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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

『自宅で簡単にできるお灸法』

前回の「よもやま話」で、「家でお灸をしている子は差が出る!」とお伝えしました。
それで今回は「自宅で簡単にできるお灸法」をお伝えすることにしました。
ですが、大急ぎで作ったので動画中の説明に間違いがあることに気付きました。
ここで動画を作り直していると配信が遅れてしまうので、動画の後で説明文と共に訂正することにしました。(ちょっと?!荒くてごめんなさい・・。)

病気に効くツボ(特攻穴;とっこうけつ)は、いろいろありますが、まずはこれを参考にして頂いて、多くの動物さん達により元気で健康になって頂けたらと思います。

◇◇◇

ツボ

ツボ

  1. 定喘;ていぜん・・首の付け根のツボ。咳に効果あり。
  2. 肺兪;はいゆ・・・第3胸椎と第4胸椎の間にあるツボ。咳に効果あり。
  3. 腎兪;じんゆ・・・横腹の最後の肋骨を背中で結んだ所。第2腰椎と第3腰椎の間。
    腎は他の臓器に気(エネルギー)を送るので、腎のみならず他の臓器も強めることになる。そして腎は骨と繋がっているので、骨の病気にも効果がある。
    ここにお灸すると、下半身もしっかりしてくる。椎間板ヘルニアには絶対外せないツボ。
  4. 大腸兪;だいちょうゆ・・腎兪と骨盤の間。腎兪と共に下半身をしっかりさせる。下痢の時に下腹部のツボ(関元;かんげん)と併せて使うと、より効果あり。
  5. 皮膚の直下に内臓と繋がっているツボが背骨に沿って並んでいる(写真の通り)。それらのツボを首の付け根から尾に沿って、お灸することによって、内臓を刺激することになる。

以上です。

◇◇◇

※ ここで、訂正です。

  1. 前回、咳き止めのツボを「至陽;しよう」と表現したと思います。
    これは「肺兪」の直ぐ隣りのツボなので、同じようなものだと思って頂いて構いません。
  2. 動画中の解説で、「皮膚の表面に内臓と繋がっているツボがある」とお伝えしましたが、正しくは、皮膚の直ぐ真下、ということになります。

以上です。大変失礼致しました。

それでは、ツボの写真を参考にして、是非大事な動物さんにお灸してみて下さいね(*^_^*)!

2021年 6月 25日掲載
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