猫ちゃんのマーキングと不適切な排泄の違い!?
こんにちは☆横田です。
今回は猫ちゃんの病気時の不適切な場所に排泄(トイレ以外の場所)とマーキング(スプレー)行動(病気ではなく習性)の違いをお話します。
*マーキング:スプレー行動は特に未去勢の男の子に多く見られますが、去勢済の男の子、女の子でもすることがあります。
品種、年齢は特に関係はありません。
・縄張りに関する不安、社会的な不安(新しい動物が家族に加わったり、お引っ越しなどによって環境が変化するなど)
・情緒不安定(外猫を家猫にするために屋内に閉じ込めたり、飼い主様の長期不在など)
・他の猫ちゃんによる挑発的刺激(繁殖期の女の子が近くにいる、窓から外の猫ちゃんが見えるなど)
これらによってマーキング行動が増加することがあります。
・猫下部尿路疾患(FLUTD)、膀胱炎、尿道障害、尿石症、多尿症(腎疾患、糖尿病を含む)、頻尿症、甲状腺機能亢進症
・肛門嚢炎、腸炎、便秘などにより生じることも多いが、トイレに対する不満(トイレの設置場所、形状、砂の種類、清掃不足など詳しくは→ネコちゃんが好きなトイレ)
・不安を感じる状況(他に動物が飼われていたり、外猫が窓からみえたりするなど)によって不適切な排泄行動が発現することもあります。
上記の行動がみられる場合は一度ご相談下さいね(^^)
参考文献:臨床行動学
文責看護士:横田