『大家さんが死んじゃった~・・。』
「この盆休みは、9月8日の『中医学セミナー』の準備で追われて忙しかったです。」とかなんとか言いつつ、ちゃっかしその合間にTSUTAYAに行きました。
入った途端、2冊の本が気になって、2冊とも買いました。
結局、「5本1000円お得感!」で借りたDVDは、一本しか観ることが出来ずに返却したのですが・・・。 まぁ、映画を観に行ったと思えばいいか・・・!っていう感じですかね・・。
1冊目の本は、あのカラテカの矢部太郎氏が書いた『大家さんと僕』です。
この本のタイトルも作家の名前も聞いたことなかったし、興味すらなかったのだけど、本の派手なオレンジ色の帯に書かれた「手塚治虫文化賞・短編賞受賞!」という文字と鉄腕アトムのイラストが妙に気になって手にしたのがきっかけでした。
私は、手塚治虫にハマった世代ですしね・・・。
本を手にして読んでいくと、結構ほのぼのしていて笑いあり涙あり・・のいい本だな~と思いましたね・・。
「急げ!急げ!」「要は結果だ!!」と、誰もがいつも急かされている中で、忘れてしまいがちなことが、この本に描いてあるなぁと思いました。
しかも矢部氏は日常のできごとをごく普通に書いてるだけなんだけど、ちょっと??不器用な主人公矢部さんの描写になると「そうそう・・。なんかわかるわ~・・・。」と、私自身思ったりして、本当にほっとする漫画でしたね~・・。
矢部氏や彼のファンの方に叱られるかも知れないけど、そう言えば数年前に一度だけ「カラテカ」をテレビで見たことがありました。
その時「ちょっとお笑いのセンスないかも・・・この人。」と思ったことを読んだ後で思い出しました。
でも、いいんじゃないかな~って。
だってこの方、「漫画でこんなに輝いてるんだもん・・・。」
ですが、大家さん、亡くなっちゃったんですね・・。
釈迦の四苦八苦の四苦じゃないですが、「生・老・病・死」の死は、本人もそうでしょうが、残されたものにとってもとても苦しいものですよね・・・。
頭でわかっちゃいるんだけど・・・。
「今頃矢部氏は、大家さん亡き後の二階の部屋でポツンと寂しく暮らしてるのかな~・・。」「それとももう引っ越しをしたのかな~・・。どうしてるんだろう・・。」なんて日々考えながら過ごしているわたくしでした。
(あっ・・。そういえば「無条件の愛」の続き、書いてなかったな~・・。)
皆さま、まだ少し暑い日が続きますが、水分を取りながら暑邪(暑さの邪気)に負けないようにお過ごしくださいませね~!!
ではでは・・・。
矢部太郎氏のおばさんバージョンの工藤でした(笑)。
◇◇◇
専門家じゃないので、分からないのですが、あまり絵はうまくはないのでは?!と思います。
でも、絵も内容もとっても味があって素敵な一冊でした。
疲れた時にお勧めです。
マックスちゃんは、お父さんお母さん、そして小学生の娘さんと一緒に住んでいます。
お母さんが仰るには、今は元気ですが、マックスちゃんに甲状腺の病気や他の病気が見つかって心配でおろおろしていた時、しっかり者の娘さんから「お母さん、心配しすぎじゃないの?!ちょっと落ち着いて!」と言われ、それで落ち着いたとの事でした。
私もしっかり者の娘が欲しいです! あっ、しっかり者の副院長がいましたね~(^_-)-☆