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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

院長コラム

鍼灸(中医学)のセミナー等で月に1~2回は新幹線に乗って東京や大阪に行くことがあるのだが、「ちょっと寂しいな~・・。」と思う場面が結構ある。

新幹線でトイレに行くために通路を歩いた時、反対側から来る人が通り易いようにと椅子の間に身体を入れて相手に通路を譲っても、当たり前の顔をして通り過ぎる。
また通路側の席の私が座っていた時、後で乗り込んで来た人が私の隣の窓際の席に座ろうとした時、立ちあがって「どうぞ!」と通してあげても、当たり前の顔をして黙って座る。

『は~??!!なんで、いい大人なんだから軽く会釈するとか、すみません!とが言えんのだろう・・。』と寂しいような少し怒りにも似た気分になる。
それがまた一見仕事ができそうなサラリーマン風の男性だったりすると、「コイツ、仕事の上司やお客さんだったらきっと頭下げるんじゃないか?!」なんて、思ったりする。(口が悪くてすみません(苦笑))

車を運転してた時、横断歩道に人がいるのを見て、止まる。
するとやはり当たり前の顔をして、横断歩道を渡る人もいれば、軽く会釈して渡る人もいる。

別にありがとうを言って欲しくて、そういう事をしてるわけじゃない。
だけど、ちょっと会釈してくれたり「どうも」って言うだけでも、全然その場の雰囲気が違ってくると思う。
なんでそれができないのかな~・・・。ちょっとした事なんだけどなぁ~・・。

・・ってここまで書いてそのままこのコラムを放置してたんだけど、昨日(8月4日)また東京でセミナーがあり、帰りの新幹線を待っている時、一番前にベビーカーに女の子を二人乗せた若いママさんがいた。そして私は二番目に並んだ。
世間話をしつつ、新幹線が来た途端、そのママさんが「どうぞ先に乗って下さい。後ろにこんなに並んでるので、最後で良いですから。」とのこと。「いやいや!!大変だからこそ、一番に乗らないと・・。私も手伝いますから大丈夫!!」と強い口調で言いつつ・・実は重いスーツケースを持ってる私は本当に役に立てるか自信はなかった・・。けど、がんばろう~!!って思って、そう言った矢先に・・・直ぐ後ろの男性が「僕も手伝いますから、大丈夫!!」と結局その方がお子ちゃま二人をベビーカーごと新幹線に運んでくれたのだ!

「ひえ~~~!! 世の中まだ捨てたもんじゃない!!優しい人っているんだな~!」って思って、もう感激!!
今思い出してもニコニコしちゃいます。
本当に素敵な紳士だったな~。彼女は惜しみなくその方と私にお礼を言ってくれました。(結局何もしなかった私でしたが。)
ということで、逆にこういう私こそ、どこかで誰かに無礼を働いてないか、人の振り見て我が振り直さなきゃ!とも思いました。 

終わり良ければ全て良し。疲れも吹っ飛ぶいい一日でした(^_-)-☆。

◇◇◇

芙蓉の花今朝、外に出たら芙蓉の花がこんなに咲いてました・・。

朝起きて、太陽を見に外に出た後はずっと病院から出ないので、蕾さえも気づかなかったんですね・・・。

芙蓉の花を見ると長男が一歳の時に一緒にお散歩に行った同じアパートの松代おばあちゃんを思い出します。

三人で早朝に近くの農業高校に行って、夾竹桃の枝を2~3本頂いて来ました(ごめんなさいです)。
それを松代おばあちゃんがアパートの庭に挿し木して、見事に咲いてましたっけ。今もあるんでしょうか・・・懐かしいなぁ~!

2019年 8月 06日 掲載

今から遡ること15年ほど前でしょうか・・。
鍼灸を始めて一年も経たない時に、『師温会』という医師・鍼灸師・獣医師など鍼灸(中医学)を取り入れている先生方の勉強会に出席しました。

それは「今は亡き温雪楓(おんせっぷう)先生の教えを継承する勉強会」でした。
私は今こうして針灸治療をさせて頂いていますが、それは中国の医師であり針灸師でもあった温雪楓先生の治療法『3―E針法』が大元になっています。(写真の説明の通り)
当時、鍼灸かじりたての私にとって、この勉強会はかなりレベルが高く・・お恥ずかしいことに勉強会の内容が本当に分かるようになったのは、初めて受講してから数年経ってのことでした。

20年ほど続いた『師温会』でしたが、残念なことに去年の11月にある事情で幕を閉じてしまいました。
そこで、「是非この師温会をもう一回立ち上げて欲しい!」という声が多かったのですが、具体的な形にならないまま時間が経っていました。

そして2月のある日、獣医中医薬学院の講師の岩西先生からお電話があり、「工藤先生! 新しい師温会の事務局を引き受けて下さったんですね!?ありがとうございます!」と言われ・・・それは私にとって正しく“晴天の霹靂”でありました。
「岩西先生、ちょっと待って下さい!!私はそんな話はどなたからもお聞きしてませんよ。それに今名古屋の病院と阿久比の病院の行ったり来たりで余裕がありませんし、私自身もっと勉強もしたいのでとても無理です。と言うか、岩西先生、少し考えさせて頂けないでしょうか・・?!」とお応えしました。

