猫ちゃんの寒さ対策☃
今回は猫ちゃんの寒さ対策についてお話ししたいと思います。
☆はじめに
猫はコタツで丸くなる~♪と童謡にも歌われているように、猫ちゃんは寒さに弱いイメージがありますが本当にそうなのでしょうか?
個体差はありますが、一般的に長毛種は寒さに強く、短毛種は寒さに弱いと言われています。
また、筋肉量の少ない子猫や老猫、痩せた猫、運動嫌いであまり動かない猫は寒さに敏感です。
様子をみて、それぞれにあった対策が必要となってきます。猫ちゃんがお家で快適に過ごせるように寒さ対策を万全に行っていきましょう(^^)
☆猫ちゃんが寒いときに見せるサイン
では、猫ちゃんは寒いと感じたときにどのようなサインを見せるのでしょうか?
●身体を丸める
猫は寒さを感じると身体を丸めて寝ます。これは身体の表面積を減らし、熱が逃げていくのを少しでも防ごうとする本能的な行動です。
●毛を逆立て、身体を膨らませる
猫は寒さを感じると、自分の毛を逆立て、身体を膨らませることで、被毛の隙間に空気の層(保温層)を作り出し、体温が逃げていくのを防ぎます。
おとなしくしているのに、身体中の毛が逆立っていたら、寒いと思ってあげてください。
●くしゃみをする
猫も寒いと、くしゃみをすることがあります。
単発のくしゃみであれば、温かくしてあげればおさまるでしょうが、もし猫風邪などをひいている場合は連続でしたり鼻水が伴ったりします。様子がおかしかったら受診して、しっかりと治療してあげてください。
●震える
猫は寒さを感じると身体をブルブルと振動させ、体温を上げようとする事があります。相当寒いと感じているので、早く温めてあげましょう。特に留守番時に、家の中が冷えすぎないように注意してください。
上記のような行動がみられたら、猫ちゃんが寒いと感じているサインです。一度、お部屋の温度を見直してみましょう。
☆猫ちゃんにとって快適な温度と湿度は?
猫の平熱は38~39度程度と人間よりもやや高めで、子猫はそれよりも少し高く、老猫は少し低くなっています。
猫の適温についてはいろいろな説があり、幅は広くなってしまいますが一般的に、猫が快適だと感じる温度は18~26度と言われています。
なので、人間にとっての適温とほぼ同じです。老猫の場合はそれより少し上げて、+2~3度くらいがちょうど良い温度です。
生後間もない子猫の場合は、母猫の体温と同程度の温かさを維持する必要があります。ただし子猫はあまり動き回らないので、子猫のいるスペースのみを湯たんぽなどで保温し、冷気が入らないようにパネルやダンボールで保温してあげましょう。活発に動けるようになったら、成猫と同じ環境で大丈夫です。
好きな温度にもそれぞれに好みがあり、低めが好きな猫もいれば、暖かければ暖かいほどいいという猫もいます。
わが家の猫がどのくらいの暖かさが好みか、観察してみてください(*^^*)
また、温度と同様に重要なのが湿度です。人間も空気が乾燥するとウイルスに感染しやすくなりますが、猫も同様です。50~60%の湿度をキープするように、お部屋の環境を整えておきましょう。
さらに注意が必要なのが、温度差です。飼い主さんが在宅中は適温なのに、外出中はエアコンを切るので寒い……。これでは、猫は体調を崩してしまいます。10度以上の温度差には要注意。外出中もエアコンをタイマーで作動させるなど、できるだけ温度変化を少なくしてください。
☆低温やけどに要注意!!
低温やけどとは、40~50度の、体温より少し高めの温度の物体に長い時間触れていることで起こるやけどのことです。
人間と比較すると、猫は低温やけどになりやすい傾向があります。
猫の平熱は38~39度と、人間よりもやや高くなっています。また皮膚が厚く、体毛がミッシリ生えている猫は、人間よりも熱さを感じにくくなっています。つまり、猫は人間よりも熱さに「鈍感」なのです。
熱があたりすぎないように、ストーブにはカバーやチャイルドガード等を設置したり、定期的にこたつ布団をまくり上げて冷気を入れたり、ホットカーペットの上に厚手のカバーをかけたりするなど、状況に応じて工夫してください。
暖房器具を使用する時期は、皮膚の状態のチェックを細かくしてあげてください(^O^)
☆おわりに
猫ちゃんの寒さ対策いかがだったでしょうか?
お部屋の中を快適な環境にして、飼い主さんも猫ちゃんも、寒い冬を元気に乗り切りましょう☆☆
文責:清田
(いぬと暮らす、ねこと暮らすより引用)