マダニとその対策について
今回は、マダニについてです。
だいぶ気温も暑くなり、今年もまた、ちょこちょこ「うちのコにマダニがついてしまった」という声を聞きます。
マダニは、草むらによくいます。マダニは動物に寄生できるタイミングを草の先端で待ち構えていて、そして動物が近くを通過したときに体に付着し、皮膚へたどりつくと吸血を開始します。
吸血場所は頭や耳が多く、中には1週間以上皮膚に食いついて、吸血しているものもいます。
マダニはのこぎりのようなクチバシを皮膚に刺し込み、セメントのような物質を分泌して皮膚に強力に食いついています。
いちど食いついているマダニを無理に取ろうとすると、ちぎれてクチバシの部分だけが皮膚に残ってしまい、そこから炎症になってしまうことがあるので、無理には取らないでください。
また、マダニは人間にも病気を媒介することがあるんで、決して素手では触らないでください。
吸血しているマダニを見つけた場合は、駆除剤を使って、自然にとれるのを待つのが良い方法です。
いちど病院にご相談ください(^^)
☆マダニが媒介するおもな病気☆
・バベシア病
犬などの赤血球に寄生する原虫の病気です。
貧血、発熱、食欲不振などを起こします。
・ライム病
ボレリアという菌がおこす病気です。
神経症状を起こします。人間にも感染することがあります。