『老化は病気?! 対処はズバリ!!お灸です。その1』
テレビである医師が「老化は病気です。」と言っていた。
私達の臓器の細胞は、「一定期間したら死滅して生まれ変わる。」を繰り返している。
だが、老化によって生まれる細胞の数が減ってきたり、細胞が変化したまま戻らなくなったりすると、結局その臓器が病気になるので、やはり「老化は病気」あるいは、「老化の向こう側に、病気がある」と言うことになる。
ただ、これだけ現代科学が発展してきているので、「老化は治すことができる病気である。」と言っている学者もいるようだ。(デビット・A・シンクレア著 ライフスパン;老いなき世界)
この本の要約を読んだところ、とても興味深い内容だったので、今後の私自身の老化治療の参考にはなったが、ざっくり言うと、「食事制限・運動・サウナ」を推奨しているので、足腰の弱い老犬や老病猫には適さないと思う。
なので、私が知っている最も簡単な老化に対処できる方法は、ズバリ!!お灸ではないかと思う。
ところで・・老犬のみならず老人も老化によって、黒いシミができる。
年老いたプードルを飼ってみえる方は、短くカットすると、身体の所々に黒いシミができているのを見た事があると思う。
老化すると、どの臓器も弱るのだが、中医学的にみると「特に腎が弱くなる」と捉えて、老化は、「腎虚;じんきょ」になると表現する。
「腎虚」になると、「腎」の弱りのみならずいろんなところにその影響が出る。
中医学では、「五行論」と言って、いろいろなものを木・火・土・金・水の5つに分けて、それを診断や治療の参考にするのだが、写真の「五行色体表」の「水」の所を下にたどって行くと、黒・腎・膀胱・骨・耳・恐・・とある。
「どおりで、歳を取ると腎虚になって、黒いシミができるわけだ~。」「どおりで、骨も弱くなるから、足腰がしっかりしなくなるわけだ~。」「なるほど、腎と耳が繋がってるから、耳も遠くなるんだね!(因みに難聴は腎が原因のものと肝が原因のものとがある。)」って事が言えるので、実に中医学の考え方は面白いと思う。
私の臨床経験では、若いわんこちゃんや猫ちゃんで腎臓の弱い子は、音にすごく敏感で恐がりさんが多いと思う。
さて、っと・・・ここまで結構たくさんの量を書いてきて、飽きた方も多いと思うので、続きは次回お伝えしますね。
老化・・・ホント、避けて通りたいですよね~・・(-_-;)。
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以前肝臓の病気で、手術をして元気になったポートスちゃんでしたが、原因不明の腹痛とお腹の異常な蠕動運動(グルグル音)で来院されました。
病院での鍼灸治療と共に、お家でのお灸、手作りご飯、マコモクッキー(なんとこれもお母さんの手作り!!)で、改善して元気になりました。
お母さんはポートスちゃんの治療者ですね~(^_-)-☆