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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

猫ちゃんの飼い主様へ

ず~っと仲良く過ごしたいから・・・
ネコちゃんに元気でいてもらう為のポイントです!

Photoネコちゃんは、元来我慢強く、弱っている姿を人に見せないと言われている動物です。
よく注意していても、病気の初期段階を見逃してしまいがちです。この為、他の動物さんに比べて猫ちゃんでは病気になってから来院される「病気来院」が多い傾向にあります。

是非、「もの言わぬ猫ちゃん」の為に定期的な検査や予防をしてあげてください。
正しい情報を知ることによって猫ちゃんとの楽しい生活を送りましょう!

ネコちゃんにお勧めの各種検査

  1. 尿検査
    ネコちゃんでは膀胱炎や膀胱結石などの尿路系の病気の発生が多いことをご存じでしょうか?
    これらの病気は、進行してしまうと命に関わることもあります。
    また、猫ちゃんに多い腎不全や糖尿病も、尿の異常から発見されることがあります。
    ネコちゃんの健康管理にとって、定期的な尿検査はワンちゃん以上に重要なのです。
  2. 血液検査
    猫ちゃんも年をとってくると、色々な臓器の機能が衰えてきます。特に腎機能には注意が必要で、猫ちゃんの死亡要因のとして一番多いのは、腎不全といわれています。
    腎臓はダメージを受けても初期には見つけにくく、なおかつ回復力の弱い臓器です。
    無症状または軽い症状のうちに病気を見つけるために、定期的な検査をお勧めします。
    特に6歳以上の猫ちゃんは、半年~1年に1回の定期検診をお勧めします。
  3. ウイルス検査
    ウイルス病の中でも白血病と猫エイズは、免疫力の低下により、さまざまな感染症を起こすとても怖い病気です。
    これらの病気は特にノラ猫さんの間で蔓延しやすく、その感染率は約20%だったという報告もあります。
    猫ちゃんを飼い始めるときや、口内炎などの病気がなかなか治らないとき、ノラ猫さんと接触したりケンカした場合などに、検査をお勧めします。
  4. 甲状腺検査
    高齢の猫ちゃんは甲状腺機能が高くなることがあります。
    甲状腺機能が高くなると、目がランランとして元気そうに見えるのですが、実はそれが病気のサインです。その状態が続くことにより、どんどんエネルギーを使い、痩せていき心臓や呼吸器が体力の限界を超えてしまいます。この病気は血液検査によって発見することができます。
    特に9歳以上の猫ちゃんは、1年に1回の定期検診をお勧めします。

ネコちゃんにお勧めの各種予防

  1. 外に出さない
    仲間や楽しいことがいっぱい待っているお外の世界。でも交通事故やケンカによる外傷、猫エイズ感染症など、ネコちゃんにとっては危険もいっぱいです。他の子に比べ、完全室内飼育のネコちゃんでは寿命が長いという報告もあります。
    一度もお外に出たことのない子は、お家の中だけでも充分満足しています。可能な限り外に出さないようにしましょう。
    お外の楽しさを知ってしまった子も、避妊・去勢をするなどして、なるべく外出の回数を減らしましょう。
  2. ワクチン
    ネコちゃん同士の間で、猫カリシウイルス、猫ヘルペスウイルスなどを原因とする“猫カゼ”が蔓延しています。これらのウイルスは完治したように見えても体の中に隠れていて、ストレスや加齢などで免疫力が低下した時などに症状を繰り返すものです。年に一度のワクチンを接種することで、感染を防いだり、症状を軽いものにしたりすることが出来ます。
    また、猫汎白血球減少症や猫白血病などの命に関わる恐ろしい病気もワクチンにより予防可能です。
  3. ノミ・マダニの予防
    ノミやマダニは痒みの原因になるだけでなく、瓜実条虫やネコ引っかき病などの、人も動物もかかる病気=“ズーノーシス“の原因にもなります。また、一度お家の中にノミが侵入してしまうとしっかりと駆除するのは大変です。
    ノミ・マダニには安全で使いやすい、滴下タイプの予防薬がお勧めです。
  4. フィラリア症
    ワンちゃんの心臓への寄生虫として有名なフィラリアですが、実はネコちゃんにも感染します。
    しかし、ワンちゃんの場合とは違って、診断が難しく発見が困難であることが特徴です。

    症状は、しつこい咳や嘔吐・呼吸困難ですが、なんとなく元気が無いなどのはっきりしない症状であることも多く、わずか数匹のフィラリアが寄生するだけで、突然死が起こることもあります。

    予防はなによりも蚊に刺されないことですが、普通の生活で蚊に刺されないことは不可能です。
    毎月1回の予防薬での予防をお勧めします。

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