定していないが、かなり東洋医学的な観点で病気を見ていると思う。

多くの受講生は、このセミナーによって気づきと共に心が浄化されつつあるようで、日に日に顔つきが良くなってきているのだが、無意識のうちにその古傷を押し隠そうとしている人もいてその反応に本人が戸惑う場面もある。

生涯傷を受けずに生きてきている人なんて一人もいないと思う。
ただ、そう・・・。
眼の前の家族、友達、恋人、そして縁あって一緒にいる動物達の為にもどうか自ら命を絶つことだけは止めてほしい。

喜びも悲しみも決して立ちどまりはしないのだから・・・。

2012年 5月 25日 掲載