ですが、それから二日後、岩西先生にお電話しました。
「先日のお話ですが、わたくしで良いのでしたらお引き受けさせて頂きます!」と。
これからお書きすることをうちの副院長の水出先生に言ったら、彼女に叱られそうですが、普通は先にこの状況を彼女に伝えて、「水出先生、本当に申し訳ないのだけど、こういう話が出てるんで、手伝ってもらえるかなぁ~・・。」と彼女に相談してからこの勉強会の事務局を引き受けるのが筋なのですが、実は先にお引き受けしてから水出先生に相談(というかお願い)しました。(水出先生ごめんね^_^;!)。

彼女は一旦「先生~・・。こんな状況で事務局なんか引き受けたら、先生死にますよ~!!」と言ってから、ちょっと考えて、「解りました!先生が引き受けるんなら、私もできる限り協力します!」と男前に言ってくれました。(さすが水出先生(^_-)-☆!)

そして、更に私の背中を押したのは、ひと月半に一度、私の腰痛の治療をして下さっている『西の巨匠・国分龍彦先生』のお言葉でした。
いつだったか、山内校長に「後輩たちに自分の診察の心構えを伝えてから、ボランティア実習の指導をして欲しい。」と言われた時、「国分先生、私なんぞにそんな大役は出来ません。どうしましょう・・。」とご相談したところ、開口一番『工藤先生、頼まれごとは絶対に引き受けるべきです!』と仰ったのでした。

今回この話を頂いて二日間迷いましたが、国分先生のお言葉が頭を過り・・・「マジにきついな~って思うけど、国分先生がおっしゃる様に、頼まれごとをお引き受けするのは、私の成長にも繋がるだろうし、きっと深い意味があるのに違いない。」と思ってこの度お引き受けさせて頂いたのでした。

とは言え・・お引き受けしたのはいいものの、『師温会』で使っていた会員の住所録も資料も実習用の布団など殆どのものがなくて、正直大変でした。
副院長はこの準備の為にエクセルの本を買って勉強してくれて、研究会当日までの間は、二人とも仕事以外は、ほぼ研究会に時間とエネルギーを注ぎました。
彼女がいてくれなかったら、この日はなかったと言っても過言ではないでしょう。

当日は、会長の国分先生と西依先生の講義の後、今回の受講者のうちの二人の先生に患者モデルになって頂き、みんなで脈を取りながら『第一回 温雪楓中医学研究会』の幕は閉じました。
受講生の皆さまは熱心に受講され、終わった後で数人の方からお喜びの声を頂き・・「本当に事務局をやらせて頂いて良かった!!」と心から思いました。

当日の朝、何もお伝えしてなかったのに元師温会の吉川昇子先生は開場一時間前に来て下さって、受付等テキパキと手伝って下さいました(涙・・)。
受付業務と会の進行の両方を任されてましたので、本当に助かりました。
昇子先生、ありがとうございましたm(_ _)m。

今回の第一回の研究会は、ドタバタの中、こうして無事に終わりました。
昇子先生のみならず、副院長の水出先生、補佐としていろいろご助言下さった岩西先生と西依先生、そして会長の国分先生に心より感謝申し上げますm(_ _)m。

12月中旬に『第二回 温中研(温雪楓中医学研究会)』がありますので、より有意義な勉強会になるよう尽力しつつ・・事務局を任せて頂く以上、私自身もっと深く学んで自分を高めていきたいと思っています。
ということで・・この歳になって、今回の体験から『頼まれごとは断らない!!ということはとても大事だということ』を、学ばせて頂きました。
それでは皆さま、ごきげんよう~・・チャンチャン(^^♪

◇◇◇

温雪楓中医学研究会ご案内の手紙温雪楓中医学研究会ご案内の手紙

講義中の国分龍彦会長講義中の国分龍彦会長

西依先生が講義の前に温雪楓先生の略歴をお伝えしているところちょっと?小さくなってしまいましたが、西依先生が講義の前に温雪楓先生の略歴をお伝えしているところ

受講生の中から患者モデルさんを募り、会長や副会長指導の元で治療をしているところ受講生の中から患者モデルさんを募り、会長や副会長指導の元で治療をしているところ

この時、受講生みんなで治療中の患者モデルさんの脈の変化を診せて頂きます

同じく患者モデルさんを治療中同じく患者モデルさんを治療中

2019年 6月 24日 掲載

登録すると毎日配信されるメールがよくあるが、今日私の携帯にマツダミヒロさんの『生きる上で』というタイトルのメールが配信されてきた。

彼が初めて本を出版した時に二冊読んで、その後ずっと忘れていたのだが、半年ほど前に彼のFBかラインがふと目に留まったので、登録してみた。
いつもではないが、それを読んで頷いたりその時に求めてたりするメールが、ドンピシャで来ることがある。(この表現って実に昭和だが・・(^^;)。)

