ワンちゃんに歯みがきは必要?(後半)
前半は歯みがきの重要性についてお伝えしました。(詳しくは一つ前の投稿をご覧ください。)
後半では、基本的な歯みがきの方法をご紹介します。
◎基本の歯みがきの仕方(頻度、タイミング、体勢)
歯みがきの習慣をつけるためには、1日1回できると理想的です。どうしても難しければ、2日間は空けて頂いても大丈夫です。
先ほどお話したように、ワンちゃんは3~5日で歯垢が歯石に変化してしまいます。歯垢が歯石になってしまうと歯みがきでは除去できないため、その前に除去できるようにしましょう。
歯みがきを行うタイミングは、できれば食後が望ましいです。ですが、絶対に食後にやらなければダメ!という決まりはありません。飼い主さんがリラックスして歯みがきをしてあげられる時間のあるときがおススメです。
歯みがきの体勢はワンちゃんが落ち着く、気に入ってる体勢ならどんなものでも構いません。ただし仰向けは心臓への負担が大きいので、心疾患がある場合は避けましょう。
◎最後に
日本では、3歳以上の成犬の約80%が歯周病もしくは歯周病予備軍といわれています。さらに小型犬に限っていえば、1歳までのワンちゃんの約90%に歯周病がみられるそうです。 歯周病はお口の中だけの病気ではなく、全身に影響を及ぼすとても怖い病気です。 愛犬が末長く健康に過ごすためには、歯の健康はかかせません。毎日のデンタルケアで愛犬の命を守りましょう!!
※当院にはより詳しくデンタルケアについてまとめた資料がございます。ご希望の飼い主様は受付までお声掛けください。
文責:清田(いぬのきもち、ねこのきもち特別編集 健康サポートより引用)