アリガタヤ、モッタイナヤ…!!
この仕事を通して、私はいろんな方々と知り合った。
今、ご縁のある方々は、どの形で知り合おうと、私にとって〝宝物”みたいなもので、他には代えがたい方々ばかりである。
そうやって考えると、「出逢う方に恵まれてる!」ということに改めて感謝の気持ちでいっぱいになる。
これらの話はちょっと古い話(二~三ヶ月くらい前)になるのだが、嬉しくってずっとコラムに書きたかったのだけど、忙しくて書けなくて・・・でもやはりどうしても聞いて頂きたくて、この度書かせて頂くことにした。
そう・・・。
写真①これは当院に通院して下さっているFさんちのワンちゃん(チャッピーちゃん)の右後ろ足についていたミサンガである。
チャッピーちゃんは、4年前から腎臓と肝臓が悪くて、ひと月に一回、血液検査と治療に来てくれてる女の子のワンちゃんである。
去年の10月頃、来院されたFさんとのお話の中で、その少し前にあった「師温会」の話になった。(師温会というのは、医師、鍼灸師、獣医師など故温雪楓先生の教えを元に鍼灸治療をしている人達の勉強会である。)
Fさんとの話というは、「そう言えば、師温会に出席してみえたある先生がおっしゃってましたけど、五行の蔵(臓器)に合う色の物を身に着けると、それだけで悪くなってる臓器が改善するらしいんですよね!その方は心臓がお悪いので、赤い紐を右手首に着けてみえたんですよね!」なんて感じの内容だったと思う。
そうしたら、まぁ・・・!!
次の診察の時には、見事にチャッピーちゃんの右後ろ足に「黒と青の手作りのミサンガ」が巻かれてるではないか・・・!!(五行色体表で言うと、黒は腎臓の色、青は肝臓の色なので・・・。)
「いいと思う事は何でも直ぐやろう~!」と言うこの方の行動力に思わず脱帽してしまった!
それから数か月してFさんが来院された時、「先生!これどうぞ~!」と私に下さったのが、写真②のミサンガである。
たまたまその前の診察の時に、「私は一般の血液検査では一応正常値なんですけど、こないだ受けた人間ドッグの詳しい検査では、腎臓の値が正常値の上限ギリギリだったんですよね・・・。肝も弱いからチャッピーちゃんと一緒ですね!」 なんて何気にわたくし事の雑談をしてたんだけど、それをお聞きになったFさんが手作りのミサンガを作って来て下さったのである。
この方はただでさえ自営業でお忙しいのに、「まぁ~・・・!なんて有り難いことなんでしょう・・・!!」と感謝感激してしまった。
写真③は、勤続14年の元看護師の由起さんが、「加藤先生が出産退職される前に加藤先生や皆さんと逢いたいです。」と、先日一歳半の娘さんを連れて病院に遊びに来てくれたのだが、その時彼女がムサシにとくれた花束である。
退職して二年近く経つが、いつも病院のことを気に掛けてくれてて・・・・本当に有り難い!!