今日はこんな文だった。

「生きる上で 何を決めているだろう。
あれはしない。これはする。
それを決めていきていくと そこに軸ができる。

でも 決めていると思っていることが
ぶれていると迷ってしまう。
後悔だけの人生になってしまう。

生きる上で決めていることはなんだろう。」

・・それで考えてみた。
「やっぱり 自分に正直に生きることかな~・・。」って。
恰好つけて言うわけではないが、自分が我慢してたら円満に収まるかな~とか、ひどく理不尽な事が起きて納得いかなくても、「ま~、しょうがないか・・。」と騒がずに受け入れるしかない場面がもろもろあったけど、これからはもっと自分の気持ちに正直に生きていこうと思う。
どこまでできるか分からないが、自分の心の声を聴いて、なるべくそれに従って生きていきたい。
そして『心身一如』というように、「自分の身体の声も聴いてあげなきゃ!」とも思う。

その為の瞑想(呼吸法)であり、その為の気功である。
我欲とか、偏った自己愛でもない、本当の意味で自分を大切にしていきたい。
そうしたら自ずと周りの人や動物達のことを、より愛することができるような気がする(#^^#)。

「あなたは 生きる上で何を決めていますか?!」

◇◇◇

堀田先生から頂いた本どうしても京都の堀田忠弘先生の治療を受けて貰いたくて、今は亡き輿語淑子さんを連れて、堀田医院に行った時に堀田先生から頂いた本。

もう8年も経ったなんて、信じられません。

当時彼女は「生き方は選べても死に方は選べない。だから今を生きて欲しい!」と癌の身体であちこち講演をして回っていました。

堀田先生から頂いた本その時堀田先生が「何気に開いたページが自分へのメッセージだったりするから、何も考えずに開いて読んでみて!」と仰いました。

今日、久々に手にして開いてみたら、2回ともこのページが出てきました。流石に3回目は別のページでしたけどね。

半田の岩滑新田のお祭り14日は、地元半田の岩滑新田のお祭りでした。

3人の息子達は昔から祭り好きで、よく奥町の方々から団子三兄弟と言われてました(笑)。
この日は残念ながら次男は仕事で帰郷出来ませんでした。

やはり昔から続く伝統的なものは、なるべく残して行きたいものですね〜。

カール・サイモントンおまけの写真

これは、なんと3回目と4回目に開いたページなんです!

本当に不思議だなぁと思います。でも、この言葉は誰にでも当てはまるような気がしたので載せました。

この本は、アメリカのカール・サイモントン医師が患者さん達にお伝えしている言葉を集めたものです。
全部で31日分あります。

お勧めの一冊です。

2019年 4月 17日 掲載

1月に長男の縁で「箕輪厚介さん」のトークライブを聞きに行った。
「ふむふむ・・。」と頷く話もあれば、眼から鱗の話もあり、「やっぱ自分一人だけの人生体験だけじゃあ、世界が狭くなるよな~・・。」という事を再認識した。

その中で、彼と交友のあるホリエモンの話も出た。
ここで少し話が逸れるが、名古屋で人気占い師だった友人Aさんは、個性ある占い方をしていて、占う人を「サザエさん」の登場人物8人(タマも含む)の8タイプに分ける方法を取っていた。それは「おぎゃ~」と産まれた時に決まっているらしい。
Aさん曰く、「自分に合ったタイプの通りに生きることが、その人らしい生き方であり幸せを感じて生きていける。」との事だった。
因みに私は「タラちゃん」であり、先日亡くなった父は波平だった。
私は「タラちゃんです~!」と、人目を気にせず自由奔放に生きるべきところを、波平の父に厳しく躾られて、「こうあるべきだ!!」って刷り込まれて結構窮屈だったんじゃないの?!って言われた。(うう、なかなか鋭い・・!!)

っで、話を元に戻すが「良いことは良い。悪い事は悪い!!」と頭の固い父に刷り込まれたせいか、ホリエモンがどんな事情で留置所に放り込まれたのかも知らないのに、出所後彼がテレビに出るたびに「お金に目がくらんで、悪い事したくせに、こうやってテレビに出て・・。」って、不快な感覚で彼を見ていた。正直なところ、逮捕される前もあまり好きではなかったのだけど・・。

だが、箕輪厚介さんのトークライブを聞いて、「ホリエモンに対して、かなり思い違いしてたかも・・?!」と思い始めた。

それで、偶然友人のフェイスブックで、ホリエモンの『近畿大学の卒業生へ贈る言葉』が載っていたので、私も聞いてみた。
凄く感動したので、三人の息子たちにも聞くように伝え、その後YouTubeで三回聞いた。
感動したというより、逆に今の日本に対して危機感を覚えた。
確かに、17年前にインドに行く途中でタイで一泊した時、90分マッサージをして頂いて、日本円で1000円だったので、「本当にこれで良いの~?!」と驚いた記憶がある。当時タイは日本の三分の一の物価だということだった。
だが、ホリエモンの話では、もはやタイの物価は日本の二分の一にまでなっているという事である。
日本が止まっている間に、どんどんアジアは伸びているということなのである。

ついこの間見たテレビでは、田中角栄のブレインだった人が何十年か前に「そのうち一人一人が携帯を持つ時代が来るって事と、いずれこのままで行くと日本人がアジア諸国に出稼ぎに行く日が来る」って言ってたそうである(驚!!)。

お願~い!!今の若い人たちぃ~!受験勉強で忙しいだろうけど、これからの日本をしょって立つ為に、もっといろいろな角度で日本や世界を観て、そしてどうか熱く生きてくださ~い!!」って思った。
生い先短い日本をこよなく愛するおばさんからのお願いでした(*^^*)。

