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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

猫の病気

6月から猫ちゃん限定の健康診断キャンペーンを行っているので、

今回は猫ちゃんに多い病気を紹介したいと思います(^^)

 

●猫泌尿器症候群(FUS)

猫泌尿器症候群(FUS)とは、特定の病名ではなく、尿路感染症、尿石症、特発性膀胱炎などに
よる膀胱や尿道の病気全般をさします。猫ではもっともよく知られた病気のひとつで、
実際当院の健康診断でも、″隠れ尿石″が見つかる子が多くいます。

◇主な症状
血尿、頻尿(少しずつ頻繁に排尿)、失禁、決まった場所以外で排尿など。
オスの場合は尿道に結石などが詰まりやすく、尿が出にくくなると重症化することが
よくあります。

 

●慢性腎臓病

慢性腎臓病は高齢猫のもっとも代表的な病気のひとつで、
7歳以上から徐々に発病率が増加し、
15歳以上になると、3頭に1頭が抱えている病気と考えられています。

腎臓病は治すことができませんが、早期発見で腎臓機能の低下を遅らせたり、

今の機能を少しでも維持する治療をすることができます。

◇主な症状
体重減少、多飲多尿、嘔吐、元気食欲の低下など。

 

●甲状腺機能亢進症

甲状腺ホルモンが過剰に分泌されて起こる病気で、7歳以上であれば特に珍しい病気ではありません。

主に甲状腺の良性腫瘍が原因で起こります。

猫自身は食欲旺盛で活発に動き回るため、一見して発症がわかりにくい病気です。
飼い主さんの中には、病気だと気づかずに「高齢の割には元気」だと捉えている方もいらっしゃいます。

◇主な症状

体重減少、元気食欲の低下または増加、多飲多尿、
嘔吐、下痢、活発な行動、興奮など。

 

●歯肉口内炎

猫には特有の口内炎がよく見られ、発病率はおよそ6〜7%とされています。
口腔の奥の粘膜に潰瘍や増殖を伴う炎症病変が形成されます。
原因として口腔内細菌やウイルスの感染、免疫反応の異常などが推察されていますが、
明確にはわかっていません。

当院の健康診断では可能な限り口腔内も見させていただいているので、

口内炎なども見つかりやすくなります。

◇主な症状
口を気にしてしきりに動かす、前肢で口を引っ掻く、よだれをたらす、
餌を食べるときやあくびをした時に痛がる、毛並みが悪くなる、
食欲が低下する、痩せてくるなど。

 

これから、暑くなってくるので夏バテなども心配ですよね(^^;

定期的な健康診断をすることにより、病気の早期発見にもつながります!

ご希望の方はスタッフまで(^^)

文責:齋藤

2020年 6月 16日掲載
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