西依先生の鍼灸セミナー
1月12日に、東京で「鍼灸基礎・完全習得コース」のセミナーがあった。
講師は、我らが小動物中医学研究会(小中研)の応用編の講師を担当して下さっている西依先生である。
月一の計6回シリーズなので、5月に終了するまでは、講師も受講生もずっと同じである。
先月の一回めのセミナーの時に感じたのは、受講生の殆んどが鍼灸を通常の治療に取り入れている獣医師ばかりだったので、それだけ需要が多いと言うか、西洋医学だけでは限界を感じて治療の幅を広げる為に鍼灸をする獣医が増えたんだな~。という事と、椎間板ヘルニアを主とした椎間板疾患がいかに多いかと言う事であった。
一回めの時の西依先生は、いつも小中研で講師をして下さってる時とはうって変わって表情が堅かった。
だが、二回目ともなると「結構堂に入っているな~!」と言う感じだった。(西依先生、ごめんなさいね!小中研のセミナーがあまりにも和気あいあいとしてるので、雰囲気が違いすぎてましたもんね。)
ただ、2回目のセミナーは、限られた6回のセミナーの中で色んな事を受講生に伝えたいと言う西依先生の思いがいっぱいあったせいか、五時間弱のセミナーは、超スピードであり、且つ内容ぎっしりであった
セミナー中は誰もが真剣であり、終わって帰る頃はみんな結構ぐったりしていた様に思う。
だがしかし…中医学(東洋医学)は実に面白い!
勿論、今までの歴史の中で西洋医学(抗生物質等の化学薬品や精密な検査等)が発達したことによって、治らなかった病気の多くがかなり克服できているのも事実である。
ただ富士山に登るのにいろいろなコースがある様に、簡単に言ってしまうと、西洋医学と東洋医学では治療のアプローチの仕方が違うのである。
例えば同じ病気でもその患者さんの脉(脈・みゃく)や舌の色等を診る事により、一見同じように見える患者さんの病気でも鍼の打ち方が違うところが面白いと思う
去年まで小中研の講師でおられた山内先生が、「脉をよく診なさい。」と、何度もおっしゃっていた意味が、今となってはよく解る様な気がする。
さぁ、来月も気合入れて顔晴ろう~~!!
と、ここで終わるべきなのだが、実は今回とんだハプニングが起きた。
ハプニングと言うより、また私がやらかしてしまったと言った方が正しいだろう。
年末にあるホームページを開いて、感激した私がいた。
「すご~い!!西依先生のセミナーの前日に、ローレン先生のアニマルコミュニケーションの上級セミナーが東京であるんじゃん!」と。
「なんてツイテルんでしょう!!」
と、思ってすぐさまそこの事務局にセミナーの申し込みをして年末のうちに入金も済ませた。
10日の夜、仕事から帰って来て11日のホテルの予約を取り、夜中まで掛かって宿泊の準備をしていたところ・・・とんでもないことに気づいた。
「げっ!!11日のセミナーって、上級じゃなくて、もしかしたら去年私が受けた中級じゃない!?」と・・・。
それで、真夜中に事務局に急いでメールしたのだが、やはり後の祭りだった。
11日の朝、事務局の方から 「工藤さん、開始時間になってますがでどうされましたか?」と言う電話があったのだ。
私は勘違いを詫び、上級コースの日程を聞いたところ、12日だったので結局断ることになった。
全く、年明け早々トホホ・・・。と言う感じである。
まあ、「人生万事塞翁が馬」ではないが、ローレン先生のセミナーが受講できなかったのは残念だったが、12日の西依先生のセミナーはとても興味深いものだったし、その後別の形(θフィーリング)でアニマルコミュニケーションをすることになりそうなので、これもまた面白いものだと思った。