◇◇◇

桃花ちゃんとIさん下半身不随で通院してくれている桃花ちゃんとIさん。

お灸をしながら、ホリエモンの話になり・・「ホントそうだよね~! 実は私も彼に対して食わず嫌いなところがあったのね! でも結構いい事言ってたりするよね!」と意気投合しました。

ラッキーちゃん『夜の訪問者』

ご近所のラッキーちゃん。うちの阿久比の病院をこよなく愛してくれていて、お散歩の度に病院に寄ってくれます。

この日は木曜の午後で一般診察はない日だったので、私と当番の看護師さん二人で鍼灸治療をさせて頂いてました。動物さんも飼い主様もお帰りになり、「さぁ、玄関を閉めましょ!」と思った矢先に突然ラッキーちゃんが入ってきてびっくりしました。

なでなでしたら、満足して帰りましたが、可愛いやら可笑しいやらで、ラッキーちゃんんのお陰で1日の疲れが吹っ飛びました(笑)。

2019年 3月 24日 掲載

『救える命は救いたい!!』と、今このタイトルを自分で書きながら・・「私も含めた人間っていう生き物は、なんて傲慢な生き物なんだろう~・・・」としみじみ思った。

だって「犬(猫)ならこの犬種(猫の種類)が今人気だ!!」って事になると、ペット屋さんやブリーダーさんが「とにかくチャンスだ、増やせ増やせ~!!」という勢いで、増やしたはいいものの、たくさんの子が遺伝的な病気を受け継いでしまったり、売れ残った時は廃棄したり、保護センターに引き取ってもらったり・・はたまた非人道的な行為をすることもあるという噂を聞いた事がある。(もちろん人道的な素晴らしいペット屋さんやブリーダーさんもいるのだろうが。)

「この子たちは何の為にこの世に生まれてきたんだろう~・・・。」と思うと、本当に胸が詰まる思いである。
人間のエゴだけでこの世に生を持ち、優しい飼い主さまにお逢いできたら、幸せな一生を過ごすことが出来るのだろうが、そうでなければ今度は人間のエゴで殺されたりもするのである。

去年の晩夏、ツタヤで『大家さんと僕』という漫画を見つけ、それがとても面白かった!というコラムを書いたと思うが、実はそれには続きがあった。
一緒に他の本二冊(写真)も購入したのだが、最初の数ページを読んだらとても気分が悪くなり、そこから進まなくなってしまって、今だに手を付けてないのである。
「現実を見なくてはダメだ!!」と思いつつ、半年以上経っている。

今やSNS等が盛んになり、フェイスブックでも動物虐待などの記事が結構載っていて、ガセネタもあるかも知れないが、それが本当なら私達人間はとても罪深いことをしていると思う。

私達は動物たちから多くの愛のエネルギーをもらって生きている。
「だから何かの形で彼らに恩返しをしなくてはならない!」とずっと思ってきた。
どんな形でもいいので、この子達が亡くなる時に「犬(猫・その他の動物)として生きて来て、本当に良かった~!!」と思って亡くなってもらえるように努めたいし、今後無駄な死が無くなるように協力できることは協力したいと思っている。

とは言え・・・神とは言いたくないが、『捨てる神あれば拾う神あり!!』で、写真のように保健所と繋がって殺されるべく犬猫たちを助ける活動をしている団体さんやそれを教えて下さった飼い主さまがいらっしゃった。
そしてもう一つ素敵な事は、ここ二年くらいの私の手応えとして、保護団体から殺処分になりそうなワンちゃんや猫ちゃんを飼ってらっしゃる飼い主様が結構増えてきているということである。
本当に素晴らしいことだと思う。
犬猫たちの代わりにその方たちに心からお礼を言いたい気分♡♡♡である(*^^)v。

◇◇◇

去年夏に購入した本去年夏に購入した本。

数ページ読んだら現実の一部を知り、先に進めなくなった・・。
が、これは課題図書で小学生の高学年の子供たち用の本なんだし、動物に携わる仕事をしている私こそ読まなくっちゃいけない!!っと思っている。

動物の命を救う活動をしている団体さんこんな団体さんがあるなんて~・・・!!

この間、ご紹介した李さんじゃないが、動物の命を救う活動をしている団体さんがが増えてきていると思う(*^^)v!!

ステッカーをお帰りになる際に、そっと置いて帰られた飼い主さまさっきの団体さんのステッカーをお帰りになる際に、そっと置いて帰られた飼い主さま。

どれもこれもご縁です。このご縁に感謝です(*^_^*)!!

