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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

『お灸を使って風邪(ふうじゃ)をうまく乗り越えよう!』

以下のものは、院長が当院のLINEに投稿したものになります。

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「目指せキラキラ20歳!獣医中医師による東洋医学セミナー」

「目指せキラキラ20歳!獣医中医師による東洋医学セミナー」

「目指せキラキラ20歳!獣医中医師による東洋医学セミナー」

「目指せキラキラ20歳!獣医中医師による東洋医学セミナー」

おはようございます。

2月27日の東京での飼い主さま用セミナーの後、私が取りまとめさせて頂いている3月2日の名古屋での中医学セミナーも終わり、少しほっとしている私がおります。
昨日は阿久比のリリー動物病院で針を打っておりました。
帰宅して晩酌をした後、得意の?!寝落ちをして明け方お化粧を落としました。

その時の風の強かったこと・・。
中医学(鍼灸や薬膳)を学ぶまでは、今ほど季節ごとの邪気(今の春の邪気は、風が強いので風邪と言います)には全く無関心でした。
ですが、中医学を学べば学ぶほどどこにいても私達は外部環境からの影響を受けざるを得ない!ということを意識するようになりました。

今の時期は風邪(ふうじゃ)の時期であり、桜が咲き終わるまでは風の影響と「花冷え」もあり、動物も人も不安定になります。
27日のセミナーでもお伝えしましたが、「風邪」は風なので、風が上へ舞うように私達の体の症状も上の症状が出易いです。
眼の充血、耳の痒み、更にその上の脳を刺激して、てんかん発作も起きやすくなります。
基本的に「この時期は肝臓に熱を持ちやすく、肝臓の熱が上に行く事が多い」ので、肝臓に熱を持つ食品(鹿肉、鶏肉、サツマイモなど)を取りすぎないようにすることが大事ですね。
そして肝臓自体をお灸で熱してしまうと余計熱を持つので、肝臓の親である腎臓のツボ(腎兪)に施灸することが発症の抑制に繋がると思います。
「風邪」の二つ目の性質として、風があちらこちらに舞うので、症状が体中を回ることがあります。
この間までは膝が痛かったと思えば、その後腰痛になり、その後首が痛くなる・・・ということもあります。

どの季節でもそれらの影響を受けなくするようにするには、「生命の根源である腎兪」のお灸が有効ではないかと思います。

背骨の際には、一対の内臓と繋がっているツボが首の下から尾の付け根まで並んでいるので、首から尾まで棒灸で2通りくらいお灸をして、その後、腎兪を4~5分お灸することを推奨しています。
その後、膝蓋骨脱臼であれば、膝にお灸を。気管虚脱であれば「定喘;ていぜん」という首の付け根のツボにお灸することによって、かなり症状は改善すると思います。
よろしければやってみて下さいね!

※掲載させていただいたお写真は2/27(木)に開催されました「目指せキラキラ20歳!獣医中医師による東洋医学セミナー」のものになります。
1枚目:日本中医獣医薬学院 校長山内先生の講義中の写真
2枚目:当院院長が「中医学(鍼灸、薬膳など)を生かして、動物も飼い主さんも元気になろう!」というテーマで講義中の写真
3枚目:当院院長の講義中に早太郎(犬のぬいぐるみ)を使ってお灸のやり方を説明している写真
4枚目:仲間の兼子先生が「自分を元気にする」というテーマで講義中の写真

2025年 3月 06日掲載
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