ラーマン・ババを訪ねて~インドへの旅 その2 ババにお逢いする前日
今回は楽しいだけの旅ではなく、「ラーマン・ババ」にお逢いして心の底から癒され、当日のみならず次の日の不思議な体験も含めて帰国してからの「自分達の役割」のようなものを感じて帰ってきた。
おそらく一緒に行かれた方々も同じような事をお感じになったのではないかと思う。
と、ここまで書くと、「お~?!!」 と思わせる様な感じではあるが、一先ず日本のホテルとは違うシムラのホテルの様子などを書いておくことにする。(インド全部がこのようなホテルではないと言う事も一応お断りしておくが・・・。)
(※写真をクリックすると拡大します)
その1で、書いた通り、つわりを思い起こすような苦しみに耐えながら、“あんな山 こんな山” を越えて、12日の夜ようやくシムラのホテルに到着した。
そこのホテルで夕食を頂いたのだが、旅行中同行された方のうちの二人の方のお誕生日が重なった為(二人は全く赤の他人なのだが)、前日のうちにケーキを二つホテル側に作って頂き、その日はみんなでお誕生祝いをした。(氏家さんとその他の企画者の方々、なかなか憎い演出をしますよね~(^^)V・・写真1・2・3)
初めてお逢いする方々もいらしたのだが、本当に不思議なもので一緒にご飯を頂いていくうちに(毎日カレー三昧だったが。)、本当に仲良くなる。
しばし仕事から離れ、別の空間に来たという開放感もあった為か、常に笑いが絶えなかった。
いよいよ明日は、ラーマン・ババにお逢いできる日だと心を弾ませて、部屋に入ったのは良いが、その寒さに唖然とした。
広い部屋に、小さな電気ストーブが一つだけなのだ!(写真4)
外はご覧の通り、雪、雪、雪・・・だった。(写真5、この写真は翌朝部屋から撮ったものである。)
おまけに、風呂場に行ったら肝心のお湯が出ない!!
仕方ないので、この夜はシャワーを諦めて寝る事にした。
布団も薄い毛布だけだったので、押入れから煎餅布団を引っ張り出してきた。(もしかしたら、日本のワンちゃんやネコちゃんの方がふわふわの毛布で寝てるんじゃないかしらん?!と思ってしまった・・・。)
震えながら布団に入ったが、あり難い事に疲れも手伝って直ぐに眠りに就いた。
・・・・だが、間もなく眼が覚めた。
あまりにも寒かったからだ・・・。
そして、よくよく見ると、な、な、な、なんと~・・・暖を取っていたたった一つの小さな電気ストーブがぶっ壊れてるではないか(愕然)!!
真夜中と言うこともあったし、下手っぴな英語でフロントを呼ぶのも面倒くさかったので、「まあ、しゃ~ないか・・・。おそらくこれで死ぬわけでもないだろうし。」と、我慢して朝を迎えた。
翌朝(13日)、人肌に近い温度のお湯が出たので、「今だ!!」と思って深いバケツ様な入れ物(写真6)にお湯??を溜め、震えながら髪と身体を洗った。
勿論、ドライヤーなどはない。
その後、化粧水をつけるのに、指が白くなってかじかんだことは言うまでもない。
9時頃、軽く化粧を済ませて、ラーマン・ババご一行をお待ちした。
ラーマン・ババと楽隊の方々が、わざわざ私達の為に750キロ以上ある道を車でカシミールからシムラまで逢いに来て下さったのである。
ラーマン・ババは飛行機がお嫌いなので、シムラまで24時間近く掛かったそうなのだが、途中道が崖崩れに遭い、「もしかしたら、シムラに着く事ができないかも知れない。」との連絡が入った。
私は「それもありかも!流れに任せるしかないな~・・・。」と思ったが、ご一行はちゃんと9時には来て下さり、その後楽隊の演奏と個人セッションが始まった。
その3 に続く