院長コラム
こんにちは!
今日は梅雨の合間の気持ちのいいお天気でしたね~・・・。
さてっ、私は今月半ばに、「新しい獣医師獲得」の為、北海道の酪農学園大学に行って参りました。
2月に行った時同様、学生さん達の前でプレゼンテーション(当院の宣伝)をして来たのですが、その後大学の就職担当の教授の方々と懇親会があり、とても面白い教授たちとお話が出来て感激しました。
「あ~・・・堅いと思ってた獣医の大学にこんなに頭の柔らかい方々がいらっしゃたんだ~!!」と思いました。
・・・ってことを今回のコラムに書こうと思ったんですが、「この間久々にパソコンを開いてトピックスを見てビックリ仰天!!」ってことで、今日は内容を変更してその事を書かせて頂きますね!
以下は先日の二人の飼い主さまと私との会話です。
- Hさん;先生~、こないだ中日新聞に載ってたんだけど、外国で小さな子供が犬に襲われたところを猫がぴゅ~っと行って助けたんだってよ~!!
知ってた~~!?- 私;え~~っ!? ホントですか?! 知りませんでした!見てないです!!
・・・の後、診察も終わり、次におみえになったUさんにこの事をお聞きしてみました。
- 私;猫が犬に襲われた子供を助けたって話、知ってらっしゃいますか?!
- Uさん;あ~! それYOU TUBE で見ましたよ!
・・・とおもむろにご自分の携帯でその画像を見せて下さいました。
その画像を見た時、鳥肌が立ちましたね!
今まで、犬が人を助けることはあっても猫が人を助けると言う話は聞いたことがありませんでしたので、本当に感動しました。
まだその画像が見れるかどうか分かりませんが、ご興味のある方はご覧くださいませ。
そして、驚いたことに、先日の日曜日(6月29日)、何気にパソコンを開いたら、飼い主さまを襲ったクマを撃退した日本犬のニュースが載ってました。
本当になんて勇気のある動物達でしょう・・・・!!
私だってもしかしたら(もしかせんでも(笑))、そのクマの迫力を見たら、助ける事はできないかも知れないのに・・・と思うと、この勇敢な犬にもとても感動しました。
そうやって考えたら、猫も犬もなく・・・動物たちはたとえこの猫ちゃんやワンちゃんたちの様にその場で果敢に戦えなくとも、基本的にはずっ~と昔から飼い主さまに寄り添って、そして飼い主さまを見守って生きてきてくれたんだろうな~って思いますね・・・・。
そんな記事を見ながら、実は私、ムサシの事を思い出していました。
去年の今頃でしたか・・・。 癌が体中に転移して足がふらつきだしたムサシを夜中に散歩していた時、ウォーキング中の小柄な女性と遭遇したんですね。
その女性は、遅い時間に暗がりの中で大型犬であるシェパードのムサシと私を発見するやいなや恐怖を感じたようで、離れていても彼女からその緊張感が伝わってきました。 そしてその女性の気配を感じたムサシは、それまでフラフラでしたのに、急に ”キリッ!!” としだして・・・・まるで「母さんに何かしてみろ!ただじゃおかないぞ!!」とでも言わんばかりに私との距離を縮めてかばう様に少し前に立ってその女性を睨んでいるのですね。
私は、今までもそうであった様に、私に危害がない限り、ムサシがその女性に対して何もしないだろうという認識はありましたが、やはり一応リードを短く握ってムサシを私の左足にぐっと近づけました。
自分の身体もままならないのに、飼い主である私を守ろうとしてくれたムサシの事を思い出す度に、「人間なんかと違って、なんてこの子たちはピュアなんだろう~・・。」と思います。
確かに長年いろいろなワンちゃん猫ちゃんを診せて頂いていて、一見猫の方がコズルイように思われがちですが、いえいえ~・・・したたかに飼い主さまをコントロールしようとするワンちゃんもいるにはいます(笑)。ですが、目先の食べ物欲しさにそんな場面があっても、純粋に彼ら(犬に拘わらず)は飼い主さまが大好きであり、損得勘定のない条件付きでない愛を人間に注いでくれるのを感じます。
私達人間も、この子たちのそういうところ、大いに見習いたいですね・・・・。
「いい成績取ったら、あなたを子供として認めてあげる!」 「お母さん(お父さん)の言う通りにしない子は、愛してあげない。」なんてこと思わずに、目の前の動物と共に目の前の子供さんのこともまるまる受け止めてあげてくださいね!
私達は一見彼ら(動物達)に愛情を注いであげて養ってあげてるようですが、実はとっても彼らに愛されていて、そしていろんな事を学ばせてもらっていると思います。
本当に感謝です。(また感謝か!!って言われそうですが・・・。(苦笑))
この仕事を通して、私はいろんな方々と知り合った。
今、ご縁のある方々は、どの形で知り合おうと、私にとって〝宝物”みたいなもので、他には代えがたい方々ばかりである。
そうやって考えると、「出逢う方に恵まれてる!」ということに改めて感謝の気持ちでいっぱいになる。
これらの話はちょっと古い話(二~三ヶ月くらい前)になるのだが、嬉しくってずっとコラムに書きたかったのだけど、忙しくて書けなくて・・・でもやはりどうしても聞いて頂きたくて、この度書かせて頂くことにした。
そう・・・。
写真①これは当院に通院して下さっているFさんちのワンちゃん(チャッピーちゃん)の右後ろ足についていたミサンガである。
チャッピーちゃんは、4年前から腎臓と肝臓が悪くて、ひと月に一回、血液検査と治療に来てくれてる女の子のワンちゃんである。
去年の10月頃、来院されたFさんとのお話の中で、その少し前にあった「師温会」の話になった。(師温会というのは、医師、鍼灸師、獣医師など故温雪楓先生の教えを元に鍼灸治療をしている人達の勉強会である。)
Fさんとの話というは、「そう言えば、師温会に出席してみえたある先生がおっしゃってましたけど、五行の蔵(臓器)に合う色の物を身に着けると、それだけで悪くなってる臓器が改善するらしいんですよね!その方は心臓がお悪いので、赤い紐を右手首に着けてみえたんですよね!」なんて感じの内容だったと思う。
そうしたら、まぁ・・・!!
次の診察の時には、見事にチャッピーちゃんの右後ろ足に「黒と青の手作りのミサンガ」が巻かれてるではないか・・・!!(五行色体表で言うと、黒は腎臓の色、青は肝臓の色なので・・・。)
「いいと思う事は何でも直ぐやろう~!」と言うこの方の行動力に思わず脱帽してしまった!
