『中医学のベースになっている概念』
今回は、中医学のベースになっている概念をお伝えしようと思います。
本当はもっと詳しく一つ一つの各論までご説明したいのですが、一つの項目だけで、セミナーでしたら、二~三時間あっても足りない項目もあるので、今回は、タイトルのよもやま話の意味(種々雑多な話。いろいろな話。世間話)の通りで、思いつき的な感じで掲載させて頂きました。また折を見て、各論のお話もいつかさせて頂けたらと思います。
- 全てのものは「気」から始まる。「気」でできている。という概念。「気」は目に見えにくいが必ずある。
- 陰陽論・・地球上の全てのものを全く対極する「陰」と「陽」に分けて考えること・・何となくの感覚でお分かりになると思います。
陽は温かいとか明るいとか、陰は冷たいとか暗いとか・・。身体で言ったら暑がりさんは陽であり「熱証;ねつしょう」といい、寒がりさんは陰で「寒証;かんしょう」という。私達治療者は病気の子を目の前にした時、脈を診ながら、患者さんの陰と陽のバランスを整えることが最終的な治療である。- 五行論・・地球上の全てのものを、木・火・土・金・水の五つに分けて、それぞれもしくは、それらの相関関係から、自然・社会・病気などの変化を説明したもの。・・・本当い面白い考え方なんです!いつかたっぷり時間の取れる時に、五行論の話を掲載したい!!と前から思っています。(*^_^*)!
- 天人合一(てんじんごういつ)または天人相応(てんじんそうおう)・・・私達生きているものは、天、則ち宇宙(いわゆる自然)の影響を受けざるを得ないという考え方。
最近よく「低気圧女子」という言葉を耳にするが、台風や長雨で頭痛がしたり身体のだるさを訴える女性がとても多いとのこと。
女性の75%が低気圧女子で低気圧男子は男性のうち25%である。でもそれは人ばかりではなく動物たちも低気圧で具合が悪くなる子、結構いる・・。
今年の秋も台風が多くて、下痢になったり椎間板ヘルニアが再発したりと・・調子が悪くなった子たちが続出しました。- 整体観念・・・生体を精神も含む一つの「整体」として考える。つまり、「臓腑も器官も組織も個々ではなくて、みんな繋がったものである。」という考え方を基本に病気を考えること・・五行論の「相性;そうせい」・「相克;そうこく」の考え方もこの中に入る。・・ごめんなさい!「相性」と「相克」に関しては、いつか五行論のお話でさせて頂きますね・・。
- 心身一如(しんしんいつじょ)・・心(精神)と身体は一つであり、切り離すことが出来ないものである。私達は人間関係で悩みを抱えると、憂鬱になり、やがてそれが身体にも反映して、お腹が痛くなったり、風邪を引いた時など咳が止まりにくくなったりしますよね。
でもそれって人間だけに限ったことじゃないんです。やはり動物も人と同じで精神的なストレスを感じると、体調を壊します。
※ 編集後記
せっかくHPがあるので、「“中医学のおもしろ情報“」をいっぱい掲載して、皆さまに少しでも中医学を知って頂けたら嬉しいな~!と」思って数年前から始めた「よもやま話」ですが、今回は東京と愛知でのセミナーの準備に追われて、いつも以上に滞っています(>_<)・・。
それで今回は、12月のセミナー用の原稿を少し変えて、掲載しました。
少し大雑把のようで、申し訳ありません・・。ですが、忙しい忙しいと言っていると、浦島太郎子になってしまうので、少しずつでも良いので中医学の情報を発信していけたらと思います。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました (*´▽`*)♡
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超々元気印のお嬢ちゃん!!
人にも動物にも積極的にかかわって行って、誰に会っても動じないとのこと。
因みにお父さんは小春ちゃんにメロメロだそうです。
昔、靭帯を傷めたとのことで、少し歩くと足を引きずるような歩き方になってしまうとのこと。
いつもおりこうさんで治療させてくれます!
私イコール「治療の時に良い子にしてると、オヤツをくれるおばさん」と思ってくれてるようで、今日も診察室に入って私の顔を見た途端、よだれを垂らしていました(笑)。