『特級獣医中医師の資格を頂きました。これからがスタートです。』
去る9月22日(日)、東京成増で「日本獣医中医薬学院」の7期生の方々と研究科の方々の卒業式が行われました。
私は、7年前から二期生として「日本獣医中医薬学院」で学ばせて頂き、研究科を何年か経て、この度提出した論文が無事通り、この卒業式で「特級獣医中医師の資格認定書」を頂きました。
これを頂いたので、「これでおしまい。」ではなくて、これは一つの通過点であり「これからがスタート!」だと、ひしひしと感じています。
遡ること14年前、この学校の基となった「小動物中医学研究会」で初めて山内校長の講義を受けた時、今まで大学で習ってきた西洋医学とは全く違った観点で身体と病気を診る(観る)ことに驚きを感じたのを今でも覚えています。
自分の身体で起きている事と講義の内容を照らし合わせると、とっても納得できたんですね!!
・・例えば、忙し過ぎるとその反動でつい食べ過ぎてしまう私は、その時とても分厚い舌をしてました。そして舌の横側には、歯の跡がくっきりついてデコボコしてたんですね。(舌がむくんでたんです。)
その時の講義で、私の舌を診ただけで、炭水化物の食べ過ぎで、胃の中に水分(湿)がたまったり、胃や脾が弱っていることが分かることを知りました。
実にセンセーショナルな授業でしたね~。
それから5~6年して、獣医専門の中医学の学校が立ち上げられて、今に至ってますが、入学式の時「人間の勝手で改良されている犬や猫たちは、本当に私達を癒してくれる。この動物たちの身体をみんなで守ろう。」とおっしゃった校長のお言葉がとても印象的でした。
また、その後の授業で「病気の動物の向こう側には、飼い主さんがいる。彼らは太い繋がりがあって、常に動物たちは飼い主さんの影響を受けている。ということを忘れてはならない。」「痛くて苦しがっている動物たちに、治療で更に痛い思いをさせてはならない。」と言うことを何度もおっしゃっていて、それらのことをかなり意識するようになりました。
「特級獣医中医師」と言うと、私にとって身の余るような資格ですが、これで終わりではなく、これがスタートだと思って、日々の診察と共に「身体に何かを加えるものではない。身体に優しい中医学」を少しでも皆様に知って頂けるよう、精進していきたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
最後に・・・この学院を創立して下さった山内校長始め、校長に全面的に協力してこられた奥様や講師陣の先生方、そして私を支えて下さった皆様に心から感謝申し上げます。
よっしゃ~~!!がんばんどぉ~~(*´▽`*)ノ
◇◇◇
この方は本当にぶれないお方です。
「この中医学を獣医界に是非広めたい」と言う思いで、ずっと尽力してこられました。
私もこの「身体に優しい中医学」に出逢って、治療の幅も広がり、毎日楽しく仕事をさせて頂いています。深謝です。
右から日本獣医中医薬学院の最高顧問国分龍彦先生、千葉県市原市青葉台鍼灸院の石田とく子先生、私。
国分先生は、この道40年の超ベテランすご腕鍼灸師でいらっしゃいますが、常に学んでおられます。私ももっと頑張らなくては!と思います。
今回の千葉県の水害で、いつもにも増して疲労やケガの患者さまが来院し、とく子先生は過労の為、前日までお顔が腫れて大変だったとのこと(・_・;)・・・。それだけ多くの方から頼りにされている証拠ですが、お一人の身体ではありません。どうぞお身体を大事にして頂きたいものです~☆彡
頂いた資格に恥じないよう、精進していきたいと思います。合掌・・・。