熱中症にならないために…
熱中症は、高温多湿の風通しの悪い環境で、体温が急上昇し体の機能が破壊されてしまう病気です。
短時間で死に至ることもある恐い病気なので、充分に予防しましょう。
【予防として…】
- 室内の場合
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- ・クーラーで温度を調節する。
- ・ひんやりグッズ(前々回のお話でご紹介しています。)を活用する。
- ・部屋の風通しを良くする。
- ・充分な飲み水を置く。
- 外の場合
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- ・日陰で風通しのいい場所に居場所をつくる。
- ・充分な飲み水を置く。
- お散歩中の場合
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- ・涼しくて地面の熱くない時間帯に行く。
- ・こまめに水分補給をする。
- ・「息づかいが荒い、のろのろ歩く、目つきがトロンとしている」などの症状が見られたら、涼しいところで休ませる。
☆また、車の中はすぐに高温になるので、短時間であってもお留守番させないようにして下さい。
【熱中症になってしまったときの対処法】
- 意識がある場合
- すぐに涼しい場所へ移動し、冷たい水を飲ませたり、内臓に近いお腹を中心に水を全身にかけて下さい。(ただし、体が冷えすぎるので氷水は使わないで下さい。)動物病院に連絡をとり、指示を仰いで下さい。
- 意識がない場合
- 鼻と口だけ出して全身を水につけて下さい。(もしくは、シャワーをあててください。)体を冷やしながらすぐに動物病院へ。(この時、ぬらしタオルで体をくるむと熱が中にこもってしまいます。脇やそけい部、お腹にタオルで巻いた保冷剤などをあてながら、すぐに動物病院へ向かって下さい。)
担当:獣医師 加藤
2011年 8月 01日掲載
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