『この寒さから動物を守る為には・・やはりお灸』
こんにちは!
この「よもやま話」は、去年年末から3月までの間に当院のラインに掲載したものです。
もう春になってしまいましたが、来年の冬にでも参考にして頂けたらと思って掲載させて頂きましました。
また冬は腎を傷める季節ですので、暖かくなっても腎臓の弱い子や高齢の動物。またこれから暑くなってエアコンを使う時にも動物さんの参考にして頂けたら嬉しいです。
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こんにちは!
寒さが明日から一層ひどくなるようですね。
この2週間ほど、調子の良かった子が下痢をしたり、パテラや椎間板ヘルニアにが悪化した子が来院されています。
これらの病気を悪化させない為には、一にも二にも身体を温めて血の巡りをよくするお灸(棒灸)がお勧めです。
お灸、お灸・・・と本当にうるさい私ですが(笑)、やるかやらないかで、ワンちゃんも猫ちゃんも他の子と差が出ます。
五行色体表の通り、今の時期は水の列になります。水を縦に見ていくと寒い寒邪のこの冬の時期は、腎や膀胱が活発になる反面、この寒さでダメージを受けます。腎は骨にも繋がっている(腎は骨髄をつかさどると表現します)ので、骨の疾患や高齢になって下半身がふらつく子には、やはり「腎兪」をお灸するのが良いんですね。背骨の両脇に一対の内臓に繋がる大事なツボが並んでますので、先ずは首の下から尾っぽに掛けて、棒灸で円を描くようにぐるぐる小さく回しながら2~3通りお灸をした後、高齢の子や骨に問題がある子は腎兪にお灸するのが非常に良いです。
腎は、また、成長に関わったり、身体を温めたり、他の臓器に気を送ってそれらの臓器の応援したり、表の通り耳にも関連しますので、加齢により腎が弱ってくると難聴にもなるんですね・・。
そして髪にも深く関わっています。
まだまだいっぱいいろんな機能があってとっても大事な臓器なんですね!
・・・というところで時間になりました。
皆さん、大事な子には是非お灸をして下さいね!
そしてその後ご自身にも「今日も一日頑張ったね~。ありがとうね!」とお灸をしてあげて下さい。
それではこの辺で~(*^_^*)!
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さくらちゃんは、膝蓋骨脱臼が原因で脱臼した足が戻らなくて3本足でケンケンして走る。との事で来院されました。
鍼灸治療とお母さまの毎日のお灸とマッサージが効を奏して、3本足で歩くのは治りました。
お母さまのケアには本当に脱帽です。
さくらちゃんはM家の大事な4女さんです(o^^o)❤️