マルコちゃんとHさんマルコちゃんとHさん。

下半身不随で通院してくれているマルコちゃん、実はHさんは、マルコちゃん以外に三頭の犬を飼ってらして、そのうちの一番最後に来た一頭は保護された犬なんだそうである。

こういう動物の命に対する意識の高い方が最近増えたように思う。
本当に素晴らしいことだと思う。

2019年 3月 22日 掲載

今は正に「桜咲く・・。」もしくは「桜散る・・。」の時期ですね・・。

努力の甲斐あって、希望の大学に受かり着々と引越しの準備をしてる人、不合格だったから再度挑戦する人、そして新たな道を歩む人・・などなど・・。
みんないろいろですね・・。

「順風満帆な人生」なんて本当にないですよね。
50年以上生きて来て、そういう人に出逢ったことがありません。
大なり小なりあっても、誰もがいろいろなものを抱えて生きてるんですね・・。
「顔で笑って心で泣いて・・。」ただ口に出さないだけなんですよね。

「人生山あり谷あり・・。」の谷間がどのくらい続くのか、人それぞれでしょうが、私なんかよりもっと苦労している人がいっぱいいるって知った上で、何十年間か谷間だった私が言わせて頂きたいのは、今もし谷間だと感じて辛い思いで生きている方がいらっしゃったとしたら、「きっと良くなる!!」という想いでいろいろな事に立ち向かって生きて欲しいっていうことでしょうか。
立ち向かうばかりじゃなくても良いと思うんです。
出来るのであれば、一旦そこから身を離して考え直しても良いと思うんですね。

「本当に辛いな~・・大変だな~・・。」と思うような事に遭遇しながら、それらを一つ一つクリアーしていくのが人生なんじゃないかな~って、この歳になると思うんですね。
人間はそうやって泣いたり笑ったりもがいたりしながら、やがて人生の幕を下ろすんでしょうね・・。

私が幼少の頃、自営業をしていた両親はとても忙しかったので、保育園から帰ってきて、母に甘えようとすると、「これあげるからあっちに行って遊んでらっしゃい!」といつも甘いお菓子を手渡されていたので、小学一年生の時は虫歯の数がクラスで一番でした。
4年生の時に歯医者さんに「ゆりちゃんは虫歯製造機だな~!!」なんて言われてましたが、長い間谷間を経験してきた私は、いつからか自分の事を「私なんか生きてても価値がないよな~・・。」っていつも思ってました。
なのでその歯医者さんの言葉をもじって、自分のことを「うんこ製造機だな~。」て思ってましたね・・。
何十年も「うんこ製造機」だと思っていた私でしたが、自殺だけは一回も考えたことがなかったんですね。
それはもしかしたら根っからの「ネアカ人間」だったからかも知れないし、家族や大事な友達、はたまた犬がいたお陰かも知れません。でもある時ある夢を見て納得したことがありました。

8年前に、瞑想の師匠率いる「我がうちに神あり。と言うことを唱えて命を懸けてきたインドのグル(高僧)に逢いに行く」ツアーがあったのですが、それから数年してその夢を見ました。私が見た夢は・・な、な、なんと~・・一緒に行った仲間の一人に裏切られて手首を切って自殺した夢だったんですね。
そして自殺してしまった私は(私の魂は)、その夢の中で自殺したことをとっても後悔していたんです。
とってもリアルな夢でした。
「あ~、だからか自殺したいって思わないんだ~!!」って思いましたね・・。

もしかしたらこうして私がコラムを書いている間にも、今日食べるおかずがなくて、お腹を空かせている人がいるかも知れないし、とても重い病気と闘っている人もいるでしょう。
受験に落ちて落ち込んでる人。そして「今、直面していることに努力できないのはなぜなんだろう。」と自分と向き合って苦しい思いをしている人もいるでしょう・・。
または自分と向き合うのが辛くて、お酒や食べ物(過食)、または麻薬などで、気を紛らわせている人もいるかも知れません。

こんな私が言うのも何ですが・・・それでも夢や望みを捨てなければ、「きっと良くなる!!」時が来ると思います。
「あ~あ・・。自分なんか生きてたって価値がないよな~・・。」と思っている人がいたら、「きっと良くなる!!」と思って、どうぞ元気で一日一日を暮らしてほしいと思います。

◇◇◇

中村肇先生ご推薦の本二年前にある勉強会で講演された中村肇先生ご推薦の本です。

あるページに、[愛]と[愛情]は全く別物。[愛]は無条件で厳しいもの。だが、[愛]の下に[情]の字がつくと、急に条件がついてきて、ドロドロしてくる。愛の上ではやってあげない方が良いと分かっていても、情の部分でやってあげてその人の為にならない事ってよくある・・云々と書いてありました。

実に面白い本でした。

ルイ君とHさんアトピーで通ってくれていたルイ君とHさん。

『あるがままに生きる』が病院の本棚に置いてあるのをご覧になったHさんが「あっ、この本、ずっと前から読んでて、私の人生のバイブルなんですよ!!」と仰いました。
思わぬところでHさんと繋がっていて、嬉しかったですね。

実はルイ君はとっても人間が大好きな子なので、「虐待された子供たちがいる施設にアニマルセラピー犬として、一緒に訪問して欲しいな~!」ってずっと思ってたんですね・・。残念なことに、この日は近々他県にお引越しされるとのことで、最後の診察日でした。

ルイ君はきっと今頃は引越し先でお散歩で出逢う人たちを癒していることでしょうね~(^_-)-☆

◇◇◇

リヒトヴェーゼン10年ほど前にあるご縁でこのボトルを手に入れました。

リヒトヴェーゼン(という会社?ブランド?)のオイルです。

このボトルは心と身体のバランスを取ったり、自分の抱えている問題解決の手助けをしてくれたりします。(あくまで私は思う・・ですが。)

ふっと思いついた時にダウジングで、21本の中から自分に必要なボトルを選んで手首の内側に着けて香りをかぎます。
ずっと9番だけでしたが、今日は9番と4番が選ばれました。

