タマネギ中毒について
タマネギ中毒は、ワンちゃんや猫ちゃんがタマネギ・ネギ・ニラなどを食べてしまうことによって起こります。
これらの食べ物に含まれるチオ硫酸化合物という物質は、赤血球に酸化障害を与え、その内部にハインツ小体と呼ばれる物質を形成します。ハインツ小体をもつ赤血球は、血液中で比較的簡単に破壊され、その結果貧血が起きたり、ヘモグロビン尿(赤色の尿)が出ます。
貧血は、粘膜の色が白くなったり、脈や呼吸が速くなったり、ぐったりしたり、といった症状が現れます。
症状を起こすかどうかは食べたタマネギの量よりも、そのコの遺伝的な感受性が大きく左右すると言われています。
タマネギ入りの味噌汁を一口飲んだだけで重度の貧血を起こしてしまうワンちゃんもいれば、タマネギまるごと食べてしまってもなんともないワンちゃんもいるそうです。
タマネギやネギだけでなく、材料として使われているハンバーグやすき焼き、鍋などの食べ残しにも充分ご注意くださいね(^^)
2011年 2月 07日掲載
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