それから数か月してFさんが来院された時、「先生!これどうぞ~!」と私に下さったのが、写真②のミサンガである。
たまたまその前の診察の時に、「私は一般の血液検査では一応正常値なんですけど、こないだ受けた人間ドッグの詳しい検査では、腎臓の値が正常値の上限ギリギリだったんですよね・・・。肝も弱いからチャッピーちゃんと一緒ですね!」 なんて何気にわたくし事の雑談をしてたんだけど、それをお聞きになったFさんが手作りのミサンガを作って来て下さったのである。
この方はただでさえ自営業でお忙しいのに、「まぁ~・・・!なんて有り難いことなんでしょう・・・!!」と感謝感激してしまった。
写真③は、勤続14年の元看護師の由起さんが、「加藤先生が出産退職される前に加藤先生や皆さんと逢いたいです。」と、先日一歳半の娘さんを連れて病院に遊びに来てくれたのだが、その時彼女がムサシにとくれた花束である。
退職して二年近く経つが、いつも病院のことを気に掛けてくれてて・・・・本当に有り難い!!
因みに・・・生前、闘病中のムサシの為にと長野の神社に行かれたFさんがお守りを下さったり、ムサシが死んだ事をお知りになられた二人の飼い主さまが、お花を持ってきて下さったり、うちのスタッフ達がムサシの写真集をこっそり作ってくれてたり・・・笑われるかも知れないが、そういう時って結構涙腺が緩んでしまって、仕事中堪えていた涙が迂闊にも・・・こぼれてしまうのであった。)
④の色紙は温先生の愛弟子のお一人、大阪の国分先生が書いて下さったものである。
私は、診察中に飼い主さまご自身がご病気で困ってらっしゃるのを見ると、ついお節介を焼きたくなる性分で、「大阪にお一人(国分先生)、東京にはお二人(山内先生と西依先生)、スゴ腕の鍼灸の先生がいらっしゃいますよ!」と、ご紹介するのである。
私が針を打って差し上げられなくとも、その先生方の治療でその方が良くなられたらめっちゃ嬉しいし、そういう「橋渡し」が出来たら本望だと思うからである。
それで、二年前にある飼い主さま(Oさん)に大阪(堺市)の国分先生をご紹介したのであった。
話は変わるが、いつだったか鍼灸学院で月に二回授業をして下さっている西依先生に、私の腰痛の治療をして頂いた時、診察室の奥に国分先生の色紙があることに気付いた。
実は西依先生の所には、かの有名なグループEX〇LEのボーカルの一人が治療に行ったようで、その方のサインが飾ってあったのだが、私からするとそのサインよりも国分先生の色紙の方がうんと羨ましくて、前回の師温会の後の懇親会で、 「国分先生~!私にもお言葉(色紙)下さ~い!」なんて酔った勢いで、ちょっと軽い乗りで・・・でも、実は真剣に(笑)、お願いしたのであった。
先生は恐らく忘れておみえだろうと思っていたのだが、先日、その飼い主さまがワンちゃんを連れて来られて、「この間、国分先生の所に治療に行った時に、この色紙を託りましたよ。」と私に下さったのである。
それを見た瞬間、「わぁ~!!うそぉ・・・・、きゃ~っ!!マジですか~!?」 なんてホント、筆舌に尽くし難いくらい嬉しかった。
直ぐお礼のメールをお送りしたのだが、「わたくし如きにこのような立派なお言葉をありがとうございました!」と、お伝えしたところ、「これは温先生がいつもおっしゃっていたお言葉です。わたくし如きの色紙をそうやって喜んで頂けて私の方こそ有り難いです!」と返され・・・やはり昔の人はよく言ったもので、「実るほど頭の垂れる稲穂かな・・・。だなぁ・・・。」としみじみ思ってしまった。(国分先生は、セミナーでは実にフランクにお付き合い下さるのだが、鍼灸の古書を原文のままお読みになられるし、その知識と腕は私なんぞ足元にも及ばないくらい実はすごい先生ナノデアリマス!)
国分先生へのご恩返しは、私自身もっと東洋医学を勉強して、いい治療をさせて頂いて動物たちと飼い主さまに還元することなんじゃないかと思う。
皆さま~・・・・本当にありがとうございました~(^^)m(_ _)m!!
☆あとがき・・・・
私が何気に開いても、「いや~・・・。コラム長いなぁ~・・・。うんざりされるかもだな~。」と思います。
そんな長文且つ稚拙なコラムにいつもお付き合い下さいまして、誠にありがとうございますm(_ _)m。
「よもやま話」の構想も「コラム」の構想もいつもたくさん浮かぶのですが、日頃の多忙さと本来のドンくささが相まって仕事優先の生活になってしまい、いつもこんな形になってしまいます。(反省・・・!!)
有り難いことに、私を取り巻く方々は本当に心根の優しい方ばかりです。
でも、たまにそうでもない場面に遭遇することもあったりして・・・最近特に、「どうやったら、ぶれない自分でいられるのか。」ということを考えます。
「いかにしたら、良い精神状態で且つ良い体調でいられるか。そしていかにしたら、自分を客観視することができるのか・・・。」
自分が良い状態でないと良い仕事もできないし、良い家庭も作れないと思うのですね。
なので、毎日シータヒーリングで自分のブロックを外してクリアリングしたり(潜在意識の中の思い違いを正したり)、仕事の前に「瞑想」したりしています。
テレビをつければ、連日眉間にシワが寄るようなニュースばかりですが、来院して下さる動物たちも飼い主さま達も、外にいる野良猫や野鳥たちも・・・内戦しているイラクの人たちも、朝鮮に子供を拉致された方々も、日本が慰安婦として酷いことをしてきたのなら、その被害者の方々も・・・・みんなみんな幸せになれる世の中になったらいいのになぁ・・・と切に願います。
その為にもまずは自分かな~・・・とも思います。
・・・・あ~!! また長くなっちゃった!! ごめんしてくださいまし・・・(^^;)!
では皆さま 梅雨でちょっとじめついてる時期ですが・・・・明るい色の傘でもさして、気持ちも明かるく行きま笑~~!
