盲導犬のお仕事
今回は働く犬の中で、盲導犬のお仕事についてお話したいとおもいます
盲導犬とは、目の見えない人・見えにくい人が行きたい時に行きたい場所へ出かけられるようにお手伝いをしする犬のことです。
道路交通法や身体障害者補助犬法という法律でも認められていて、目の不自由な人と一緒に電車やバスに乗ったり、お店などに入ることができます。
目的地までは、
①角を教える(十字路などは、道の角で止まる)
②段差を教える(階段など)
③障害物を教える(車のバックミラー、木の枝、電信柱、自転車など)
➃近くの目標物まで誘導する(ドアや改札など)
を組み合わせ、盲導犬の歩行が成り立っています。
盲導犬ユーザーさんは頭の中で目的地までの道順を頭で描きながら盲導犬に指示を出し目的地まで着くのです。
例)目的地が2個目の角を左に曲がったところにある場合。
1個目の角で盲導犬がいったん止まって角を教えます。
その時「ストレート・ゴー(まっすぐ進め)」と指示語を出してそのまま直進。
また次の角で盲導犬が止まった時「レフト・ゴー(左に曲がれ)」と指示語を出して、左に曲がると目的地に到着。
※盲導犬ユーザーさんと盲導犬が安全に歩くために、下記のことは決してしないでくださいね。
1)声をかけたり、じっと前から見たり、口笛をならしたりしない。
2)食べ物を見せたり、あげたりしない。
3)盲導犬をなでたり、ハーネスを触ったりしない。
4)自分のペットと挨拶させようと近づけたりしない。
盲導犬はカーナビのように考えている方も多いようですが、実際は人と犬との共同作業なんですね。
文責:柴田