東洋医学よもやま話
この内容は当院のInstagramに投稿したものになります。
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『膀胱結石』と『腎臓病予防』で通ってくれているこむぎちゃん(8才)です🐱
飼い主さんから
「お家でお灸をする様になってから、こむぎちゃんが4〜5才若返った感じがする❗️」
とのお声がありました。
目に見えて効果が実感できるとこちらも嬉しくなりますね😊
ちなみに、こむぎちゃんは煙が出ないタイプのスミ灸(棒灸)を使っています。
これからもお家でのお灸頑張って下さい‼️
この内容は、当院のInstagramに投稿した内容です。
先月から『慢性腎不全』で通院されているザラちゃんです😺
オーナー様は保護猫ちゃんを含めて8頭の猫ちゃんを飼っていらっしゃいます。
そのうち4頭を毎日お灸しているそうです!!
最近はお灸をしてもらうのを待っている猫ちゃんがいたりしてオーナー様も睡眠不足傾向にあるとのこと。
でも、オーナー様の顔晴りのお陰でみんな元気!との事でした。
本日は、院長が当院のLINEに書かせていただいたことをお伝えしますね。
以下、院長のLINEより✔
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おはようございます。
ここのところ、秋の乾燥で気管の病気(気管虚脱)の咳や心臓病から来る咳の子の症状が悪化する傾向があります。
加湿器をお持ちの方は、40%を切ったら加湿器をつけて頂くと良いですね~。(飼い主さんのお肌にも良いです)
お家で、首のつけ根の「定喘;ていぜん」と言うツボの後「腎兪;じんゆ」というツボにお灸して頂くと、咳がかなり軽減します。
「肺腎同源」と言って肺と腎は同じ源ですので、肺を強めたければ腎を強めると良いんですね!
そして肺は心臓を守るように心臓の上に乗っかっているので、両者は強い結びつきがあるんですね。
ですので、心臓を強めたければ肺を強めると良い。その為にはやはり「腎兪」のツボが大事なんですね。
お灸で一旦落ち着いていた子が乾燥で咳が増えた時は、「麦門冬湯;ばくもんとうどう」と言う身体の陰(水分)を補う漢方薬をお出しするだけで改善する場合が結構あります。
この薬は副作用の心配もないのでお勧めです😊
それから、以前梅雨時にお伝えしたかも知れませんが、カビ(真菌と言います)はとっても有害です。
肺炎の他、あらゆる癌の原因にもなりますので、お台所の換気扇、風呂場、エアコンなどカビがある所は除去されるのは人と動物の健康維持に必須ですね。
内科医の堀田忠弘先生のお話によると、お風呂場は10日に一回壁や天井に5%重曹を噴霧して、その後必ず洗い流すと良いそうです。
以前セミナー用にやってみたのですが、私の家の一見きれいに見える風呂場の天井の白いちょっとした塊を採取して培養して(一週間育てて)みたら、スゴイカビが生えていてびっくりしたことがありました!! 私は10日に一回ではないですが、それでも月に一回は重曹でカビを叩いています。
歩行強化で通院してくれている十南ちゃん(3才)と皮膚病治療の三太ちゃん(4才)です🐶
お灸はいつもお父さんの担当でしたが、最近お母さんの担当になってから、三太ちゃんがお灸の途中で遊び出すようになったそうです。
お母さんは、「あらあら〜・・。」と言う感じで、三太ちゃんが遊びだしたときには、ご自身にお灸をするそうです。
するとどうでしょう〜❗️
最近はお母さんの血の巡りが良くなったようで、元々お風呂に入られた後すぐに湯冷めをしてみえたそうですが、湯冷めするまでの時間がかなり延びたそうです。
地味なようで、やはりお灸って凄いですね❗️❗️
以下の文章は、先日、院長のLINEに掲載したものです。
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今日はとっても気持良い日になりましたね😉!
