その⑯「ドッグかっさマッサージについての注意!!」
先日、お伝えした「ドッグかっさマッサージ」について、少し注意して頂きたいことが先日起こりましたので、今回はその事を書かせて頂くことにしました。
7月の話にさかのぼりますが、8月の特別授業「ドッグかっさマッサージ」の前の授業で、山内先生が「かっさの実演」をやって下さいました。
生徒から患者モデルを募ったところ、「酷い頭痛と腰痛に悩んでいる」というOさんが名乗り出ました。
そしてみんなの前で山内先生がOさんの治療をされたのですが、そこでいつもの鍼灸治療と共に「かっさ」も取り入れられました。
血の巡りが悪い為(中医学では、‟お血”と言います。)頭痛と腰痛になったOさんでしたが、治療していくうちに顔色も背中の血色も良くなり、生徒一同驚きの声を上げました。
その後休憩時間に、一緒に授業を受けていた友人が、面白半分に顔のツボを意識しながら私の顔半分をかっさでこすったところ、みるみるうちに顔半分が上がったらしく・・・またまた一同びっくりしてました!(残念ながら私は見る事が出来なかったのですが・・・。)
彼は基本的に成績優秀且つ治療のセンスも良いので、初めて使っても効果抜群だったんでしょうね!
ところが、先日セミナーで彼と会った時、眼の周りから首にかけて顔半分が腫れてました。
基本的に顔の整った人なのですが、顔半分だけ見ると全く別人のようでした。
びっくりして事情を聞いたところ、「風邪がなかなか治んなくてさぁ、リンパも腫れてたからセミナーも近いことだし早く治さなきゃ~!って思ってこないだ買ったかっさで顔の周りを一生懸命こすったらこうなっちゃったんだよな~・・・。」とのこと。
身体のリンパの流れを良くして悪いものもついでに流そうとしたようですが、やり過ぎたり方法を間違えるとこのような事になることもあることを知りました。(「患者動物さんでなくって良かったね~!」と思いましたが、気の毒でそれは言えませんでしたね。K君ここで暴露してごめんね(苦笑)。)
ワンちゃんの中にはかっさでこすり過ぎた時「痛い!」と思っても態度に出さない子もいるでしょうし、飼い主さまが一生懸命やってくださってると思うと、尚更気を遣って我慢する子もいると思います。
先日のコラムでも書いた様に、かっさは病気の予防に使うには簡単でとてもいい方法だと思います。
そして中国では今でも民間療法として治療に使われているようですが、くれぐれもやり過ぎない様に注意して頂けたらと思います。