今日もありがとうございました(^^)m(_ _)m。
日曜日は月二で鍼灸の勉強会に行くので、それ以外は息子の部活の試合の応援か、でなければ家でぼ~っと過ごすのが常でした。
ですが先日、鑑定士(占い師)の仕事をしている友達の勧めもあって、〝アニマルコミュニケ—ター(人と動物の会話の通訳者)” として、名古屋の「美・癒しフェスタ」という催し物に出てみました!(占いの先生などと一緒に私も動物と会話をしたいという方を相手に会話をさせて頂きました。)
「初めて出展するんだったら、サクラのお客さんとして友達に来てもらった方がいいよ!」と聞いてはいたのですが、「みんな忙しいだろうから悪いもんなぁ~・・・。」と思って誘わないでいたら、「あらま~・・・!! 本当に暇なことったらありゃしない!!」 暇って本当に疲れるんですよね・・・。 トホホ・・・。
というわけで、その友達(万理凛さん http://ameblo.jp/mariling/) にフラワーレメディを調合してもらったり、私の真ん前のテーブルで出展していた手相の先生(斎藤郷琉さん http://ameblo.jp/shahr/)に手相を観て頂いたりして時間を潰してました。
そうこうするうちに、随分前から 「すごく気になるオバサン」が居たので、帰る前にお声を掛けさせて頂きました。
「あなたは何をする人ですか!?」と私。「え~!?私は何でもしますよ~!お客さまは何がしたいですか!?」とのことだったので、専門はカウンセラーなのだそうですが、タロットをやって頂きました。
すると不思議な事に、そのオバサン鑑定士さん(愛奈々さん http://ameblo.jp/uss1701/)のタロットで、先に観て頂いた手相の斎藤先生と同じ事を言われ・・・本当に面白いものだと思いましたね~・・・。富士山をあっちのコースから登るのとこっちのコースから登るのとの違いでしょうか・・・。
結局アニマルコミュニケーターとしての仕事は少ししかしませんでしたが、お二人に沢山の元気を頂いて帰って来ました(^^)V。(オバサン鑑定士の愛奈々さ~ん、最後にうるうる来てしまいました。本当にありがとうございました(^^)!・・・でも、奈々さんの目もうるうるしてたのを見逃してませんでしたよ!)
私達が今やっている鍼灸の師匠・故温雪楓先生の愛弟子国分先生が 「患者さんが診察室を出られる時に笑顔になれる。そういう治療をしなさい!と、いつも温先生がおっしゃってましたよ。」 と、先日も言ってらっしゃいました。
そう! なので私も温先生のお言葉の様に、そして奈々さんのように、飼い主さまに 「あ~・・・。 この病院に来たら、この子も元気になれるし、私も元気になれるわ~~!!」なんて言って頂けるような治療ができたらと、心から思いましたね~。
今朝、息子を駅まで送ってった時にたまたま掛かっていた曲が、スーパーフライの 「愛と感謝」でした。
「どんな時でも心に笑顔咲かせたい。・・・中略。 今日も~、明日も~愛と感謝に生きよう! 大切なものは忘れがちだけれど・・・。 愛しい人(動物さんも)よ、最高の笑顔をありがと~。大地を踏みしめて~共に歩こう~♪」
・・・・毎日が有り難くって、感謝・感謝の日々です(^^)!
今日4月8日は、お釈迦さまのお誕生日でした。
そして、愛知県知多郡の理奈子ちゃんという女の子の命日でもありました。
私は、理奈子ちゃんに逢ったことはありません。
たまたま5年前に理奈子ちゃんのお母さんが通ってらっしゃった接骨院の先生に頼まれて、理奈子ちゃんの治療を「京都の堀田忠弘先生」にお願いしたのがご縁の始まりでした。
事の発端はこうでした。
私は当時、有志の「人の接骨医さんと鍼灸師さんの勉強会」に所属していました。
その勉強会の中の接骨医の先生から、5年まえのある日電話がありました。
「工藤先生、先生は堀田先生と仲が良いんですよね!? うちの患者さんの娘さんで小学4年生の女の子がいるんですけど、その子が先日「腎臓癌」と診断されたようなんです。工藤先生から堀田先生にその娘さんの治療をして頂けるようにお願いしてもらえないでしょうか!」とのこと。
それで、大体の話を接骨医の先生からお聞きした後、堀田先生に直ぐメールしました。
ちなみに堀田先生は「癌などの難治性の病気」に日々尽力なさっている有名な内科医であり、多くの患者さんが堀田先生を頼って遠方から治療してもらいに来ています。
西洋医学を長年やってこられて限界をお感じになって、東洋医学や遠隔治療(テレセラピー)等の統合医療もされてらっしゃる医師であり、10年以上前から代替医療のセミナー等で講演もしてらっしゃって、正直言って私からすると「雲の上の人的な存在」でした。
ですが、たまたま堀田先生のご友人が私の瞑想の師匠(氏家五十六氏)ということもあり、親しくして頂いておりました。
メールでその娘さん(理奈子ちゃん)のことを堀田先生にお伝えしたところ、快諾して頂けましたので、理奈子ちゃんは堀田先生に直ぐ治療して頂けることになりました。
ですが、小学4年生の幼い体に出来た癌の勢いは非常に強く・・・結局理奈子ちゃんは京都の「堀田医院」に一日として治療に通うことができないまま、理奈子ちゃんのお母さんと堀田先生とで、メールで連絡を取りながら遠隔治療(堀田先生のテレセラピー及び九州の気功の先生の遠隔治療)も含めて治療していくという特例の形を取りながらの治療が始まりました。
そして4年前の今日、とうとう「理奈子ちゃんの命の灯」は消えてしまったのでした。
その後、理奈子ちゃんのお母さんは「理奈子ちゃんと共に病気と闘った体験」から、「今こうして当たり前の様に生かされていることの有難さを多くの方に知っていただくことが、理奈子ちゃんの遺志でありご自身の使命なのではないか。」とお考えになって、この「手記」を書かれました。
私は理奈子ちゃんが亡くなった事を接骨医の先生からお聞きしました。 その数日後に初めて理奈子ちゃんのお母さんに逢い、理奈子ちゃんのお写真を頂いた次第です。
そして私は、大切な方やお世話になった方にこの「手記」をお渡ししています。
もし、ご自分の存在を「なくてもいいもの」と思ってらっしゃる方がおみえでしたら、是非この「手記」を読んで頂けたらと思います。
かくいう私も、「こうして生かされている事に感謝することもなく、生きる目的もなく、ただただ物を食べては排泄するだけで、私はなんて下らない人間なんだろう〜・・・。」と、長い間ずっと自分の存在を否定し続けて来ました。
理奈子ちゃんとこの手記を書いて下さった理奈子ちゃんのお母さん(磯部さん)に感謝します。
また理奈子ちゃんや磯部さんと逢わせて下さった接骨医の先生、堀田先生にも感謝します。
そして、こうして理奈子ちゃんの手記を公開することにご承諾下さった理奈子ちゃんのお母さん(磯部さん)と、この手記を読んで下さっている皆様にも感謝します。
