院長コラム
私は、今の日本獣医中医薬学院に三年前に入学して、去年秋に卒業しましたが、その後研究科で「推拿」を一年間学びました。
この秋こそ、本当の意味で学院を卒業することになります
毎年9月に一年のまとめの試験(筆記と実技)がありますが、今年は、7月中旬に三年間の総まとめの課題を提出した後、7月31日には卒業論文を提出しました。
「これでおしまい!」と、言いたいところなのですが(苦笑)、実はまだ終わってなくて・・・8月30日の午前中には研究科全員がこの一年間座学と共に習った「気功」と「推拿」の試験があり、午後は卒論発表会があります。
午後の発表会は何とかなるにしても、問題は午前の「気功」と「推拿」の試験です。
特に「推拿」は、一年前から岩西先生に教えて頂いているのですが、お米の枕を使って練習した「捏法(こんぽう)」の試験の他、授業で習った「推拿67例」から指定された方法を講師たちの前で実演するのです。
これが結構きついです(半泣き)。
とは言え、本当に私は毎年反省します。
忙しいのは誰でも同じなのに結局のところ、私はギリギリじゃないと動けない性格で・・・そんな自分が実にもどかしくて腹立たしいのですね。
お盆が明けてから、夜病院に一人残って練習しているのですが、昨日はペットボトル相手に練習してましたら、覚える事が多すぎて疲れと共に気分まで暗くなってしまいました。
そこに、救世主現る!!です(歓喜!)。
なんと、今日午前の診察が終わったら、水出先生が私の推拿の練習台になってくれると言うじゃないですか・・・!!
二人で「あ~だ、こうだ!」とやっているうちにどんどん面白くなってきて・・・本当に水出先生には感謝です。(実はここだけの話ですが、卒論発表用のパワポ作成はかなり水出先生に助けて頂きました!でへへ・・。)
本当に私は、スタッフ達に恵まれているばかりか、今日までに出逢った臨床の先生方(獣医師だけでなく)には素晴らしい方が多くて、心から感謝しています。「神様ありがとう~!」っていう感じです。
試験まであと4日しかありませんが、先生方へのご恩返しだと思って、全力投球で頑張りたいと思います。
勿論、多くの患者さんのお役に立てるよう、試験が終わっても頑張ります!
これは、7月中旬に書きかけて掲載しなかったものです。
15日が「終戦記念日」ということもあり、数日前から戦争にまつわる番組がたくさんやっています。
決して「旬のもの」になることなく、ずっと平和な国である為に・・・そして平和な世界へと発展していく為にもこれからもそういう番組がたくさん報道されていくといいなぁと思います。
その時のコラムは以下の通りです。
〜 ◇◇◇ 〜
皆さん、こんばんは!
診察が終わって、スタッフ達も後片付けを終えて帰り、一人診察室でコラムを書いています。
先週の金曜から月曜に掛けて、学院の鍼灸の授業の他に二つ勉強会があったので、ずっと家を空けてました。
その間も、「集団的自衛権」の事がどうしても引っかかったので、ホテルで途中までコラムを書いては完成しないまま今日に至ってしまいました。
前回のコラム(憲法九条を考える会主催の弁護士の伊藤真先生のご講演の時の話)を書く直前に家族から「そう言う事は病院のホームページに書くべきじゃない!」とピシャリ!と言われました。(言いたい事は分からないでもないけど、私がカチンと来たのは言うまでもありません。)
ただ、確かにこの4日間、永田町でタクシーに乗ったら運転手さんと「集団的自衛権」の話になり、別の角度から観ている人の意見も聞けて、新たな発見もありました。当院の獣医師と話をしてもやはり考え方は人それぞれなんだな~と思いますしね!
