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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

院内セミナー☆

こんにちは、最近めっきり冷え込みましたね。
もこもこ靴下が手放せない山下です。

先日、院内にてセミナーを開催しました。
今回はスタッフ向けの、院内勉強会という形での開催となりました。

当院から西尾と横田の二人がヒルズさんのセミナーに参加し
それのアウトプットも兼ねて…ということで、代表で横田が講師となりセミナーを開講しました。

内容は・・・「心疾患と食餌療法」です!
心疾患は高齢動物さんに多く、進行性で基本的に完全な治癒というのは難しい病気です。
心臓はいわば体のエンジン部分にあたりますので、直接命に関わってくる深刻な病気といえます。

治療法として薬物療法、食餌療法があげられますが、今回は後者の食餌療法に注目した
内容となっておりました。

講義する横田さんと真面目に聞く山下(寝てませんよ!)

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心疾患の子の食餌で最も気を使わなければいけないのはナトリウム(塩分)の制限です。
(人間でも同じですね)
また、肥満も心臓に与える負担が大きいものになるので、普段からのカロリーコントロールが
必須になります。

心疾患は症状の重さで無期症状、軽度症状、中程度症状、重度症状とおおまかに
4つのステージに分けられます。

*無期症状の場合*
ナトリウムの制限はありませんが、普段から過剰に与えないよう心がけます。

*軽度~中程度の場合*
ナトリウムの制限が必要になってきます 療法食への切り換えを進めていきます。

*重度症状の場合*
ナトリウムの厳重な制限が必要になります 療法食のグレードを上げて行きます。
また、ここまで病気が進行すると食欲の低下や元気喪失なども現れてくるので
なるべく嗜好性が高く、ナトリウムの制限された食事を与えましょう。
適切で美味しい食餌はQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上にも繋がります。

<一般のシニア食と心疾患療法食の違いは…?>
スーパーやホームセンターなどの量販店で売られているシニア食もある程度の成分制限は
されていますが、心疾患療法食の方が心臓をサポートする栄養成分や抗活性酸素物質が
含まれており、組成が均一に作られているのでより体により良いとされます。

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詳しくはちょっとしたお話の方にも掲載させていただきますので、参照なさってください^^

2012年 11月 29日掲載
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