理奈子ちゃんと磯部さんの思いが少しでも皆様に伝わって、一人一人が「今の自分の幸せ」に気づいて頂けたら本望です。
最後に・・・
写真①は手記を読ませて頂いた後で、初めて理奈子ちゃんのお写真をお母さんが持って来て下さった時のものです。それ以来ずっと病院の棚から私たちを見守ってくれています。
写真②と③は、理奈子ちゃんがこよなく愛したミルクちゃん(母犬)とプリンちゃん(娘犬)です。
彼女らは、理奈子ちゃんの闘病生活も美奈子ちゃんとご家族の踏ん張りも・・・そしてご家族の方々の深い悲しみも、ずっと見てきました。どんなこともみんな受け入れて、黙ってそ〜っと応援してくれていたことと思います。
※理奈子ちゃんのお母さんによる「手記」のPDFファイルへのリンクを写真の下へ掲載しています。
ご一読いただければ幸いです。
手記
» 表紙【お心ある皆様へ】 » 本文【理奈子と共に 歩んだ11年間】
*題名をクリックするとPDFファイルが開きます*
この10月で開業して20年になる。
今は珍しいが、開業当初は結構外へ自由に出入りしている猫ちゃんが多かった。
雄猫は圧倒的に縄張り争いや彼女の奪い合いでケンカの傷が絶えなかった。
たとえ自分は戦う気はなくとも、「売られたケンカは買わねばならぬ!」的な勢いで、果敢に立ち向かう猫が多かった。
だから、そういう猫は圧倒的に顔や腕にケガを負ったものである。
ただ、やはり猫にもいろいろいて・・・・己の弱さをちゃんと自覚している猫は、瞬時に逃げる!!・・・が、逃げ切れないどんくっさい猫は逃げ遅れて、毎回尾に傷を負ったものである。(なんか治療してても憎めないんだよね~・・・。そういう猫って。)
今は飼い主さまもいろいろ勉強してらっしゃるので、ケンカによる咬傷や伝染病にかかる事を考えると、‟猫の気持ちを尊重して外に出すことのデメリットの方が大きい”と判断する方が増えたように思う。
なので開業当初と比較したら自由に外に出かけられる猫が極端に減ったのは事実である。(まぁ・・・猫の気持ちを取るか、はたまた猫の健康を取るか・・・?!の選択だと思うのだが。)
だが、開業当初は殆どの猫が自由に外に出ていたので、「去勢手術」をする朝になると、決まって行方不明?(家出?)になる猫が多かった。
そう!! 決してあなどってはいけません!!
彼らは飼い主さま達の話を聞いているからなのか、はたまた直感からなのか「自分は今日、去勢される!」ということを知っているのです!
なので手術の朝、「先生、病院に連れてこうとしたら、どこ探してもいないんだよね~・・・。」というお電話を頂く度に「あ~・・・。また猫の直感ってやつだな~・・・!」とよく思ったものである。
だが、犬はもうずっと前から家から自由に出ることができないので逃げるわけにもいかず、病院に着いてから「ヤバッ!!やっぱなぁ~・・・・。」と思うらしい。 なので、この間のペコちゃんも病院に着いた途端、急にいつもと違う顔つきになり・・・自分の意に反して去勢手術を受けざるを得ないハメになったのである。
獣医として彼らを見ていてとても辛い・・・。
増して東洋医学的観点からすると、女の子の避妊手術もそうなのだが、「もともとあるものを取るってどうなのよぉ~!?」ということになる。
現に今鍼灸治療の中でも、「数年前に去勢手術をしてから若いのにおしっこが漏れる。」というオスのワンちゃんや、「子宮を取ってから調子が悪くなった・・・。」等の理由で通って頂いている子たちもいる。
ただ・・・若い頃、去勢をするかしないかで迷ってそのまま歳を取り・・・ある日気がついたら前立腺肥大が原因で血尿になってしまったオスのワンちゃんの飼い主さん達は、決まって判で押したように「あ~・・。やっぱりあん時去勢手術を受けさせれば良かった~・・・・。」とおっしゃる姿も沢山見てきているので、何とも言い難い・・・・。
男の子が前立腺肥大になるのも、女の子が子宮蓄膿症になるのもおそらく運不運なんだろうが、一体全体なにが良くて何が悪いんだか・・・。
でも、一先ず・・・・同じ目に遭ったことはないが、去勢手術や避妊手術の子達には、手術が終わった後で、「本当にご苦労さま。よく頑張ったね!!」と、声を掛けずにはいられない・・・。
こんにちは!
全国的な大雪の後、一気に暖かくなってきましたが、その後皆様お元気で過ごしですか!?
ニュースで連日農家さんの大雪の被害を見る度に胸が痛くなります。
TPPだの何だのって、ただでさえ日本の農家さんが大変になりつつあるのに今回はそれに追い打ちをかける様に天災ですもんね・・・。
それなりの対応策はされるんでしょうが、今回の事のみならず北朝鮮の拉致問題にしろ3年前の東北大震災の件にしろ、「オイ! もっと今の日本を真剣に考える政治家はいないのか(怒)!?」って、言いたくなりますね・・・。
さて、わたくし事ですが、実は先日 “勤務獣医獲得の為” 二つの獣医大学に宣伝(プレゼンテーション)をしに行ってきました!
有志12病院でひとグループになり、一日目(20日)は、神奈川県の麻布大学に、そして二日目(21日)は、北海道江別市の酪農学園大学(水出先生の母校です。)に行きました。
いつも診察室では、飼い主さまと向き合ってマンツーマンでお話するのですが、沢山の人を前にして喋るだなんて・・・数人相手の院内セミナーか結婚式のスピーチくらいしか経験はありませんし、増してパワーポイント”(いわゆる人前で発表する時のスライドみたいなものです)すら操作したこともなかったんですよね・・・。
なのでこの話が決まった時、水出先生が、「ゆり子先生、パワポ動かせますか~!? どうしよう・・・。何だったら私ついてきましょうか!? でなかったら誰か看護師つけますか?!」って真剣に心配してくれました。(苦笑)
まぁ、この件に関しては何とかなったのですが、最初から最後までとにかくスタッフ達に協力してもらって、何とか無事に終わり、こうしてコラムを書けるところまで漕ぎつけました(ほ~っ・・・。)
「ゆり子先生、学生さん達に配る資料は私が作りますから、お忙しいでしょうが何とか4日前までに当日の原稿を考えといて下さいね!それに合わせてパワポを作りますから!」と水出先生に言われ・・・結局、セミナーや連日の仕事で、水出先生に指定された日には間に合わず・・・前々日になったら 「ゆり子先生、何なら私が原稿を作りましょうか?!診察が終わるのが遅いようでしたら、作りますので遠慮なく言って下さいね!」とまで言ってもらい・・・・なのに、この私と来たら、結局 「水出先生、ごめん!先生に作ってもらってそのまま喋ったら、基本的にハズレはないしめっちゃ楽だろうけど、それじゃあ私の心が入らんのよね~・・・。やっぱ自分で作るわ・・・・。ごめんだけど、それに合わせてパワポを作ってくれる!?」と言う事になり・・・水出先生は二つ返事で「解りました!」と言ってくれました。(きゃ~!男前~!!)
