ペットの診察・治療・病気予防
フィラリア予防・去勢避妊・鍼灸

アクセスマップ・愛知県知多郡阿久比町

診療時間

犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

「五行論で言う秋について」

以下の文章は、先日、院長のLINEに掲載したものです。

◇◇◇

今日はとっても気持良い日になりましたね😉!

この間までの湿気が嘘のようですね。
とは言え昨日までは雨が続いいたかと思えば今日は晴れて・・ともなると気温も気圧もころころ変わって、高齢の動物や持病を持った子達はこたえますよね。
中医学ではこれら自然の「邪気」の事を「外邪」と言います。
この間までは「湿邪」、そして今の様に晴れて乾燥してきたら「燥邪」と言います。

持病を持っていても、外邪の変化(寒暖の差や気圧の変化)に負けないコツは、やはりお家でのお灸ですね~。
今日来て下さった慢性鼻炎だったチワワちゃんのお母さんは、「この子、若いけど寒がりさんでいつもこの時期は布団にくるまって大人しかったけど、今年の秋は違うわ!! 今までの中で一番元気ですよ~😜👍🏻」と仰ってました。

そのうち私は『腎兪おばさん』って言われてしまうかも知れませんが(笑)、やはり『腎兪』に施灸約5分・・どの子もお勧めです。
そうそう!! その前後に首の下から尾の付け根まで、棒灸で背骨に小さな円を描くようにしながら、ぐるぐると上から下までお灸して下さいね😉!
背骨の際には、両側性に内臓と繋がっている大事なツボがず~っと並んでいます。
(動物が動いても危険がないよう、棒灸ストッパーをつけて下さい)

そもそも慢性鼻炎だったこのチワワさんですが、
治療の時には、鼻炎に直接効く「鼻」のツボを刺激しますが、肺に効くツボも刺激します。

「中医学」では、鼻は肺と繋がっていると言われるので、鼻の病気には、鼻のみならず「肺」に効くツボも功を奏すのですね。
そしてやはり中医学では『肺腎同源』と言う言葉があります。
「肺と腎は同じ源なので、肺を強くしたければ腎を強めよ!!」と言うことになります。
ですので、肺と繋がっている鼻に問題があるのであれば、やはり腎をお家でお灸するのは理にかなっていると言えるんですね~😉

五行色体表

先ほどの「五行色体表」を見て頂けますか?!

縦のところはみ~んな繋がっています。
なので、先程お伝えしたように、「金」の所を見ていくと、臓腑は肺と大腸、官は鼻になります。(これら三つは関係性があるということになります。というか縦の物は関係性があると言えます。)
色は白。気管支や肺が悪くて咳が出る子は白いものを食べると良いですね! 
梨、桃(今の季節のものではないですが)、長芋(肺にも腎にも良いです!!)、大根など
・・・とここまで書きましたが・・・

中途半端で申し訳ありませんが、午後の仕事が始まりますので、一旦ここで終わりにしますね。
お互い外邪の変化があっても、ニコニコ元気で過ごしたいですね~😉💪🏻🎶

2023年 10月 12日掲載
Home » 東洋医学よもやま話 » 「五行論で言う秋について」 (現在のページ)