おしっこで気がつく冬に多い病気
ますます寒くなってきましたね。
冬の季節は動物たちも飲水量が減り、膀胱に濃い尿がたまりがちなせいか、膀胱炎や膀胱結石・尿道結石を患ってしまうワンちゃんや猫ちゃんが多いように思います。
次のようなサインが見られたら要注意です…!
お早めにご来院下さい。
- おしっこの回数が増えた・トイレにいく回数が増えた
- しようとするがおしっこが出ない
- おしっこをするときに痛そう
膀胱炎になると残尿感があるので、トイレの回数が増えます。また、血尿が出たりします。
尿道に結石がつまってしまった場合は、ワンちゃん・猫ちゃんはおしっこを出したくても出せない状態なのですが、これは放っておいて1日や2日がたつと、膀胱にたまった尿の毒素が急性に腎臓を侵し、次には体全体にまわってしまい、「尿毒症」という危険な状態になってしまいます。
こうなると元気も食欲もなくなり、嘔吐などの症状が見られます。
こうなる前に、飼い主さんの普段からの動物たちのおしっこの出具合や状態の観察が大事になります。
これらの病気のおうちでできる予防法としては、やはり水分をいっぱい摂らせてあげることです。
なかなかお水を飲まないこの場合は、肉のゆで汁やだし汁をあげたり、普段のゴハンをふやかしてあげたり、スポイトでお水を飲ませてあげるのも工夫のひとつです。
また、まめにお散歩をしておしっこをがまんさせないようにするのも、予防のひとつです。