ですが、やはり私は三人の息子を持つ母親として断固反対せざるを得ません。
「この法律が決まったからって、徴兵制になるって直ぐに思う事自体、母さんは安直なんじゃないか!?」と息子から言われ、「でも、アメリカでは戦争をした人達が、人殺しをしたショックで帰還してから自殺したり麻薬にはまった人がわんさかいるんだってよ!ってことはこの法律が決まって戦争に参加することになったら、日本の自衛隊の人達も辞める人が出てくると思うよ!その親御さんだって辞めろ!って言うと思うしね!!そうなったら徴兵制になるんじゃないの!?絶対にそうならないって確信できる?!」と聞くと息子も答えられなくなります。
ただ、今日までの時代的背景を考えると結構複雑な問題なので、一つの答がきっぱりと見つかり難いのも事実です。
だとしたら、やはり今こんなに急いで施行すべきじゃないですよね!
先日のテレビに70年近く前に沖縄戦争で両親と二人のお姉さんを亡くした老婦人がインタビューでこう言っておられました。
「愛する人を亡くした悲しみはいつまでたっても忘れることが出来ません。」と・・・。
10年後も20年後も・・・未来永劫に、日本が戦争をしない国であってほしいと思います。
そして、‟この素晴らしい頭脳と智慧と慈しみ合える力を備えた人間だからこそ” 日本のみならず全世界で戦争をして欲しくないと思います。
私達の代は、おそらくもう戦争に駆り出されることはないでしょう。
数年先か数十年先か・・・私が死んでからか・・・・いつしか息子達や孫達が戦争に行って、息子の一人が「母さん、母さんの言った通りになっちゃったよ・・・。戦争は辛いよ。人を実際に殺すんだよ。殺らないと殺られちゃうんだよね・・・。ゲームなんかと全然違ってたよ・・。」という日が来ない事を切に願います。
ところで・・・私には二つの書きかけのコラムがありました。
6月28日に多治見で伊藤真先生の憲法9条に関する講演を受けた後、更に戦争について一月前にコラムを書いたのですね。
ところが、家族に反対されてしまいまして、ずとPCの下書きで眠ってました。
「いろんな考えの人がいるんだから、憲法だの集団的自衛権だの戦争反対だのって・・・、そういう事は自分の仕事の事を考えたら書くべきじゃない! どんな人にでも病院に来てもらう為には、偏った事は書いたらダメなんだ!」と言われてしまったのですね・・・。
もちろん、病院の事を考えた上での私への助言だったんでしょうが、少し考えてしまってそのコラムを載せることが出来ませんでした。
ところが、先日その話をある飼い主さまにしたところ・・・「え~?!先生のコラムって先生らしくっていいな~!って思ってたんですよね~。 確かにそれは言えるかも知れませんけど、私はそういう事に拘らずに、先生の気持ちを書いたらいいんじゃないかって思うんですけどね~。」と言われました。
更に数日後、スーパーフライのCDを車で聴いているうちにハマった歌がありまして・・・
こんな歌詞でした。(タイトルはBeautiful 越智志帆作詞)
「遠くに延びる影 夜の波が消した
涙を流したなんて、気づかれないまま
心を捨てるなら 傷つく方がマシさ
冷たい風を切って逃げるように走る・・中略
世界で一つの輝く光になれ
私でいい 私を信じてゆくのさ
遠回りしても守るべき道を行け
私でいい 私の歩幅で生きてくのさ~♪」
そう・・・!
「心を捨てるなら 傷つく方がマシ」ですもんね・・・。
だから、これからも「戦争反対!」って事や「この仕事を通じて動物たちが私達に教えてくれたこと」などなど・・書いていきたいと思います。
この歌の歌詞、本当に私は好きです。
何だか自分への応援歌のような・・・そして私の周りのみんなにもこう言って応援したくなるような・・・・。
「そう・・・。今のあなたでいいんです! たとえ遠回りに見えても愚直だと他人に言われても、自分を信じて生きていきましょう!」
最後に・・・私の背中を押して下さった、ミルクちゃん・プリンちゃんのお母さん(Iさん)、ありがとうございました。(^^)
補足;先月書いた戦争についてのコラムは次回掲載させて頂きますね。
こんにちは!
