防寒対策について
いつの間にか、ずいぶん寒くなってきましたね。冷え症の私にとって、冬は地獄の季節です。温泉行きたいなぁ。
皆さんもよくご存知と思いますが、冷えは万病のもとです。冷えると免疫力が低下するので感染症を発症しやすくなり、また胃腸の動きも悪くなるので消化不良や下痢を引き起こします。
動物は毛がフサフサしているので暖かそうに見えますが、平熱が人間より2度以上高いので(鳥さんはなんと平熱が40℃台です)、もしかしたら私たちより「寒いな・・・」と思っているかもしれません。
さて、動物の温め方ですが、動物は暑くなっても自分で服を脱げませんので厚着させるのはオススメしません。動物が寒いと感じたら、いつでも移動できるような暖かい場所を用意するのが一番、理想的です。室温が高いと、もし暑くなった時に苦しいので(動物は主に呼吸を使って体温調節をします)、エアコンに頼るよりもホットマットや湯たんぽの方が適しています。鳥さんやげっ歯類の皆さんは、ペット用の赤外線ライトなど専用の暖房器具が市販されていますので、それを使って下さいね。
電化製品のコードはかじられないように、くれぐれもご用心を。
獣医師 渡辺