猫にまつわるウワサ☆
古くから私たち人間にとってなじみ深い動物だった猫。
そのため、猫にまつわるウワサや言い伝えは数多く存在しますが、根拠があるものもあれば、じつは迷信というものも…。
今回は気になる猫の噂について調べてみました(∀)ノ
①猫は本当に“猫をかぶる”?
猫に関する有名な慣用句の一つが「猫をかぶる」。
先日も、当院に来てくれるネコちゃんの飼い主様が「なんで病院ではこんなに大人しいんだろう?」とおっしゃっていました(*´∀`)
本当に猫は“猫をかぶる”ほど計算高いんでしょうか?
☆答え☆
猫には人間のようなずる賢さはありませんが、“状況にあわせて大人しくする”といった行為は、生きていくための戦略として身についています。
例えば知らない場所に行ったときは、ウロウロするよりもじっとしていたほうが安全です。
そんな行動は人間からすると、まさに“猫をかぶっている”ように見えるわけです。
②猫も夢を見る?
人間同様、猫は寝ているときにピクピクと体を動かすこともあれば、寝言を言うこともあります。
そんな様子を見ていると「夢でも見ているの?」と思ってしまいますが、実際のところはどうなのでしょうか?
☆答え☆
猫にもレム睡眠とノンレム睡眠があります。
眠っている猫の目をよく見てみてください。
眼球が動いているときはレム睡眠状態(体は寝ていて脳は起きている状態)なので、人間と同じように夢を見ていると考えられます。
③猫はやっぱり魚好き?
魚のニオイに敏感な猫。
「猫=魚好き」というイメージがすっかり定着していますが、これはすべての猫に共通して言える事なのでしょうか?
☆答え☆
ほとんどの猫は魚を好みますが、一番好きな食べ物とは限りません。
例えば、アメリカの猫は魚より肉を好む傾向にあります。
つまり、猫の好物はその国の食文化に左右されやすいのです。
日本の猫は魚好きなのは、飼い主の日本人が魚好きだからです。
④猫の世界はモノクロ?
人間は光の三原色である赤、緑、青を見ることが出来るため、その世界はフルカラーです。
一方、猫はどんな世界の色を見ているでしょうか?
☆答え☆
昨今の研究によると、猫の世界はモノクロではないことが判明しています。
見えている色としては、“青と緑だけ識別できる”という説もあれば、“青、緑、黄を識別できる”という説もあり、完全には解明されていません。
いかがでしたでしょうか(・∀・?)
ぜひお家のネコちゃんをよーく観察してみて下さいね☆
看護士 鳥居