『台湾に行って思ったこと』
皆さま、新年明けましておめでとうございます。
昨年10月3日に分院を出した際には、スタッフ始め多くの方々にお世話になりました。
心から感謝しております。
❝一針一針心を込めた治療❞をさせて頂くことによって、お世話になった方々にご恩返しができるよう、より一層精進していきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、『一期一会』と申しますが、『誰に逢うか!』で人生の幅も広がり、より豊かなものになると思います。
わたくし事ですが、先日あるご縁で台湾に行って参りました。
半年前に友人の李さんが「今度の正月に台湾に帰るんだけど、❝台北101のカウントダウン❞に一緒に行かない!?」と誘って下さいました。
平日家族と過ごす時間が少ない為、開業して以来ずっと正月は家で過ごしていましたが、「何でも経験してみたい!」という気持ちがここ数年強くなっていましたので、李さんについて台湾に行くことにしました。
台湾では、新しい発見が幾つかありました。
勿論、ビルの真下で観た❝台北101でのカウントダウン❞は、感激しました。
ですが、それ以上に感激したことが二つあったのですね。
それは、台湾人の「優しい人柄」と「主張すべきところは主張する強さ」です。
本当に驚きました!!
2日間、李さんのご家族に付き合って頂いて観光地を回ったのですが、交通機関を使う度に驚いたのは、「台湾人は、なんと老人と子供に優しいことか!!」という事でした。
李さんのご両親が電車に乗ると、その近くに座っていた方は我先にと席を立って「どうぞどうぞ・・・ここに座って下さい!」と席を譲られるんですね!
どの観光地に行ってどの乗り物に乗ってもその光景は見られました。
「スゴイ国だな~!!」と思いましたね~。
それは本当は当たり前の事なのです。
でも、日本獣医中医薬学院に通っていた三年間、名古屋から吉祥寺までの間、ずっと人間ウォッチングをしてきましたが、老人が乗っても知らんふりで携帯をいじったり話をしている人が多いこと多いこと・・・・。
「これはお国柄の違い?! どうしたら、こんな優しい人に育てられるのかしら・・・?!」と、とても興味が湧きましたね・・・。
次に驚いたのは、台湾にいる間、李さんの可愛い姪っ子ちゃんがずっと案内をしてくれてたわけですが、彼女の強さに驚きました。
最終日に「水のダンス」と言う、噴水のショーを観に行った時の事です。
彼女は最後の夜ということもあり、私にそのショーを前の席で観せてあげたい!と思ってくれていたようで、私の為に席を取ってくれていました。その時、その席を横取りする女性が現れ・・・その可愛い姪っ子ちゃんは「せっかく日本から来た友人の為に席を取ったのに、横取りするなんてひどいじゃないか!」的な感じで、その女性に抗議をしたんです。
するとその女性も負けずに言い返して、ちょっとした口論になりました。
私はその二人のやり取りを見てタジタジになってました。
すると今度は前の席の別の女性が、隣りにいた二十歳くらいの息子さんをどけて、私の横にいた幼児と私に「そこの小さい子、よく観えるからここにいらっしゃい!あなたもせっかく日本から来たんだからここにどうぞ!」と通して下さいました。
なんかね~・・・。
本当に考えさせられましたね・・・!
打算ではなく、本当にここの国の方は優しいんですよ。(勿論例外もあるでしょうが。)
それと、その可愛い姪っ子ちゃん、「こういう事は違うでしょう!」ときちんと自分の意見を主張するところもすごいな~と思いました。 ややもすると、私達日本人は傍目を気にして、こういう場面になると諦めてしまう事が多いのではないかって思うのですが、彼女は違ったんですね・・・。私の為に他人に主張してくれました。
『いじめのない、人にも動物にも優しい日本』と
『こういう事はおかしいのではないか!?と主張できる強い意思を持ち、それが安心安全に主張できる日本』でありたいと、強く感じた旅でした。
李さんと李さんご一家さま、友人の方々、そしてあの時に出逢った方々に感謝です。 謝々
◇◇◇
ビルの中から花火を上げる・・その発想と見事さに感激しました!!
人並みに押されながらビルを眺めたら、何事もなかったかのように普通のビルに戻ってました。(外観は・・。)
◇◇◇
何と、この吊り橋までは、李さんのお姉さんと姪っ子ちゃんのスクーターに二人乗りをして来ました。
ここ台湾では、スクーターが多くて、車の数を超えているんじゃないかと思うくらいです。
とにかくみなさん活気があります!
空港に着いたその日に李さんのご家族にご馳走になりました。
美味しい台湾料理と皆様のご厚意に感謝!です。