でも水出先生はおそらく私のせいで病院でも家でも診察以外は今回のプレゼンテーションの準備に掛りっきりになったと思います。(先生!本当にありがとね~~(涙)!)
さて・・・結果は~・・・???
学生さん達が春休みと言う事もあり、思った程人は集まりませんでしたが、大きい病院の院長さん達が多い中で、私なりに自分の病院の宣伝をさせて頂きました。
プレゼンテーションが終わった後は、一病院に一席ずつブースを設けて下さり、興味を持たれた学生さん達がその席に来られて各病院に質問をされるのですが、愛知県出身の学生さんも結構いらして質問をして下さったので、いろんなお話をさせて頂きました。
ひとまず今後どんな流れになるか分かりませんが、当院の「基本理念」(今、目の前の患者さんと飼い主さまに一番良いと思われる治療をさせて頂こう!そしてそれを通して患者さんと飼い主さまが健康で幸せになるお手伝いをさせて頂こう!)に共鳴して私たちと同じ方向を向いて一緒に協力して下さる人が来ることを祈りつつ、22日の早朝愛知に帰って来ました。
翌日(23日)は、吉祥寺でいつもの学院の鍼灸の授業があったのですが、その後仲のいい友達とお茶した時、「生きてりゃあいろいろあるけどさぁ~・・・。本当に人の有難さって言うか、皆さんのお陰で今の自分があるってことしみじみ感じるよね・・・。」 と意気投合しました。
私自身、自分なりに目の前のことを一生懸命やってきたつもりでしたが、仕事以外で今まで色んな事に巻き込まれ・・・「なんでこうなっちゃうの・・・?!」と、嘆いた事が何度かありました。でもその度に勇気やアドバイスを与えて下さった方々がいらして・・・・本当に人とのご縁に恵まれていると思います。
そのご縁を大切にしながら、その方々にお返しできない時は他の方々にお返しをしながら、感謝しつつ生きていきたいと思います。
ホント、全てに感謝です!!
あれ~?!
北海道の話でしたっけ~~?!
何はともあれ、北海道は寒かったです(^^)。
ぽてちんおしまい。
その言葉を聞いた時、「実に頼もしくなったなぁ~!」と思わずほくそ笑んでしまった。
練習してる間、他の看護師達は学生に渡す資料をコピーしてまとめていてくれた。
ところが、いざ壇上に立って話し始めたら、手がプルプルしてきたのだ。この写真もかなり顔が強ばってるよね~(苦笑)
でも私のブースに質問しに来てくれた学生さん達はみんな眼がキラキラ☆してた。
若いってホント夢があっていいよね~!(だからこそ私達はその夢を壊さないようにしなくちゃね!)
こうして無事に終わったのもみんなのお陰だと思うと本当に感謝の気持ちでいっぱいになる。
よくプラマイゼロ!って言うけど、私の場合絶対マイプラ→プラスだと思う。
ムサシが死んで1週間くらい経った頃でしょうか・・・。
仕事中に看護師のYさんに、「先生は、ケンちゃん(我が家のもう一頭の犬、15歳♂ミニチュアダックス)がいてくれるから、ペットロスにならなくて済んでるんですね!」と言われました。
「え~!? Yさん、全然違うんだよぉ~!!
三か月くらい前にあなたの猫ちゃんの具合が悪くなって、うちに入院させたことあったでしょ!? そん時、あなた病院で働いてる間もめっちゃブルーになってたから、『Yさんの心配な気持ちは解るけど、顔に出し過ぎだよ~!』って、私あなたに注意したよね~・・・。そんな事言った私がそうそう悲しみを顔に出すわけにはイカンでしょう~・・・。」と、心の中で呟きました。(Yさん、ごめんね・・・!)
本当の事を言うと、仕事の合間にムサシを思い出してはトイレでは泣き・・・帰宅してはムサシが居た玄関で泣き・・・お散歩したコースを車で通った時にも泣き・・・鍼灸で大型犬の治療をさせて頂いたらまたうるうる来る始末・・・結構みんなに分からないように泣いてたんですね・・・。
私はバリバリペットロスでした。
ただ、そこそこ仕事が忙しかったのでまだ良かったかも知れません。
ムサシがこの世を去った翌日、たまたまシータヒーリング仲間に電話した時、彼女にこう言われました。
「ムサシは、もう今世での役割を果たしたから、これからはゆりちゃん達の事を守る為に光の国へ行ったんだよ~。我慢しなくていいからいっぱい泣きな~・・・。そしていっぱいいっぱい泣いて悲しみを手放しな~・・・。」と・・・。
その言葉を聞いて更に私はいっぱいいっぱい泣きました。
皆さんは 『喪の作業』という言葉をご存知ですか?!
