冬の食べ物・愛犬に与えてはいけないお鍋の具材!!
【お鍋の季節♪】
皆さん、こんにちは(^^)
今年もまた、寒い冬がやってきましたね。
この時期特に食べたくなるのが暖かいお鍋♪♪♪
家族団欒、皆で囲んで食べるお鍋は最高に美味しいごちそうです。
さて、そんなお鍋の定番食材で愛犬たちが食べてはいけない物、または少量なら食べても良いものを今回はご紹介したいと思います。
【1】しいたけ…加熱すればOK!
水分補給の目的で少量ならOK。
水分が多いので、少量を与えるのは問題ない。ただし、食物繊維が多いので与え過ぎには注意。与える際は石づきを取り除き加熱しましょう。
【2】手羽元…加熱すればOK!
与えるなら肉だけを少量。
ワンちゃんは好みますが、脂肪が多く与え過ぎは肥満のもと;;
骨はノドに刺さると危険なので、取り除いてから与えましょう。
【3】えのき…加熱すればOK!
与えるなら刻んで少量。
長細い形状なので、消化されずにそのまま便となって出てくることが多い。
【4】白菜…加熱すればOK!
葉の部分にビタミンCを含みます。
生よりもサッと湯がいた方が消化を助けます。
【5】豆腐…加熱しても生でもOK!
大豆アレルギーが無ければ与えてもOK。
ただし、豆腐にはニガリが含まれているため継続的に大量に与えると尿石症のリスクに。
【6】しらたき…加熱すればOK!
加熱して小さく切ったものを与える分には問題ありません。
ただ、食物繊維が多いため、与え過ぎは軟便や下痢の原因に;;
【7】春菊…加熱すればOK!
β-カロテンなどの栄養素が豊富ですが、独特の香りがあるため、好まないワンちゃんも;;
少量なら与えても大丈夫ですが、加熱して刻んで与えた方が安心。
【8】かき(ほたて、カニ、エビ、イカ、タコ)…命に関わる場合も!与えないで(>_<)
普段食べなれない食材を与えると、胃や腸などの消化器が不調になり、
下痢や嘔吐などを起こすことがあります。
また、生のイカやタコ、エビなどの甲殻類に含まれているチアミナーゼという酵素は、体内のビタミンBを壊してしまう働きを持っています。
ビタミンBが不足し、欠乏症になってしまうと倦怠感や四肢に力が入らなくなり腰が抜けたような歩き方をするようになることがあります。
これらは加熱することでチアミナーゼが分解されるので与えても大丈夫ですが、大量に与えない方が良いでしょう。
また、スルメなどの干物に関しても塩分の高さ・お腹の中で水分を吸収し何倍にもなってしまい腸に詰まる可能性があるのでやはり与えない方が良いでしょう。
【注意】
ただし、今回ご紹介したお鍋の中にネギ類が入っていた場合、中毒症状を起こす可能性がありますので、たとえ与えて良い具材であってもすべて食べさせないでください。下痢や嘔吐を引き起こすほか、死に至るケースもあります。
その他、スープに味が付いている場合も中の食材は与えないでください。スープに味が付いている鍋で煮込んだ具材は、塩分濃度が高く、ワンちゃんに与えると健康を害することがあります。与えて良い具材であっても与えないでくださいね。
※加熱…焼く、蒸す、ゆでるの意
文責:看護士 西尾