病院も盆休みに入りました!・・と言いつつ仕事柄やはり完全休日にはならないので、なんやかんやこうして病院に来ています。
ところで、先月九州の気功の内尾先生とお逢いできるご縁を頂き、いろいろな話をお伺いしてましたら、お互い「霊とよく会うね。」という話になり、その時内尾先生がおっしゃったことでとても合点がいく話がありました。
「よく、気のせい気のせいって言うけど、それって霊を気が感じてるって事なんだから、思い違いとかじゃなくて、実際に霊がいるって事なんだよね!」とのこと。
私も夜遅くなって病院に一人で残っている時や、ふっと車で走ってる時など、霊を感じる事って結構あります。皆さんもそんなご経験ありませんか?!(因みに内尾先生は霊に会ったら、いつもありがとうね!とおっしゃるそうです^^。)
大切な動物やご家族を亡くした時、「彼らはお盆には家に帰ってくる。」ということで古くからお盆の風習があるようですが、実際はいつも霊(ご先祖様等)は皆さんの周りにいて、皆さんの事を護ってくれてるんじゃないかって、このお盆だからこそ、余計強くそんなことを感じますね。
もしかしたら、お盆はいつも護ってくれているご先祖様や動物の霊にお礼を言う為にあるのかも知れませんね。
私自身、いつも事故もなくこうして元気でいられるのもご先祖様やご縁のあった動物達のお陰だと、心から思います。本当に感謝です(^^)!
私の鍼灸の師匠である山内健志先生達が創設された「日本獣医中医薬学院」の卒論が31日にやっと終わりました。
提出期限が分かってたんだから、もっと前からやればいいのに、いつもの如く取り掛かるのが遅くなり、それに加えジャストタイミングで連休前に重症の患者さんが入ってきて・・・提出期限ギリギリで出しました。 いい加減この性格、何とかしないと・・・と思っています(ハァ・・)。
ところで、老若男女関係なく生きていれば誰もが理不尽なことにぶち当たり・・・その度に怒ったり、憎んだり、悲しくなったり・・・と、マイナスの感情に心を奪われることってありますよね。
「心と身体は繋がっている」のでストレスを抱えると身体の調子も崩れます。その逆もしかりです。 そう・・・私達が一緒に暮らしている動物達もそうなんですよね! 家庭でのストレスがその子の病気の引き金になることって結構あると思います。
私もそういうマイナスの感情で頭がいっぱいになり、とっても苦しい時期がありました。
でも、有り難いことにその都度出逢う人や友人たちに助けてもらいながら、だいぶ乗り越えつつあります。
どんな人と出逢えるかっていう事、大きいような気がします。
そこでの出逢いが自分の生き方や人生観まで変えてしまうことありますもんね・・・。
いや・・・そんなオーバーな話じゃないとしても、「本当の事を言ってくれる人」、それが仮に私にとって「アイタタ・・・。」と思うようなきつい事であったとしても、真剣に自分の事を思って言ってくれる人が一人でもいれば、人は強くなったり成長するきっかけになったりすると思います。
そして最終的に大切なのは、自分と向き合うことじゃないかって思います。
怒りや悲しみ等を感じる自分を否定しないで、まずはそんな自分を見つめて受け止める。
「怒りを持ち続けながら生きるベキじゃない!」とか、「どんな時もプラス思考で生きネバならない」みたいな「ベキ人」や「ネバネバ星人」的な発想をするのではなく、怒りや悲しみ等を感じる自分を認めて許す・・・そして一体自分はどういう風に生きていきたいのかっていう事を考えていくうちに、その怒りが手からぽろん・・と離れる時が来るように思います。
そうなったらしめたものなんでしょうね~。
その時こそ自分の世界観が変わって来て、生きるのが楽になるような気がするんですね・・・。
「人間の身体は借り物であり、実は魂が成長する為にその身体を借りてこの世に存在する。」ということをたまに耳にしますが、この年になってみると「そうなのかも知れないな~・・・。」とまだまだ発展途上だからこそ感じる私がおります。
一日一日を丁寧にそして楽しく感じながら生きていきたいものですね~・・・。
伊藤真先生のご講演をお聞きして、ちょうど今日で1週間が経ちました。
なんで、「その③」を書くまでにこんなに時間が掛かったかって言うと、仕事を終えて夜になると眠くて書けない。という事もありましたが、家族や友人が心配して意見してくれたりして・・・それで少し考え過ぎてしまったところもありました。
そして何より今日まで書けなかった一番の理由は、私の頭が悪すぎて、先生のご講演の後の自分の意見を上手にまとめられなかったっていう事でしょうか。(ははぁ~・・・これが一番の理由ですわ~!)