小さい頃から私の側にはだいたいワンちゃんなどの動物がいて、何度か彼らとの辛い別れを経験してきました。
でも、この度ムサシが死んで生まれて初めてペットロス状態になり、そして生まれて初めて 『喪の作業』というものを自ら体験したのでした。
話は変わりますが、今から17年くらい前の事でしょうか・・・。
重度の糖尿病で入院していた猫ちゃんがいました。
飼い主さまご夫婦には子供さんががおられなくて、その猫ちゃんを子供の様にとても大切に育てておられました。
その子はいつも甘えん坊で元気な猫ちゃんでしたが、「食欲も元気もない。」ということで来院された時には、糖尿病の末期(正しくは糖尿病から来る合併症の腎不全の末期)になっていたのでした。
飼い主さまには、糖尿病について詳しくご説明し、そして入院中に毎日面会に来られる度にその子の状態を詳しくお伝えしていました。
ですが、残念な事にある寒い冬の夜、その子はついに息を引き取ってしまいました。
その子が亡くなった事をお電話でお伝えし、ご遺体を引き取りに来られた時に奥さまは 「いろいろお世話になりました。ありがとうございました。」と、涙ながらに言って連れてお帰りになりました。
ですが、それから二日程して、その方が血相を変えて病院に来られました。
「先生! 入院中のカルテ見せて!! カルテ下さい!!」と・・・。
「同じ方かしら!?」と疑いたくなるくらいこわばった表情で・・・何をお聞きしてもとにかくその一点張りでした。
私は、彼女の言葉を聞いて 「信頼関係の元に預けて下さっていると思ってたのに、〇〇さんは私の治療を疑ってみえるのかしら・・・?!夜中だって何回も様子を見に行ったりして、私なりに一生懸命治療させて頂いたつもりなのに、なんで~・・・!?」と、ショックのような落胆する様な何とも言えない気持ちになりました。
とは言え、カルテをお見せしない理由は一つもありませんでしたので、直ぐにカルテをお見せしながら、以前ご面会でいらした時にご説明した事とほぼ同じ事を再び彼女にお伝えしました。
「この日は、△△ちゃんのお顔つきも良く食欲もあり、ご機嫌でしたよ。何時にインシュリンをこれくらいうち、血糖値はこれくらいであり、そして腎臓の血液検査の値は・・・・。」という具合に全てお伝えしたのですね。
彼女は私の言葉の一言も聞き洩らさない様にじっくりお聞きになりながら、そして大粒の涙をたくさん流されながら・・・・最後にようやく納得して下さったようで(腑に落ちたと言う感じで)、「先生、解りました。本当にありがとうございました。」とおっしゃってお帰りになりました。
数日後、わりと懇意にして下さっていた精神科の先生のワンちゃんの治療をする機会がありましたので、その時の状況をその先生にお話してみました。
おそらく私の中で 「今回の事はこれでいいんだよね・・・。」と自分自身に言い聞かせながらも、どこか釈然としないところがあったんだろうと思います。
すると・・・開口一番 「工藤先生、それはね~・・・。心理学用語で 『喪の作業』って言うんだよ!自分が愛していた対象が亡くなってしまって、それをなかなか受け入れることが出来なくて、一旦自分を責めたりその時に治療していた医者や獣医を責めるんだよね。 そうこうしているうちにやっと自分の大切な愛した対象が亡くなったということを受け入れることが出来る・・・そういうのを『喪の作業』って言うんだよね・・・。」とおっしゃいました。
(宜しければ、「喪の作業の話」と、「対象喪失の心理学 – Veritas 心理教育相談室 – nifty」を参照して下さい。)
あれから17年の月日が経ち・・・その後も飼い主さまの大切な家族である動物の命を預かる仕事をさせて頂いて、飼い主さまと動物のお別れの場面に何度も遭遇しました。
その都度、私なりに飼い主さまのお気持ちに少しでも寄り添って共感できるのであればそうしたいと心から願ってそうさせて頂いていたつもりでしたが、この度ムサシを失って久し振りに大切な対象を亡くした心の痛みを再び味わいました。
そして、この場に及んで生まれて初めて、今お話した糖尿病で大切な猫ちゃんを亡くした飼い主さま同様、『喪の作業』とでも言いましょうか、ムサシの死をちゃんと受け入れるまでの間、心の中でそうっと他人のせいにした日々が続いたのでした・・・。

誕生日の前日に三男からメールがあった。「誕プレ少し待ってくれ!」と。
その2日後に渡されたのがこれ。ムサシとケンの写真である。
いつも机に向かうとこの2頭が見ていてくれる。(因みにケンはまだ生きてるが・・・。)
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
新年早々ですが、実は当院の供血犬(貧血の患者犬に血を提供する犬)であり、我が家の最愛の家族だったムサシが、12月11日に亡くなったことをご報告させて頂きます。
このコラムでも何度かムサシの事は書かせて頂きましたので、いろいろな方から励ましのお言葉を頂きました。
本当にありがとうございました。
「血管肉腫」という難治性の癌に罹っている事を知ったのが一昨年の9月であり、手術と抗癌剤治療、鍼灸、テレセラピー等で、何とか命を繋いできましたが、とうとうお別れの日が来てしまいました。
前回このコラムをムサシの隣りで書いた後、私が仕事に出て二時間ほどして、ムサシは誰もいない所で独りで息を引き取ってしまいました。
長い間この仕事を続けて来て、患者さん(動物)達の最期のお話を飼い主さまから聞かせて頂く機会が多かったので、実は私は 「一番大事な人が帰って来るのをこの子達は待っててくれる事が多いから、うちのムサシだって絶対に次男が帰って来るのを待っててくれるはずだわ・・・!!」 という変な自信がありました。
ムサシは息も絶え絶えに頑張ってくれていたにも拘らず、その事を信じて疑わない私がいたのですね・・・。
ですので、その日も出掛ける時はいつも通りに、「ムサシに「行ってくるよ!もう少しで次男が帰って来るからね!」とだけ告げて仕事に出ました。
たまたま午前中の私の担当患者さんは1頭だけだったので、診察が終わり次第直ぐ帰ることになっていたのですが、この日に限って、名古屋高速が渋滞になり・・・春日井から来てくれる先生の出勤が遅くなることが判明しました。
先程言っていた様に 「次男が帰って来るまでムサシは絶対に死なない!」と言う変な自信はありましたが、正直状態の悪さは把握していましたので、思わず 「ムサシ、本当にヤバいんだわ・・・。」とつい口に出してしまいました。ですが、私が抜けると後の方々をお待たせする状況にあるのは解ってましたので、心配そうに私の顔を覗き見る看護士達に「大丈夫。残るわ・・・。仕事が一番大事なんだから・・・。」と、その先生に代わって2頭の診察をこなしてから急いで家に帰りました。
