ペットと一緒に旅に出よう(^o^)
こんにちは!!
暖かい日が続くようになってきましたね。
遠出するにはぴったりの気候となってきましたが、皆様いかがお過ごしですか?
今日はその楽しい遠出に出かける上でペットさんたちとより楽しく過ごして頂くための注意事項をいくつか挙げてみようと思います。
【車での移動】
人とワンちゃんが一緒に移動する場合、一番楽なのが車の移動ではないでしょうか。
車での移動が決まったら、まずはワンちゃんに長時間の移動に慣れてもらいましょう。
初めは御近所を一周。そこから30分、1時間と段階を踏んで慣らしていってください。
ワンちゃんが口からよだれや泡を出した時は、車酔いのサインです。一度車から降ろし、よだれが落ち着いてから、少量の水を飲ませて休ませてあげて下さい。
また、出発の当日は出かける3時間前までに食事を済ましてあげましょう。
出発時、胃の中から食べ物がほとんど通過した状態である方が、吐くことが少ないようです。
【楽しく過ごすために】
最近では、ペットを連れて泊れるホテルやペンションが増えてきました。
マナーやルールを守って、ワンちゃんとの活動の場をさらに広げていきたいものです。
守るべきルールとしては、以下の事が挙げられます。
1、 ワンちゃんが飼い主さんの指示にきちんと従う事が出来る。(特に呼び戻しや静かに待たせられるとよい。)
2、 散歩のときは、必ずリードを付ける。
3、 観光客の多いところには連れて行かない。
4、 予防接種やフィラリア、ノミ、寄生虫の駆除を定期的に必ずする。
5、 排泄物は、飼い主さんの責任で必ず持ち帰る。
マナーやルールを守ってこそ、初めて周囲に受け入れられる楽しいひとときを過ごすことが出来ます。飼い主さんがきちんと責任を持ってワンちゃんの面倒を見てあげましょう。
【旅行中に気をつけたいこと】
旅行とは楽しいものですが、ワンちゃんにとって実は不安なことも多くあります。
初めて訪れる場所や長時間の移動。飼い主さんが考えている以上に心的疲労やストレスがかかります。
そんな中、急な物音に驚いたワンちゃんがゲージから飛び出して行ってしまうことも!!
車から降ろす際はリードを付けて安全を確かめてから降ろしてあげてください。
また、宿泊先での誤食や拾い食いにも注意してください。
飼い主さんがいつも手にしている常備薬を、ワンちゃんが食べてしまう事件が非常に多く発生しています。緊急時に備え、旅先の動物病院を探しておくと良いでしょう。
他にも、旅先のご飯が合わずに下痢や嘔吐をしてしまうワンちゃんもいます。普段から食べ慣れているフードを持参し、少しでも環境の変化に対する不安を取り除いてあげてください。
そして、これからの季節。最も注意したいのが熱中症です。
真冬でさえ、好天で直射日光が当たると閉め切った車内はかなりの高温になります。これが真夏であればたった数分で車内の温度は50度を超えると言われています。特に短頭種(パグやシ−ズーなど)は、鼻が短いため、もともと呼吸が上手ではありません。また肥満気味のワンちゃんは皮下脂肪で体温が上昇しやすく、仔犬や高齢犬も体力がありませんので要注意です。
熱中症かと思われるほど呼吸が激しくなって意識がもうろうとしてきたら、まずは体温を下げるために冷たい水をかける。風を当てるなど体を冷やすことが先決です。顔は横向きにし、気道が通るようにします。口の中によだれや泡が付いていたら拭ってください。水枕や保冷剤などで体(特に太い血管のある首や内股など)を冷やしながら速やかに病院へ運びましょう。
【最後に】
旅先ではワンちゃんたちも平常心ではありません。
いつもと違う環境にはしゃいだり、様々な物音に警戒したり。気付かないところで、不安と闘っているかもしれません。旅先では、ペットを主体にどうすれば少しでもリラックス出来るかを工夫し、決して無理をさせない計画を立ててあげて下さい。人とペットが安全に快適に旅行出来るよう、十分準備をして楽しい時間をお過ごしください。
【旅行お役立ちグッズ】
・フード (1回分ずつ小さな容器に分けて持っていくと、そのまま与えられるので便利。)
・水 (移動用に必ず持参しましょう。)
・消臭スプレー (ほかのワンちゃんのそそうのあとが残っている場合、スプレーをするとニオイが消えるので役立ちます。)
・ワクチン接種の証明書 (提示が入場条件の場所もあります。)
・バスタオル
・トイレシーツ
・迷子札・アイクロチップ
・粘着テープ (宿泊部屋の掃除に)
・グルーミング用品など。
看護士 西尾