名犬ラーラと、名犬ラッキーの話
たまに 「世界仰天ニュース」などの番組で、「犬が飼主さんを助けた!」という話を見ますが、実際に起こった話を最近飼主さんからお聞きしましたので、飼主さんのご了承を得て、コラムに載せることにしました。
☆泥棒が来たのを知らせたラーラちゃん
黒ラブの堀田ラーラちゃん(五歳 女の子)は、家の前を他人が通る度に飼主さんに吠えて知らせていたのですが、ある日いつもと違う鳴き方をしていて、しかもなかなか鳴き止まないので、「今日は様子が変だな~・・・。」と飼主さんは思ってらしたそうです。
そしてその後・・・お隣に泥棒が入ったことが解りました。
残念ながら犬小屋に繋がれていたラーラちゃんが、激しく鳴いていた15分くらいの間に、隣家が掻き乱され、三人組に物品を盗まれたそうなのですが、飼主さん曰く 「ラーラを庭の犬小屋に繋いどいたから、盗まれちゃったのよね…。とっても残念だったわ…。
もうその後はそういう事があったら、お隣の家の直ぐ側までラーラが自由に行けるように、今は柵付きの庭に放し飼いにしてるのよね!」と言う事でした。
泥棒が来たのを見て、様子がおかしいと、直ぐ判断して飼主さんに伝えたラーラちゃんは本当にすごいですよね~…。
☆ご主人が危険な状態なのを奥さんに知らせたラッキーちゃん
紀州犬の近藤ラッキーちゃん(5歳、男の子)は、今年三月のある夜中に、一階で寝ていた奥さんに突然 「起きて!!」と言わんばかりに前足で何度も奥さんの体をトントンしたそうです。
ラッキーちゃんのあまりのしつこさに、眠い目をこすって起きられた奥さんは、二階の御主人のうめき声にびっくりされて、直ぐ二階に飛んで行かれました。
するとなんと…・御主人は二階の寝室で心臓発作で苦しんでおられました。
直ぐに救急車を呼んだので、御主人は一命を取り留められたのですが、その時もいつもは来客がある度に吠えていたラッキーちゃんでしたが、「い~い?!今から救急車の人が来るから、おとなしくしてるんだよ!」との奥さんの言葉を忠実に守って、御主人が搬送される間、ずっとおとなしくしていたそうです。
動物達は、私達が想像している以上に直感が働いていたり、飼い主さんの事や周りの状況をちゃんと見ていますよね…。
今回のラーラちゃんとラッキーちゃんのお話は、それを再認識させて頂くお話でした。
堀田さん、近藤さん、素晴らしいお話をありがとうございました。