その途中・・・「あと少しで家に到着!」と言うところで夫から電話があり、既にムサシが息を引き取っていたことを知りました。
家に着いて直ぐムサシの亡骸にしがみついて泣きました。
「こんなことだったら、朝出てくる前にもっとムサシの顔に私の頬をこすりつけて、いっぱいいっぱい抱きしめてあげれば良かった・・・・。。。。」
そうこうしているうちに次男が帰って来て、二人で涙が枯れるほど泣きました。
ですが、午後の診察があったのでその後病院に戻り、みんなにムサシの報告とお礼を言って仕事に就きました。
そして私が仕事をしている間に、ムサシは荼毘にふす為夫と次男とで名古屋のお寺に運ばれたのでした。
「なぜ・・・いつも私はこうなんだろう~・・・・。大事な人(動物)の死に目にいっつも逢えない!! チロの時もクロの時もアトムの時も、おばあちゃんの時も弟の時も・・・ずっとずっとそうだった・・・。」と思いながら、ムサシに本当に申し訳ない気がして、こんな自分がとても情けなく思えてきました。
そしてその気持ちはずっと続きました・・・。
ムサシの身体が大きかったせいか、お骨にするのに想像以上に時間が掛かり、お寺から次男達が帰宅するより私の仕事の方が早く終わってしまいました。
私は、ムサシの居ない玄関に1人で帰るのがすごく辛かったので、次男に電話して、「喫茶店で時間つぶすから、家に着くちょっと前に電話して!」と言いました。
その後次男から「そろそろ着くから。」との電話が入り、タッチの差で私の車の方が早く家に着いた途端・・・「あっ!!」と驚くことが起こりました。
私の車が玄関の間隣り(まどなり)の駐車場に着いた途端、エンジンを切ったわけでもなくシフトレバーすら触っていなかったのに突然車のライトが消えたのです。(翌日には点きましたが。)
生前ムサシは、私が仕事から帰ると私の気配を感じて、車を停めるのが早いか彼の鳴き声が早いか?!と言う感じでいつも玄関でクンクン甘えた声で迎えてくれるのでした。
そう・・・その時、あたかもムサシが 「ここに居るよ!いつも一緒だよ~!!」と、言わんばかりにライトが消えた様に感じたのですね・・・。
他人様は笑うかも知れませんが、私は仕事柄、以前からそういう「亡くなった動物のはっきりした意志」のようなものを体験したことがありましたし、祖母が亡くなった時も同じような事が起きましたので、全然不自然さもそして不気味さも感じませんでした。
ムサシは死んでからも、飼い主である私の心を読み取っていたのでしょうか・・・。
私は最期の瞬間にムサシの側に居てあげられなかった自分を責めていましたが(それは実際何日間も続きはしましたが)、そのムサシの合図があったお陰で、少しだけ心が軽くなったように感じました。

お骨とお花
ある飼い主さまが、ムサシの訃報をお聞きになってお花を病院に持ってきて下さいました。
ありがとうございましたm(_ _)m。お骨はここですが、ムサシはいつもいろんな所に居るような気がするのですね…。
ムサシがいよいよかも・・・・と言う感じになりつつある。
8日朝、鍼灸学院行きのバスの中で仲良しの同級生たちと話をしていたらムサシの話題になり、その後お互いの愛犬達の闘病生活と亡くなる間際の話になった・・・。
彼女らは、眼をうるうるさせながら辛い体験を語ってくれた。
実はその日も家を出る時、「今度こそ、今勉強会に行ってしまったら、今生(こんじょう)ではもうムサシに逢えないかも知れない・・・・。」と一瞬思ったが、帰宅した時何とか待ってくれていたのでほっとした。
だが、彼の痩せこけた身体と腹部に触れる大きな腫瘍、そして寝たきりで苦しそうな息づかいを見ていると、お灸以外は何もしてあげられない自分が情けなくてムサシに向かって「ごめんね・・・。」と言う言葉しか出てこない。
「まだまだこのムサシの温かい体に触れていたい・・・。大した反応をしてくれなくていいから生きてるムサシに「ムサシィ~!!」って呼びかけていたい・・・。」そう思っているのだが、その反面こんなに辛そうにしてるのに、それでも「頑張って!!」って言うのは、私達のエゴなんじゃないだろうか・・・。と、思うところもある。
5月にコロラド州のみのりさんの所に行った時、彼女の友達のヒーラーさん達にお逢いした。
その時、リーさんと言うエンジェルリーディング(依頼者の守護霊やエンジェルなどと会話をして、その人の抱えている問題やこれからの人生のヒントを教えるお仕事。)をしてくれる方にこう言われた。
「イルカ、クジラとか色んな動物があなたの事をサポートしてくれてますよ。犬、鳥、兎など今まで助けた動物達も援助してくれてます。」と言われた時は、「こんな私でも本当に動物達の役に立っているのだろうか・・・。」とずっと思っていたので、とても意外だったし嬉しくもあった。
その後「そしてあなたは過去世で美しい馬と暮らしていました。いつも一緒でしたね。その子が獣医としてのコミュニケーションを助けてくれています。そして今も魂として助けてくれています。」と言われた。
ムサシの具合がどんどん悪くなっていって、寝込んでいるムサシの顔に自分の頬をくっつける度に、必ずその言葉を思い出す。 なんだかムサシがその馬の生まれ変わりのような気がして来て・・・・もしかしたら過去世でもこうしてその馬の最期を看取っていたのかも知れないと思えてくるのだ。
美しい湖の近くの洞窟の中で二人で・・・・。
この間から玄関に布団を一式持ち込んで、ムサシの隣りに寝ている。
今も三男の小さなテーブルを借りてきて、ムサシの隣りでこうして久々のコラムを書いている。
さっき三男が修学旅行に出掛けた。
出る直前、ムサシに「行って来るよ!ムサシ!!」と、意識もうろうのムサシの顔をなでながら声を掛けていた。肩を震わせながら・・・。
そして留学中の長男も心配して夫に電話を掛けて来た。
「ムサシィ、後5時間したらあなたの大好きな次男が神奈川から帰ってくるよ!!」
「こんなに辛いんなら死んで楽になった方がいいのでは・・・?!」と何度か思ったが、またここでエゴが出てしまう私がいる・・・。
とうに覚悟はできているのだが、本音を言うとやはり死んでほしくない・・・。
ムサシ・・・・・。
みんなムサシのこと、愛してるよ~・・・!!
ムサシ・・・・。・・・・・。
こんにちは!
たまたま今日ニュースの天気予報を見てましたら、「一雨一度」と言う言葉が耳に残りました。
「一雨毎に一℃低くなる。」と言う意味だそうですが、来週辺りは、5℃も低くなる所もあるようです。
慢性の病気を抱えた子をお飼いになってらっしゃる方は、くれぐれも温度管理の方、気をつけてあげて下さいね!
