『春の風邪の性質 -1 』
こんにちは
今の春の時期は「風邪;ふうじゃ」の時期です。
この時期は風が強いので、その影響を受けやすくなります。
● 風邪は、他の邪気とくっついて、様々な症状を起こします。
「燥邪;そうじゃ、乾燥のこと」と「風邪」がくっついて、アトピー性皮膚炎の子が悪化したり、雨なら雨で「湿邪;しつじゃ、湿気のこと」と「風邪」がくっついて、皮膚炎や関節疾患が悪化したりします。
春になり、春の風は心地良いものなのですが、「風邪」は「燥邪」や「湿邪」「寒邪」など、他の邪気とくっつくので、面倒なところもあります。
● そして「風」の性質を持つので、動き回る性質があります。
なので皮膚炎であれば痒みの場所が変わったり、関節疾患であれば、昨日痛かったところと今日痛かったところが違ってきたりするんですね・・。
私達の身体は自然と一体なので、自然の影響を受けざるを得ないんですよね。(「天神合一」と言います)
西洋医学だけを仕事としていた時、「梅雨時と冬の寒い時に、猫ちゃんの膀胱結石が多いな~・・。」とか、「春にてんかん発作が多いなぁ。」と漠然と感じていましたが、中医学を学んでみて「なるほどな~・・!!」と思いました。
こんな事が3千年前から考えられていたなんて、「中医学」って本当に面白いですよね~(o^^o)!