この間までの湿気が嘘のようですね。
とは言え昨日までは雨が続いいたかと思えば今日は晴れて・・ともなると気温も気圧もころころ変わって、高齢の動物や持病を持った子達はこたえますよね。
中医学ではこれら自然の「邪気」の事を「外邪」と言います。
この間までは「湿邪」、そして今の様に晴れて乾燥してきたら「燥邪」と言います。
持病を持っていても、外邪の変化(寒暖の差や気圧の変化)に負けないコツは、やはりお家でのお灸ですね~。
今日来て下さった慢性鼻炎だったチワワちゃんのお母さんは、「この子、若いけど寒がりさんでいつもこの時期は布団にくるまって大人しかったけど、今年の秋は違うわ!! 今までの中で一番元気ですよ~😜👍🏻」と仰ってました。
そのうち私は『腎兪おばさん』って言われてしまうかも知れませんが(笑)、やはり『腎兪』に施灸約5分・・どの子もお勧めです。
そうそう!! その前後に首の下から尾の付け根まで、棒灸で背骨に小さな円を描くようにしながら、ぐるぐると上から下までお灸して下さいね😉!
背骨の際には、両側性に内臓と繋がっている大事なツボがず~っと並んでいます。
(動物が動いても危険がないよう、棒灸ストッパーをつけて下さい)
そもそも慢性鼻炎だったこのチワワさんですが、
治療の時には、鼻炎に直接効く「鼻」のツボを刺激しますが、肺に効くツボも刺激します。
「中医学」では、鼻は肺と繋がっていると言われるので、鼻の病気には、鼻のみならず「肺」に効くツボも功を奏すのですね。
そしてやはり中医学では『肺腎同源』と言う言葉があります。
「肺と腎は同じ源なので、肺を強くしたければ腎を強めよ!!」と言うことになります。
ですので、肺と繋がっている鼻に問題があるのであれば、やはり腎をお家でお灸するのは理にかなっていると言えるんですね~😉
先ほどの「五行色体表」を見て頂けますか?!
縦のところはみ~んな繋がっています。
なので、先程お伝えしたように、「金」の所を見ていくと、臓腑は肺と大腸、官は鼻になります。(これら三つは関係性があるということになります。というか縦の物は関係性があると言えます。)
色は白。気管支や肺が悪くて咳が出る子は白いものを食べると良いですね!
梨、桃(今の季節のものではないですが)、長芋(肺にも腎にも良いです!!)、大根など
・・・とここまで書きましたが・・・
中途半端で申し訳ありませんが、午後の仕事が始まりますので、一旦ここで終わりにしますね。
お互い外邪の変化があっても、ニコニコ元気で過ごしたいですね~😉💪🏻🎶
椎間板ヘルニアで通院してくれているミックちゃん(15歳)です🐾
オーナー様より興味深いお話をお伺いいたしましたのでご紹介させていただきます✨
アップルウォッチをつけながらお灸をしていると、オーナー様の心拍数が落ちついているそうなんです‼
ミックちゃんもオーナー様も心身が安定するんですね🥰
季節の変わり目でだんだんと夜は涼しくなってきますので、夏場より長めにお灸ができますね👌🏻
※動物さんの様子をみながら施灸をしてあげてくださいね👍🏻
今日はエイトちゃん、うららちゃんのお母さんからお聞きしたレシピをご紹介します🐶
🍴材料
- なつめ:脾臓に良く、補気作用があります。
- まこも粉:免疫力強化、コラーゲン増強
- さつまいも
🍴作り方
- なつめの種を取り、鍋にカットしたなつめを水で煮詰めて(弱火~中火)ペーストにします。
固さは粒あんのような感じです。- ①にゆでたさつまいもを混ぜます。
- ②に水で溶いたまこも粉を混ぜます。
- やわらかめが好きな子にはお団子に成形すればカントリーマアム風しっとりクッキー。