因みに・・・生前、闘病中のムサシの為にと長野の神社に行かれたFさんがお守りを下さったり、ムサシが死んだ事をお知りになられた二人の飼い主さまが、お花を持ってきて下さったり、うちのスタッフ達がムサシの写真集をこっそり作ってくれてたり・・・笑われるかも知れないが、そういう時って結構涙腺が緩んでしまって、仕事中堪えていた涙が迂闊にも・・・こぼれてしまうのであった。)
④の色紙は温先生の愛弟子のお一人、大阪の国分先生が書いて下さったものである。
私は、診察中に飼い主さまご自身がご病気で困ってらっしゃるのを見ると、ついお節介を焼きたくなる性分で、「大阪にお一人(国分先生)、東京にはお二人(山内先生と西依先生)、スゴ腕の鍼灸の先生がいらっしゃいますよ!」と、ご紹介するのである。
私が針を打って差し上げられなくとも、その先生方の治療でその方が良くなられたらめっちゃ嬉しいし、そういう「橋渡し」が出来たら本望だと思うからである。
それで、二年前にある飼い主さま(Oさん)に大阪(堺市)の国分先生をご紹介したのであった。
話は変わるが、いつだったか鍼灸学院で月に二回授業をして下さっている西依先生に、私の腰痛の治療をして頂いた時、診察室の奥に国分先生の色紙があることに気付いた。
実は西依先生の所には、かの有名なグループEX〇LEのボーカルの一人が治療に行ったようで、その方のサインが飾ってあったのだが、私からするとそのサインよりも国分先生の色紙の方がうんと羨ましくて、前回の師温会の後の懇親会で、 「国分先生~!私にもお言葉(色紙)下さ~い!」なんて酔った勢いで、ちょっと軽い乗りで・・・でも、実は真剣に(笑)、お願いしたのであった。
先生は恐らく忘れておみえだろうと思っていたのだが、先日、その飼い主さまがワンちゃんを連れて来られて、「この間、国分先生の所に治療に行った時に、この色紙を託りましたよ。」と私に下さったのである。
それを見た瞬間、「わぁ~!!うそぉ・・・・、きゃ~っ!!マジですか~!?」 なんてホント、筆舌に尽くし難いくらい嬉しかった。
直ぐお礼のメールをお送りしたのだが、「わたくし如きにこのような立派なお言葉をありがとうございました!」と、お伝えしたところ、「これは温先生がいつもおっしゃっていたお言葉です。わたくし如きの色紙をそうやって喜んで頂けて私の方こそ有り難いです!」と返され・・・やはり昔の人はよく言ったもので、「実るほど頭の垂れる稲穂かな・・・。だなぁ・・・。」としみじみ思ってしまった。(国分先生は、セミナーでは実にフランクにお付き合い下さるのだが、鍼灸の古書を原文のままお読みになられるし、その知識と腕は私なんぞ足元にも及ばないくらい実はすごい先生ナノデアリマス!)
国分先生へのご恩返しは、私自身もっと東洋医学を勉強して、いい治療をさせて頂いて動物たちと飼い主さまに還元することなんじゃないかと思う。
皆さま~・・・・本当にありがとうございました~(^^)m(_ _)m!!
☆あとがき・・・・
私が何気に開いても、「いや~・・・。コラム長いなぁ~・・・。うんざりされるかもだな~。」と思います。
そんな長文且つ稚拙なコラムにいつもお付き合い下さいまして、誠にありがとうございますm(_ _)m。
「よもやま話」の構想も「コラム」の構想もいつもたくさん浮かぶのですが、日頃の多忙さと本来のドンくささが相まって仕事優先の生活になってしまい、いつもこんな形になってしまいます。(反省・・・!!)
有り難いことに、私を取り巻く方々は本当に心根の優しい方ばかりです。
でも、たまにそうでもない場面に遭遇することもあったりして・・・最近特に、「どうやったら、ぶれない自分でいられるのか。」ということを考えます。
「いかにしたら、良い精神状態で且つ良い体調でいられるか。そしていかにしたら、自分を客観視することができるのか・・・。」
自分が良い状態でないと良い仕事もできないし、良い家庭も作れないと思うのですね。
なので、毎日シータヒーリングで自分のブロックを外してクリアリングしたり(潜在意識の中の思い違いを正したり)、仕事の前に「瞑想」したりしています。
テレビをつければ、連日眉間にシワが寄るようなニュースばかりですが、来院して下さる動物たちも飼い主さま達も、外にいる野良猫や野鳥たちも・・・内戦しているイラクの人たちも、朝鮮に子供を拉致された方々も、日本が慰安婦として酷いことをしてきたのなら、その被害者の方々も・・・・みんなみんな幸せになれる世の中になったらいいのになぁ・・・と切に願います。
その為にもまずは自分かな~・・・とも思います。
・・・・あ~!! また長くなっちゃった!! ごめんしてくださいまし・・・(^^;)!
では皆さま 梅雨でちょっとじめついてる時期ですが・・・・明るい色の傘でもさして、気持ちも明かるく行きま笑~~!
今日もありがとうございました(^^)m(_ _)m。