『今は「風邪(ふうじゃ)」の時期。うまく乗り越えるには、やっぱりお灸! その ① 』
1)風邪(ふうじゃ)の性質
3月から5月までは、寒暖の差のみならず、春の風や低気圧の影響などを受けて、慢性疾患の子や年寄りの子が体調を崩しやすい傾向にあります。
中医学では、自然界や身体などあらゆるものを、「木・火・土・金・水」の5つに分けて診断や治療の指標にする方法があります。
それを『五行論(ごぎょうろん)』と言うんですね。
下の図のように『五行論』を表にしたものを、『五行色体表;ごぎょうしきたいひょう』と言うのですが、その表の縦の列は全て関係性があります。
ちょっと表を見て頂けますか?!
今の季節は春。春はこの表の一番上の「木」の列に区分されます。
左端の「気」の所をたどっていくと、「風」と書いてありますよね。ですから、春の「気」は「風」と言うことになります。確かに春は暖かくなりつつ春の風を感じますよね!
その春の「風」が普通であれば問題ないのですが、思った以上に「風」が強かったり、長びいたりすると、私達の身体に悪影響を及ぼします。それはただの「風」ではなくて、「邪」をつけて「風邪;ふうじゃ」と呼びます。
また、春なのにいつまで経っても寒かったり、逆に暑すぎたりしても、身体に悪影響を及ぼします。
今お伝えした、「風邪;ふうじゃ」は、いわゆる風なので、軽くて上に行きやすい性質を持ちます。ですから、発熱、鼻水、鼻づまり、涙目、眼の充血、耳の皮膚炎、頭痛、癲癇(てんかん)など・・、主に上半身に症状が出やすいんですね・・。
また癲癇(てんかん)発作の殆どは脳に原因があることが多いのですが、それを助長するのは、肝の熱です。肝に熱を持つとその熱が上に上がって脳を刺激して発作が起きやすくなります。(因みに五行色体表を見て頂くと、「木」の臓は「肝」なので、春に肝はダメージを受けやすく、春の血液検査で肝臓の値が高いのはそのせいなんですね!)
また、風は軽い為、一つの箇所にとどまらず、身体中のあちこちに症状が移り変わりつつ、症状が次々と変化していきます。
ですので例えば両脇に皮膚病が出たと思えば、数日すると腹部に出たり、手の関節が痛いと思ったら、今度は足の関節が痛くなったりすることがあります。
ね!!
そうやって考えると、なかなか中医学の考え方って面白いというか理にかなっていると思いませんか(*^^*)!?
今日も長くなりましたので、この辺でおしまいにしますね。
皆さん、免疫力を上げるような食事をして、ゆったり睡眠を取って、コロナウイルスに負けない丈夫な身体でいましょうね~!!
ではでは~。
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2年前に椎間板ヘルニアで下半身付随になったN・ショコラちゃん。
かなり重症だったので、当初は週に2回の通院と、ご自宅での点滴とお灸をして頂いて、歩けるようになりました。
その後もNさんが毎日頑張ってお灸されています(Nさんエライ!!)
今は毎月1回、再発予防のために鍼灸治療に来て下さってます。
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去年椎間板ヘルニアで下半身がふらふら状態になったY,はなちゃん。
鍼灸治療で元の様に歩けるようになりました。
再発予防のためにご自宅でのお灸をして頂いてましたが、ご多忙になり・・結局再発してしまいました。
鍼灸治療までの間、4日ほど空いてしまったので、Yさんは、一日2回お灸されたとのことでした。
治療日には、ほぼ再発前の状態に戻ってました。
いやぁ、お灸、凄くないですか〜(*^▽^*)!!