ボトルが持つ意味の解説ボトルが持つ意味の解説ボトルが持つ意味の解説です。

これは当時この会社と直接関係のある方から教えて頂いた事なので、もしかしたら日本の商品のネットで調べるものと少し異なっているかも知れません。

2019年 3月 17日 掲載

先日、友人のフェイスブックで、『名古屋市は、“殺処分ゼロ”を目指して、保護されて殺処分される動物達の為に、ふるさと納税でその枠を作った!!』という素晴らしい記事がシェアされていた。寄付して集めたお金は、子犬子猫のミルクやぺットシーツ、薬代、そして譲渡ボランティア団体への支援物資に充てるとのことであった。

「ふるさと納税で犬の殺処分ゼロを達成! 名古屋市の取り組みが話題に。「ガス室」も撤去方針」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190228-00010001-finders-bus_all

ペットを家族のように扱っている人がいる一方、動物愛護センターにでは収容された犬猫が殺処分されているという事実がある。
そんな人間のエゴにより命を落としている犬猫を救うべく、殺処分をゼロにしようという名古屋市の取り組みが注目を集めている。
→ Yahoo!ニュースの記事を読む

引用:Yahoo!ニュース 2/28(木) 15:27配信

ところで私達は真実を何者かにコントロールされたマスメディアを見ているに過ぎないと思う。
ある方が、「流行りのように、政治家は当選したいからって、“犬猫の殺処分ゼロ!”って言ってるけど、そのせいで結局しわ寄せが来るのは、その請け負い先になってるボランティア団体なんだよね・・。」と言っていた。確かにそうかも知れない。

なので今回のことも、しっかり先々まで追って見届けない限り、手放しで喜べないかも知れない・・。

でも、一先ず、こういう形で名古屋市が“殺処分ゼロ“に協力してくれたことは、本当に素晴らしいことだと思う。
可愛いというだけで、ペットショップから買って飼ったはいいが、飼い主さんの都合で捨てられたり保護センターに連れて行かれたり、売れ残ったからといって殺されたりする多くの犬や猫たちの命が助かって、新しい飼い主さんの元で幸せに暮らすことが出来るようになるのだ!
市長さんの案なのか、他の議員さんの案なのか・・・きゃ~!!やるな~!!名古屋市!!って感じ。
・・・とはいえ、このことを喜び勇んで先日乗ったタクシーの運転手さんに話したら、「それを知って、安心して捨てる飼い主が増えなきゃ良いけどね~・・」と言われてしまった。ううう・・。
そうならない事を祈るのみ・・・です。
でも一先ず良かった~~・・・(*^_^*)!

◇◇◇

捨てられて保護されたワンちゃん友達の李さんは、捨てられて保護されたワンちゃんの里親が決まるまでの間、ボランティアで預かって、その子たちのお世話をしています。
先日こんな可愛い子達の写真をラインしてくれました。

以下のURLは、李さんが協力している保護団体のうちの1つです。
https://www.pet-home.jp/dogs/aichi/pn251193/

因みに白いワンちゃんはもう里親さんが見つかったとの事でした(*´∇`*)! どうか幸せな犬生を送ってね〜♡♡

◇◇◇

チョコちゃんとHさんチョコちゃんとHさん

7年前にマッシュちゃんというワンちゃんと一緒にHさんちの子になりました。

心臓病とお耳の皮膚炎で通院してくれてます。

H家に来るまでに、2回飼い主さまが変わった事もあって、なつくのに時間がかかって、大変だった様でしたが、今はHさんに可愛がってもらってとってもハッピーです(*^^*)。

 

2019年 3月 07日 掲載

一昨日、よもやま話を書いていてちょっと疲れたので、テレビを付けてみた。
そうしたら、たまたま「天皇陛下在位記念式典」の一部がニュースで流れていた。

今までは、天皇家の事などは全然気にしたことがなかったのだが、陛下のちょっとしたお言葉が気になったので、その後ネットで放映されたものを見てみた。
「天皇として即位して以来今日まで国の安寧と人々の幸せを祈り、象徴としていかにあるべきかを考えつつ過ごしてきました。」失礼だけど、ご高齢にも拘らず、災害があると聞けば、現地に皇后様と励ましに行かれさぞかしお疲れだっただろうな~と思う。(確かにもっと大変だったのは、被災者の方々ではあるのだが・・。)
でも本当にこのお言葉の通りに生きてこられたんじゃないかって思った。

更に「しかし憲法で定められた象徴としての天皇像を模索する道は果てしなく遠く・・。」というお言葉をお聞きして、ただの飾り物だけではなく父親である昭和天皇の時代に第二次世界大戦が勃発し、その後終戦を迎えた時の父の姿を見、その後の昭和・平成を生きてこられて、いろいろな事をお考えになりながら、『日本の平和』を意識されながら、皇位につかれてこの方なりにご努力されご苦労もあっただろうと初めて思った。

「もしかしたらこの方は、人間性の高い、それ以上の霊性の高い方ではないかしら・・。」と。霊性という言葉は、17年前に氏家(うじいえ)氏から瞑想を習った時に知ったのだが、私にとってその意味は実は捉え難く、その時の氏家氏との会話は、「氏家さん、どうしたら、最高最善の治療ができるのでしょうか。」という私の問いに対して、氏家氏は一言「霊性を高めることだ。」とおっしゃったのである。