さて、今日は私が所属しています「テレセラピー研究会」の会報の「テレセラピー体験談」を書かせて頂きましたので、以下の通りにご紹介したいと思います。
テレセラピーは患者さんのお写真にパワーを送る遠隔治療法であり、目に見えないものです。
時代的にそういう物を受け入れ易くなっては来ていますが、12年前ですと腕にパワーストーンを着けてるだけで、「あれ~!?」って顔をされた時代でもありました。
その前に・・・・
☆病院に定期的に来て下さる飼い主さまや、たまに逢う同級生が、「ムサシはその後どう~?!」と聞いて下さいます。
お忙しい中、お気に掛けて下さいまして、本当にありがとうございますm(_ _)m。
「血管肉腫」と言う病気自体、癌に侵されて破裂した脾臓を完全摘出しても、もうその時点で癌細胞が各臓器にちらばっていると言われている病気です。ムサシもご多分に漏れず、最近は食べていても痩せだして来て腹水も溜まりつつあります。
足腰も弱って来ている為、お散歩もかなり制限しています。それでもお灸とテレセラピーやサプリメントが効を奏しているのか、一応元気です。
彼が病気になった事によって少しずつ飼い主さまのお気持ちに近づくことが出来ていて・・・本当に毎日いろいろな事を学ばせて頂いています。
この冬を越せる様・・・祈るような気持ちでいます。そして何よりも良い状態で生きていて欲しいと思っています。
『テレセラピー・・・それは私にとって自分と向き合うこと。』
私は、愛知県で開業している獣医です。
いわゆる町医者であり、「何でも屋」です。
一般的な内科学・外科学の他に、東洋医学としてテレセラピーと鍼灸治療、そしてアニマルコミュニケーション(動物と会話をすること)をしています。
私自身、二年前までは普通に外科も内科もやっていましたが、今はそれらは他の先生に一切お任せして、それ以外のこと(東洋医学とアニマルコミュニケーション)だけをさせて頂いています。
私がテレセラピーの存在を初めて知ったのは、12年前でした。
瞑想を習う為に氏家(うじいえ)氏(福島県いわき市・山)の所に通っていた時、氏家氏から勧めて頂きました。
テレセラピーの話を初めてお伺いした時、「患者さん(動物達)の写真に宝石のパワーを照射するだけで、患者さんのエネルギーを上げて治癒に導くなんて・・・はぁ~・・・??」と、正直疑うところもありましたが、「ものは試し!」と言う思いで始めてみました。
そしてこの12年の間、奇跡に近い治療効果が何例もありました。(肝硬変と肺疾患を患った意識不明の猫ちゃんが元気になったり、術後麻酔の覚めの悪い患者さんが急に覚醒したり・・・等々。)
勿論、100%の患者さんが完治するとか、難治性疾患において全ての飼い主さまに納得して頂く効果が出たという事ばかりではありませんでした。
そして他の治療も併用していたので、一部の飼い主さまに“テレセラピーがこんなにも効く!”という事実を理解して頂くことは難しかったように思います。
しかし、今思うとそれには私自身に問題があったのです。
12年前、テレセラピーを日本に導入したばかりの時、氏家氏がインドのアミヤ・クマール・バッタチャリア博士(テレセラピーを考案なさったベノイトシュ・バッタチャリア博士のご子息であり、現在インドで医師としてご活躍中)をお招きして、日本で講演会がありました。
その中で、バッタチャリア博士は、「テレセラピーに関しての二つの原則」をおっしゃってました。
①これは他人に良くなって頂くものなんだから、自分に当ててはならない。
②必ず患者本人か患者の親の許可を得て掛ける事。(私達獣医界であれば、言わば患者さんが動物で飼い主さまが親に当たります。)
①に関しては、その場で会長であられる堀田医師にご相談したところ・・・「工藤先生、自分の身体が不調だったら、いい治療なんか出来ないんだから、自分に掛けても良いんだよ!」と、アドバイスして下さったので、それ以来自分にはずっと掛け続けています。
ただ・・・問題は②なのですね・・・。
正直な話 「いくら副作用がなく治療効果があると言っても、目に見えない治療法を飼い主さまにお勧めするのはとても難しいことだし(飼い主さまに変な人間だって思われるのも嫌だし・・・。)、治療費も頂き難い・・・。」とずっと思っていました。
「それでも目の前の動物達に良い状態になって欲しい!!」と思うが故に、飼い主さまに無許可でテレセラピーを掛けていた時期がしばらくの間ありました。
勿論それでも十分効果はありました。
「ありがとう~!!本当に良くなったわ!」と、言われた時、「実は普通の治療と共に、テレセラピーを掛けさせて頂いていたんですよ~!」とお伝えし、こうして結果を出させて頂いたわけだから、その後もずっと飼い主さまから「テレセラピーを掛け続けてね!」と、言われて当然だと思ってましたが、実はそういう方の方が少なかったのですね・・・。
そして、重症の患者さんがいらっしゃる度にテレセラピーをお勧めして、断られる事があった時は勝手にテレセラピーを掛けさせて頂いては、上の様な事をずっと繰り返していました。
そうです! 勝手にがっくり来てたのでした・・・(苦笑)。
だからと言って、その後飼い主さまからのご要望がないからと、調子が良くなってきている動物達のお写真をテレセラピーの箱から出してしまう事によって、症状が悪化するのも怖かったので、何年間もその子達のお写真が箱の中に入ったままになっていました。
でも、ある時それは大きな間違いであることに気付いたのです。
飼い主さまからのご依頼もないのに、勝手に治療させて頂くなんて事自体、そもそも大きな間違いでした。
その上、良い結果が出たのに「飼い主さまに解ってもらえない!」 とがっくり来るのも本当におかしな話だったのですよね・・・。
数年前からは、きちんと飼い主さまにテレセラピーの効能をご説明して(その前にもご説明はしていましたが・・・。)、ご承諾して頂いた方の動物だけに掛けさせて頂くようになり、勿論治療費も普通に頂くようになってからと言うもの、私の中にテレセラピーに対する責任感もしくはプロ意識が芽生えて来たからなのか・・・テレセラピー効果の“切れ”が非常に良くなったように思います。
それと共に、“飼い主さまご自身もテレセラピーの効果をとても期待して下さる様になり”、更に効果が増したのではないかと思います。
私の体験談はもしかすると、もっと人間性(霊性?!)の高い治療師の先生方からすると、低レベルの話かも知れません。
ですが、私はテレセラピーを通して時間は掛かりましたが自分自身と向き合えた様に思います。
これからも自信を持って飼い主さまにテレセラピーをお勧めし、最高最善の結果が出る事を祈りつつ・・・元気になった動物達と飼い主さまの笑顔を見る為に顔晴りたいと思います。
稚拙な長文にお付き合い下さいまして、誠にありがとうございました。