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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

喀血と吐血の違い

<喀血と吐血の違い>

言葉を話せない動物さんたちは自分で症状や痛みのある部分を伝えることができません。
そこで私たちはお家で見られた症状を飼い主様にお聞きして原因や問題のある臓器を
絞り込んでいきます。
今回は「血を吐いた時」にお聞きするポイントをご紹介します。
血にも吐血喀血の2種類があり・・・
★喀血とは・・・
吐き出した血液は鮮紅色で血液に泡が混ざっていることがあります。
*喉頭から肺に至る気道のどこかで起こった出血が喀出されたもので、
血痰としてでることもあります。
<原因>
誤って異物を気道内に飲み込んでしまったり、交通事故や動物同士のケンカにより
肺の損傷によって気道内で出血した場合。
気管支や肺、心臓などの病気や腫瘍、血液の病気。

★吐血とは・・・
胃、十二指腸などから出血した場合、黒ずんだ色をしています。
(口の中、喉などの上部の消化器から出血した場合は黒ずんではいません。)
十二指腸より上部消化管で起こった出血が吐出(嘔吐とともに出る)されたものです。
<原因>
口の中、喉の出血、食道や胃の病気、腫瘍、血液の病気。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★主に上記の表の4つをポイントにして症状を絞り込んでいきます。

よろしければ診察時に吐いた物、便、尿や症状を写した動画などありましたら

より細かい事がわかるため、是非お持ちくださいね。

 

文責 看護士 横田

2013年 10月 23日掲載
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