『ありがとう』と『ごめんなさい』
鍼灸(中医学)のセミナー等で月に1~2回は新幹線に乗って東京や大阪に行くことがあるのだが、「ちょっと寂しいな~・・。」と思う場面が結構ある。
新幹線でトイレに行くために通路を歩いた時、反対側から来る人が通り易いようにと椅子の間に身体を入れて相手に通路を譲っても、当たり前の顔をして通り過ぎる。
また通路側の席の私が座っていた時、後で乗り込んで来た人が私の隣の窓際の席に座ろうとした時、立ちあがって「どうぞ!」と通してあげても、当たり前の顔をして黙って座る。
『は~??!!なんで、いい大人なんだから軽く会釈するとか、すみません!とが言えんのだろう・・。』と寂しいような少し怒りにも似た気分になる。
それがまた一見仕事ができそうなサラリーマン風の男性だったりすると、「コイツ、仕事の上司やお客さんだったらきっと頭下げるんじゃないか?!」なんて、思ったりする。(口が悪くてすみません(苦笑))
車を運転してた時、横断歩道に人がいるのを見て、止まる。
するとやはり当たり前の顔をして、横断歩道を渡る人もいれば、軽く会釈して渡る人もいる。
別にありがとうを言って欲しくて、そういう事をしてるわけじゃない。
だけど、ちょっと会釈してくれたり「どうも」って言うだけでも、全然その場の雰囲気が違ってくると思う。
なんでそれができないのかな~・・・。ちょっとした事なんだけどなぁ~・・。
・・ってここまで書いてそのままこのコラムを放置してたんだけど、昨日(8月4日)また東京でセミナーがあり、帰りの新幹線を待っている時、一番前にベビーカーに女の子を二人乗せた若いママさんがいた。そして私は二番目に並んだ。
世間話をしつつ、新幹線が来た途端、そのママさんが「どうぞ先に乗って下さい。後ろにこんなに並んでるので、最後で良いですから。」とのこと。「いやいや!!大変だからこそ、一番に乗らないと・・。私も手伝いますから大丈夫!!」と強い口調で言いつつ・・実は重いスーツケースを持ってる私は本当に役に立てるか自信はなかった・・。けど、がんばろう~!!って思って、そう言った矢先に・・・直ぐ後ろの男性が「僕も手伝いますから、大丈夫!!」と結局その方がお子ちゃま二人をベビーカーごと新幹線に運んでくれたのだ!
「ひえ~~~!! 世の中まだ捨てたもんじゃない!!優しい人っているんだな~!」って思って、もう感激!!
今思い出してもニコニコしちゃいます。
本当に素敵な紳士だったな~。彼女は惜しみなくその方と私にお礼を言ってくれました。(結局何もしなかった私でしたが。)
ということで、逆にこういう私こそ、どこかで誰かに無礼を働いてないか、人の振り見て我が振り直さなきゃ!とも思いました。
終わり良ければ全て良し。疲れも吹っ飛ぶいい一日でした(^_-)-☆。
◇◇◇
朝起きて、太陽を見に外に出た後はずっと病院から出ないので、蕾さえも気づかなかったんですね・・・。
芙蓉の花を見ると長男が一歳の時に一緒にお散歩に行った同じアパートの松代おばあちゃんを思い出します。
三人で早朝に近くの農業高校に行って、夾竹桃の枝を2~3本頂いて来ました(ごめんなさいです)。
それを松代おばあちゃんがアパートの庭に挿し木して、見事に咲いてましたっけ。今もあるんでしょうか・・・懐かしいなぁ~!