フィラリア予防はきちんとしてらっしゃいますか?!
フィラリアの予防薬は、蚊が吸血中に犬猫の体内に蚊のお腹からフィラリアを入れてから一ヶ月間成長したフィラリアの子虫(まだ成虫になる前の段階で)を駆虫するものです。
そろそろ涼しくなり蚊の量も減って来ましたが、薬の性質上、一月前にさかのぼって考えて予防しなくてはなりません。
ですので、蚊が出始めて一ヶ月してから予防を開始し、蚊があまり飛ばなくなってから一ヵ月後に予防を終ることになります。
かの有名な忠犬ハチ公は、東京大学で解剖した結果、実はフィラリアに侵されて死んだのだと言われています。(これは余談ですね・・・。)
私の臨床の経験でも、外飼いの犬で、1シーズン(ひと夏)のうちの数ヶ月間、飼い主さんがフィラリアの予防をし忘れただけで、次の年に心臓の聴診をしたら、心臓の音が変わっていた(フィラリア独特の心臓の不整脈)ことが結構あります。
ご自分のワンコちゃんの心臓がフィラリアに侵される事なく、いつもきれいなままの心臓である為にも、最後まできちんと予防して下さいね。
これは飼い主さんの責任ですので、どうぞよろしくお願い致します。