前置きはこのくらいにしておいて先に結論を言わせて頂くとしたら・・・・
- これはとっても難しい問題だけど、もしかしたらやはりこのままでは「日本は戦争に向かおうとしてるのは否めないかも知れない!」と感じたって事。
- そして、そのことを危惧するのであれば、私自身もっと学ばなくてはならない!と思ったってこと。
伊藤先生のご講演の中でどういう形で日本や他国が戦争に向かって行ってしまったのかというお話や、憲法に関しても「国民の為の日本国憲法があったからこそ、戦後70年経っても日本は戦争をしない国」と言う事を世界に示して、それを固く守ってこれた。だから他国が戦争になっても日本だけは戦争をすることがなかったのだと言う事実を知りました。
ですが、今の流れではそれが壊されてしまう可能性が高いということでした。
ただ、それらのことに関しても私自身もっと深く学ばないと、憲法の事を中学・高校でざっと学んだだけで何も知らずに生きてきただけに今回一通りこの講演を聞いただけではまだまだだなぁと感じました。 - 私は戦争を体験してませんが、体験した方々の回想録をテレビで見る限り、「いい事は何一つとしてない!!」とずっと思っていました。 海外で起きている戦争の映像を見てもそう思います。
「戦争は悲しみと苦しみを残すだけだ」と・・・。
なので、愛する人達を戦場に送り込むことのないように、「今平和だった日本を守っていたかも知れない憲法9条」の事や今政界で「集団的自衛権行使に持って行こうとしている流れ」をもっと勉強していった時に、私自身 「この流れは本当にまずい!!」と感じたのであれば、声を大にして戦争を起こさないよう、「憲法9条」を守っていかなくてはならないかも知れないと思いました。
以上です。
戦争の事は動物病院のコラムの話題としては、少し違うかも知れません。
どこまで私の想いが皆さまに伝わったか、そして皆さまがどうお感じになったか解りません。
ですが、最後までお読みで下さいまして、本当にありがとうございましたm(_ _)m。
長男とそんなやり取りがあった数日後の25日は、岐阜の多治見市の「とよおか動物病院」の校條(めんじょう)先生の所で月一の有志の「鍼灸の勉強会」がありました。
この日私は、午前の診察が長引いてしまったので30分くらいしか参加出来なかったのですが、帰り際に写真のチラシを校條先生から受け取りました。
校條先生はお若い頃から戦争等について深く考えておられて、私は何度かこういうチラシを校條先生から頂いていたのですが、一切参加したことはありませんでした。
戦争の事は、本当は心の奥底で気にはなっていて、随分前に今は亡き井上ひさし氏が書いた「憲法の本」は忙しくて読めてはいないのですが購入したり、「長崎の原爆記念館」や「知覧の特攻平和会館」にも足を運んだことがあります。
ですが正直な話、目の前の事を毎日こなすだけでいっぱいいっぱいで・・・特に子供が産まれ開業をしてからは尚更、そういう事に無関心になっていました。(無関心というより、正しくは敢えて関わりを持たなかったのかも知れません。)
でも、先日の長男の言葉を聞いて・・・ホント、なにも知らないくせにコラムで語るのはお門違いだと思いまして・・・今日これからこの会場へ「伊藤真」先生のご講演を聞きに行こうと思っています。
そう・・・。この方の話だって、絶対に真実かどうかは解りません・・・。
でも、まずは自分で学ばないと前に進めないと思っています。
「わぁ~!! 時間がヤバイ!!」そろそろ出掛けないと遅れてしまいます!!・・・・実は25日の多治見での勉強会で少し焦ってたので、軽く飛ばしたら生まれて初めて「覆面さん」に捕まってしまったのですね!なのでせっかくの10年間の”ゴールド免許”が一瞬でパァになってしまいました。・・・まぁ、事故になるよりはずっとイイですけどね。
ということで、軽く化けて(笑)行ってきま~っす!!