う~ん・・・本当、難しい。なので、霊性という言葉をここで使うのはよそう。そう、使わないとしたらとても人間性が高く真摯な方だと感じた。

最後は「これから先、私を継いでいく人たちが次の時代へと象徴のあるべき姿を求め、先立つこの象徴像を補い続けていってくれることを願っています。」と結ばれた。
その象徴が「日本のみならず世界の平和」であるならば、やはり天皇陛下は日本にとってとても大切な存在であると初めて感じた。

ただ、その象徴が政府がどのように受け止めているのかは定かではない。
先日の友人のフェイスブックでも、「おや??!!」と思うようなことが書いてあった。
私達は知らないことが多すぎる。ほとんど何者かにコントロールされた報道しか耳にしない。それ以上のことは分からないのだ。

だが、私が思うに、真摯に皇位のご公務をやり遂げられた天皇陛下の最後のお言葉のように、
天皇陛下の「象徴」のお言葉の通り、どうか人も動物も安心して暮らせるような、戦争も暴力も互いに憎しむこともない、平和で愛に満ちた日本であってほしいと思う。

2019年 2月 27日 掲載

この世におぎゃあと産まれて来てから、どんな親に育てられるのか・・親子の関係は・・そしてその子を取り巻く環境は・・という事が、その人の人間形成に大きく影響します。

厳格で子供を思い通りにしようとしてきた父と、ロボットのように何でも父の言う通りに生きて来て、自分の意見を持たない母に育てられた私は、中三の時から「こうなったら子供として認めてあげる!」という“条件付きの愛”で育てられた為、いざ自分が母親になった時、子供をぎゅっと自然に抱きしめる事が出来なくて悩みました。
「私って、母性本能に欠ける人間だな~・・。きっと“オキシトシン”(出産時に子宮を収縮させる為に出たり、授乳中にお乳が出るのを促すホルモン)が足りないんだろうな~・・。」と、ある時期まで思っていました。

でも子供をぎゅっと抱きしめる事が出来なかったのは、オキシトシンが足りなかったからではなかったんですね!(私の場合ですが)
心と身体の中に、「親に抱きしめてもらった記憶がなかった」からだったんです。
ただ、実に有難いことに、三人息子のうちの一人がそのことに対して“サイン”を出してくれたので、そこで自分自身を見直すことができ、そのお陰で母親として軌道修正ができ、今の私と息子たちのいい親子関係があります。

そしてもう一つ、10年ほど前にチェコ人のイルカさんというヒーラーに言われた言葉に度胆を抜かれました。
いきなり彼は「あなたは、両親から愛をもらえなかったね。だから犬と愛のエネルギーの交換をしてきたんだよね!」と言われたんです。・・・ってなことをこの間の続きのコラムに書きかけて止めました。

なぜかと言うと・・「それ以上にこの世の中どうなってるの??!!」ってニュースが後を絶たなかったからです!!

今朝たまたまテレビをつけたら、「スッキリ」という番組がやっていて・・・二人の男子高校生を5人くらいで集団暴行をしている。それをSNSで流して仲間内で会話をしながら見てる。という内容でした。
そして、その動画を見ている仲間たちが、その暴行を受けている高校生が血を流し出したら喜んでその行動をあおるんです。・・・昭和時代を生きてきた私からすると、何とも信じ難い光景だったわけですよ・・。そこでコラムニストの一人が「昔はいかにもやんちゃで不良だから近づかない方がいい。といういで立ち(服装)の若者が犯罪に及んだけど、今は普通の子供がこういう残虐なことを普通にする時代なんです。」と言ってました。
確かにこの映像を見る限り、ホントその辺にいそうな、お洒落なダウンジャケットをはおった普通の高校生が暴行を加えてるんですね・・。

もしかしたら、その高校生は、暴行をした当日、当たり前の顔して「ただいま~。」と普通に家に帰って、普通の子供を演じているのかも知れない・・・「親はこの衝撃的な事実を知っているのか、それとも知っていてこんなもんかもね~・・。と思っているのか・・・。」
「一体全体この先日本はどうなってしまうのか・・・。」と思わせるような今日一日の始まりでした。

ところで私が昔から抱いていたいくつかの夢の一つに“アニマルセラピー”があります。
親に虐待されてやむなく「児童養護施設」に入った心に傷を負った子に、犬と愛のエネルギーの交換をしてもらって、こうして犬といることによって自分が受けることのできなかった愛を犬から受け取ったり与えたりしながら「今は辛いけど、大人になって犬や猫を飼う余裕が出来たら、幸せな家庭を持って、そこで可愛い動物を飼おう!!」と心の励みにしてもらえたら素敵だな~!とずっと思ってたんですね~・・。

それは開業して少ししてから読んだ本の影響もあると思います。
タイトルは忘れましたが、アメリカの凶悪な犯罪を犯した少年院で、一人に一頭、犬を育てるようにあてがわれ、出院するまでずっとその子がその犬の面倒をみるんだそうです。彼らは「自分がいないとこの犬たちは生きていけない。だからこの犬の世話をしなくてはならない。」という状況の中で、今まで味わったことのない感覚を味わいます。
「自分はこの犬にとってかけがえのない存在であり、この犬の為にもしっかり生きていかなくてはならない。」と自覚するんですね・・。
そこで親から受けることが出来なかった「自分という存在が必要であること」と「自分は無理しなくともありのままで良いんだ。」という“自己肯定感”みたいなものを犬から学ぶわけです。
それでこの少年院の出院後の再発率はゼロに近いということでした。