カリッと食感が好きな子には平らに成形します。- オーブンを250度に設定して約8分焼いてください。
おいしすぎて、わんちゃんたちよりもお母さんの方がたくさん召し上がってしまったそうです。
「からだにいいこと間違いなしですね」と院長も感心しておりました。
いいことは共有していきたいですね😻
前回同様、以下のものは先日LINEに掲載したものです。
先日のラインの補足です。上の五行色体表を見て頂けますか。 中医学の考え方の一つに「五行論」というのがあります。 全てのものを「木・火・土・金・水」の五つに分けて、診断や治療に活かす考え方です。
表の通り「水」の列を縦に見ていくと、「臓」は腎、「畜(食べると良い肉)」は豚、「官」は耳、「志」は恐(または驚)、「体」は骨、になります。 ですので、
- 腎を強めるには、先程お伝えした食材(エビ、ホタテ、ナマコ粉、)や肉であれば豚肉がお勧めなんですね。 そして・・・
- 加齢によって腎が弱って来たら、「官」である耳が遠くなるので、「難聴」の予防や治療には腎を強めると効果があり
- 「志」は「恐;恐怖心」または「驚;驚く」なので、腎臓の弱い子は若い時から怖がり屋さんで音に敏感な子が多いんですね。(血液検査の値が正常でも、怖がり屋さんの子は後で腎臓の検査値が異常になる子が結構います。)
もう一回「五行色体表」を見て頂けますか?! 「水」の列の「体」にあたる所は、「骨」です。 「膝蓋骨脱臼」の子を持つ多くの飼い主さんは、膝が悪ければ膝にお灸をしたがります。それは決して間違いではないです。
でも私は骨の病気の子の飼い主さんには「骨の病気だったらこの五行色体表の通り、骨は腎に繋がってるから、先ずは腎兪にお灸して下さい。
そしてその後で悪いところや痛がる所にお灸してね!」ってお伝えしています。
ですので、椎間板ヘルニアや膝蓋骨脱臼、加齢による下半身のふらつきの子には、一旦「腎兪」をお灸した後、症状のある所にお灸することによって、かなり改善するんですね~😉👌
こんにちは!
先日若いワンちゃん(小型犬、4歳)で、お顔の黒い毛の部分が白くなっている子が来院されました。
若いのにお顔や頭頂部の黒い毛が白くなっているのは、「腎虚」といって腎が弱っていることから起こる事が多いです。(もちろん加齢で歳を重ねていくと、腎が弱くなるのでどの子も歳を取ると人と同じで毛が白くなるんですけどね・・。)
そういう腎が弱っている子には、「腎兪」のお灸と共に、エビ、ホタテ、ナマコの粉、肉なら豚肉を食べさせると良いですね。
甲殻類は、アレルギー性皮膚炎の原因になる子もいるので、少し食べさせてみて様子を見つつ与えて下さいね。
腎が弱って来ると、親子関係にある腎の子の肝も弱って来ます。
そしてその逆もあります。逆のパターンで最も分り易いのは、お薬ばかり飲んでいると解毒の臓器である肝臓を傷めます。
長期間の薬の服用で肝臓が傷むと、やがて腎臓も傷んでくるんですね。
今日は、敬老の日ですね。個人的にはなんのイベントもありませんが、これから出かけますので、今日はこの辺で~
今日も一日、動物さんと皆さんがお元気で楽しく過ごせますように~😆👍🏻🎶
1ヶ月半前から腰痛で通院してくれているシュートちゃん(14歳)です🐶
飼い主さんはお鼻の黒いシミ(色素沈着)が気になっているそうです。
黒いシミは、「腎虚:じんきょ(腎臓の弱り)」や「瘀血:おけつ(血液循環が悪い状態)」の時に出ます。
腎は骨とも繋がっているので、腎臓が悪いだけではなく、腰痛などの骨の病気の子にも黒いシミが出来ることがあります。
今は飼い主さんがお家でもお灸顔晴ってくれているのと、マコラージェも飲ませて下さっているので、今後黒いシミが薄くなってくれるといいですね✨