皆さま、よい休日をお過ごしくださいませ~(^^)/
今、世間では、「集団的自衛権」と「安保法制懇」について騒がれている。
そして、終戦70年ということもあり、今までと比較してテレビでも沖縄戦争等についての番組が多い。(知らなかった!!・・・沖縄戦争で県民の4人に1人、なんと20万人の人が亡くなっていたなんて・・・。)
マスコミというものは、作る側からコントロールされているような気がして、どこまでが本当でどこまでがそうでないのか解らないことが多い。
特に、夜中に目が覚めて、パッとテレビをつけた時、戦争を知らない世代の私が見ると、「当たり前だと思っていた今の平和がなんて有難いことか!」って事を考えさせられるような番組が結構やっている。
なので「なんで、こんなに内容の深い、いい番組がもっと早い時間帯にやらないんだろう・・・。」といつも思ってしまう。(テーマが戦争でなくても結構いい番組が夜中にやっている。)
やはりゴールデンタイムにこういうのをやるのは、一般的には受けないからなんだろうなぁ・・・。
6月18日、93歳の瀬戸内寂聴さんが「このままでは戦争に日本は向かって行ってしまう!」という危機感を感じて、病み上がりの身体を押して「安全保障関連法案に抗議する東京・永田町の国会前での集会」で熱弁を振るった。
6月23日にも札幌の若いフリーターの女性(高塚愛鳥(まお)さん)が、26日に同法案に抗議するデモを立ち上げたということで、ニュースになった。
23日、仕事が終わって晩酌中に居間にいた長男に 「母さんもあかんと思うんだよね!!このままじゃあ・・・。大事な息子達を戦場に送らなきゃあならない時代が来るような気がするんだわ。」と私。
するとすかさず「母さんは単純すぎるんだよな~・・・。安保理だのどうのって事、よく知ってんの!?またこのことコラムに書くって言うんだろう・・・。」「なんも知らん癖にいい加減な事をコラムに書くと、叩かれるぞ!!」「大体このことで直ぐに戦争に俺たちが巻き込まれるって思うこと自体がマジに単純なんだ!!」と言われてしまった・・・。
チッ!・・・っていう感じで、とっても悔しいんだけど、長男に言い返す言葉のなかった一人のアホな母親がおりました。 ・・・トホホ・・・。
私は、13年前から「宝石光線療法」という宝石を使った遠隔治療をしているのですが、治療の幅を広げるためにその宝石(鉱石)の数を増やしたいとずっと考えてました。
去年の暮れ、θヒーリングをしている仲間から佐帆子さんという「鉱石のプロフェショナル」を紹介して頂き、そのお陰で治療で使う鉱石も20種類から35種類に増えました。
そしてここニ年のくらいの間、いろいろな事があって‟心が便秘状態”でしたが、彼女の話やセッションからいろいろな事を学び、少しずつ生き易くなっているのを感じています。
そんな彼女が先日あるセミナーに出ていて、講師の言葉がとても良かったからと以下のメールを送ってくれました。
少しでも多くの人が「愛の選択」をしたら、もっと素敵な社会になるのにな~ぁ・・・と思います。
そうは言っても私自身、今まで「恐怖の選択」をしていた場面もあったと思います。
何を選んでどうなるのかはすべて自分に懸かっていて、誰の責任でもない、全ては自分の責任なんですけどね・・・。
選択には2種類しかない。
愛の選択と恐怖の選択。
愛の選択は魂によるもの。
恐怖の選択は、後から形成された人格によるもの。常にどの瞬間も愛の選択をし続けて下さい。