前々回のコラムにも書きましたが、動物は子供の心を育てます。
家庭を平和にします。動物に与えているようでいて、実は私達は動物から与えてもらっているんですね・・。
だから小さいお子さんがいる家庭では、是非動物を飼って欲しいと思っていましたし、犬たちの力を借りたらもっと日本はいい方向に行くんじゃないかって思ってました。

でも、いじめや虐待は後を絶たず・・・「動物を飼うことによってその数が減るだろう」と、そういう自信はあったのですが、今となってはそれもなかなか難しい事を今日のニュースで認識しました。

「一体全体、この先の日本はどうなっていくんでしょう・・・。」
人の心の痛みが分かる子供に育ってもらう為には動物の力は大きいと思います。
ですが、それだけでは足りないんでしょうね・・。
少しでもいい方向にいってもらうことを願って止みません・・・。

2019年 2月 20日 掲載

私の父が先日(2月8日)他界しました。
結婚して、三人の子供を持った時、孫達を可愛がる父を見て、ふっと「私は父が死んだ時に果たして泣くんだろうか・・・。」と思った事がありました。

別れ方が良かったのか、父が死ぬ最後の3日間で私たち親子の絆を深めることができたので、その心配をよそに、普通の娘の様に涙がこぼれました。

とは言え、一見平和そうに見える家庭でもいろいろな問題を抱えていることがあるように、私の実家も私達兄弟と両親との関係は、特殊なものでした。

昭和5年生まれの父は、厳格な家に育ち自分の父親(私の祖父)が群馬のある村の名士だったこともあり、小学6年生というまだ幼い頃に父親の命令で、『満州の開拓団の少年兵(満蒙開拓義勇軍)』として、満州(中国)にうんもすんもなく強引に行かされました。そして極寒の満州で2年間苦労した後、終戦になって命からがら帰国したのでした。

その後、お嬢さん育ちの母と出逢い、長野を転々としてやがて愛知に来てからは、満州関係の先輩である獣医師の田代昇一氏に励まして頂きながら、ここ愛知で牛の獣医として開業したのでした。

なので、私が幼少の頃「お父ちゃんはな~、小さい頃苦労したんだぞ~。」という言葉と、父が仕事で疲れて帰ってきたところに無邪気な私達子供を見ると腹立たしかったのか、「一体誰のお陰でおまんまが食えると思ってんだ~!」というこの二つが父の口癖でした。

ただ、私が4歳の時に弟が未熟児一歩手前で産まれて来たんですが、痩せてひ弱のみならず酷いアトピーだった為、そんな弟を見る度に満州から引き揚げた時、痩せこけた子供達の事を思い出すようで、いつも私は「お前は〇〇〇のお姉ちゃんなんだから、弟をかばってやらなくちゃダメなんだぞ!!」と言われ続けて育ちました。
成績の良い我が家のスターだった兄と身体の弱い弟の間にはさまった私は、三人兄弟の例えで真ん中の子供がよく言われているように、「真ん中のボタンは外れても気づかない」存在だったのと、基本的に身体は頑強・脳天気で何の心配も期待もなかった私は、両親の目にはなかなか留まらなかったようです。

それで後で考えると、両親の愛が欲しかったんでしょうね~・・。
中三の春のとある日、母に「お兄ちゃんが落ちた〇〇高校に絶対に行きなさい!」と言われたので、それをきっかけに、犬の散歩と食事入浴以外は机に向かう、超ガリ勉になりました。
それは母の希望ではなくて、そこの高校に行けば父が喜ぶと母が判断して、私にそう言っただけのことなんですけどね・・・。そしてその時私は摂食障害になりました。

ですが、日本の学生が幼少の頃から塾通いで頑張ってきて、良い大学に入った途端目的を失ってしまうのと同じように、寝食も忘れて受験勉強にのめり込んでいだ私は、中三の二学期が終わると急に勉強が嫌になり、その気持ちをコントロールできずに勉強を止めてしまい、三学期には学校さえもさぼるようになりました。
ところが「ゆり子が学校に行かないのは、母親であるお前のせいだ!」と、目の前で父が母を殴る蹴るをしだしたので、学校に行かないわけにはいかず、最後のひと月だけ学校に行きました。

4月からの勉強のストックがあったので、少しレベルを下げて高校には行くことが出来ました。
あかんわ・・・長くなってしまいましたね。動物ネタでなくてごめんなさいです。
最近は昼間暖かくなってきて、その分寒暖の差が激しくなりました。
動物さんも皆様も、どうぞ体調管理をしっかりなさって下さいね!
こういう時は、『お灸』と『気功』がお勧めですよ~!!
但し、動物さんの施灸やご自身を施灸する場合は、背中や腰など場所によっては普通のもぐさのお灸や「せんねん灸」だとやりにくいので、棒灸ストッパーを使った棒灸の施灸がお勧めです。
それではごきげんよう~(*^_^*)☆彡

2019年 2月 18日 掲載