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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

ワンちゃん・猫ちゃんのダイエットについて

 今回はワンちゃん・猫ちゃんのダイエットについてのお話です。
 近年、肥満体型のワンちゃん・猫ちゃんが増えてきているようです。人でもそうですが、肥満は、足の関節や、背骨への負担になります。
 それだけでなく、心臓や気管、膵臓や肝臓にも負担がかかり、さまざまな病気のもととなります。

 簡単なチェック方法は、さわってみて肋骨が分かるかどうか、腰のくびれがあるかどうか、です。分かりにくい場合は肥満のサインと言えます。

 ダイエットが成功するかどうかは、飼い主さんしだいです。逆に極端に食事の量を減らすなどの無理なダイエットをすると、筋肉まで落ちてしまったり、栄養が足らなかったり…、とかえって悪影響になってしまいます。
 また、特に肥満の猫ちゃんが急に絶食状態になってしまう日が何日も続くと、「肝リピドーシス」という、肝臓に脂肪が蓄積して、肝臓が正常に機能しなくなってしまう病気になってしまうことがあるので、要注意です。

 体重を減らすスピードの目安としては、1ヶ月で5%前後の減量が程良いと言われているようです。
 例えば7kgの猫ちゃんだとすれば、1ヶ月で350g、1週間で70~90g程度ということになります。

 頑張りすぎないことが、ダイエットのコツ、と言われています☆すぐに結果がでないからといって落胆せずに、おうちの愛犬・愛猫さんと一緒にがんばっていきましょう!

■ここにダイエット方法の例をご紹介します。

  • 野菜を混ぜる
  • カロリーをおさえながら、食事のボリュームを増やしてくれます。ニンジンやキャベツ、白菜、ブロッコリーなどがお勧めです。ゆでると甘みが出て、さらに食いつきが良くなるようです。(注:ネギやタマネギ、ニラは中毒になってしまうことがあるのでNGです)

  • 低カロリーの療方食を与える
  • 低カロリーの療方食は、低脂肪でカロリーを抑え、繊維分の割合を多くして満腹感が得られるようになっています。

  • 食事の回数を多くする
  • 1日量を変えなくても、時間を分けて小分けにして与えると、いちどに与えるよりも太りにくいと言われています。

  • 運動量を増やす
  • コミュニケーションも兼ねて、お散歩や遊ぶ時間を増やすことによって、消費エネルギーを増やします。
     ダイエットを頑張られている方、ぜひお試ししてみてください。

 また、どうダイエットを頑張っても体重が減らない場合、代謝疾患などの可能性もあります。一度ご相談ください。

2009年 10月 03日掲載
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