恐怖による選択は縮小にむかい、苦しみしか生まない。愛の選択を続けると
愛が育ち、愛が実る。
恐怖の選択を続けると、恐怖が育ち、恐怖が実る。恐怖による行動だと気づいたら、それをやめる決断をしましょう。
そして勇気を持って、愛による選択を実践しましょう。
半年程前のことです。
いつもの様に、世間話をしながら第3診察室でミルクちゃん(仮名)の鍼灸の治療をしている時でした。
そこに突然、隣の診察室に急患の猫ちゃんが入ってきました。
スタッフ達の動きからすると、既にその猫ちゃんは亡くなっていて、飼い主さまの前でその猫ちゃんが急にぐったりしたのでびっくりして病院に連れてきたと言う感じでした。
獣医の渡邉が、呼吸・瞳孔の反射・心音が無い事を確認して、「残念ですが・・・。」と言いました。
すると、その瞬間、小学2年生くらいの女の子が「シロ!(仮名)何で死んじゃったの~(泣)!!」と泣き叫びました・・・。
私はそのシロちゃんが子猫だった時から長い間診せて頂いていたこともあり、ミルクちゃんに針を刺しつつ、目頭がどんどん熱くなっていくのを感じました。
そしてふと見ると、ミルクちゃんのお母さん(飼い主さま)も貰い泣きをしてみえて・・・お互い暗黙の了解で黙ったまま涙しました。
シロちゃんは、18年前、40代のお母さまと、まだ20代前半の化粧品関係にお勤めのきれいな娘さん(Aさん)に連れられて来ました。
「家に来て1週間」との事で、皮膚病と下痢の治療をさせて頂いたのですが、3㎏弱の小さな子猫ちゃんでした。
当時は多くの猫ちゃんがお外に出ていたので、恋猫(メス猫)の奪い合いやテリトリーの奪い合いの為にオス猫同士のケンカが絶えませんでした。
シロちゃんもご多分に漏れず・・・「またやられたんだよね~。シロは弱いくせにケンカするであかんわ~・・・!!」といつもAさん母娘さんに呆れられて、常に生傷の絶えない子でした。
シロちゃんが、10歳になるまでの間ずっと私が診せて頂いてましたが、私が鍼灸の患者さん中心の診察になった為、その後は獣医の加藤が担当させて頂いてました。
私が担当医だった時に、娘さん(Aさん)は結婚され、いつの間にか二児の母になり・・・ずっと通院されてましたが院内でお逢いすることもなく、気がついたら上のお子さんは小学2~3年の女の子になっていました。
その女の子の泣き声と「何で死んじゃったの~!!」という言葉を聞いて、『シロちゃんの存在の大きさ』を実感しました。
最初はあんなに小さくてケンカに弱かったシロちゃん、後半は重い病気に罹ってしまいましたが、AさんとAさんのお母さま、そしてお子さん達にこんなにも愛されてたんですよね・・・。
彼らはいつも何気なく寄り添ってくれてますが、寄り添いながらも「私達人間は孤独ではないこと」「無条件の愛をいつも私達にくれている事」「命の大切さ」・・・等々を教えてくれます。
そして「動物と人との愛のエネルギー交換」をして、私達はより豊かな心になっていると思います。
ずっと一緒にいたいけど、悲しいかなそれは絶対に叶わない事なのですね。
シロちゃんはいっぱいの愛をAさんのご家族に与え、そしていっぱいの愛をもらっていました。
女の子は、シロちゃんをいっぱい愛して、シロちゃんのお陰で心の優しい子に育ちました。
でも、いっぱいいっぱい泣きました。
お別れは辛いけど、シロちゃんも女の子もAさんのご家族も・・・・とっても幸せな時間を過ごしたことだと思います。
シロちゃんのご冥福を心よりお祈りいたします。
〜 ◇◇◇ 〜